OK Go 紙吹雪、Q&Aコーナー、歌舞伎モノマネも？待望のジャパン・ツアーがスタート

　OK Goのジャパン・ツアーが、2月17日に東京・渋谷TSUTAYA O-EASTでスタートした。

　ツアー初日となるこの日の公演は、早々とソールド・アウトとなり、会場の渋谷TSUTAYA O-EASTは1階、2階ともに超満員。エントランスにはミュージック・ビデオで共演したPerfumeからの花も飾られるなど、昨年大きな話題となったMV「I Won’t Let You Down」によって人気を急加速させたOK Goへの期待感に満ちていた。

　OK Goのライブでは定番となったステージが見えないほど大量の紙吹雪、曲間でのQ&Aコーナー、フロントマンであるダミアンによる歌舞伎のモノマネなど、数々の趣向を凝らしてファンを楽しませながらも、圧倒的な音圧、デジタルとアナログを高次元で融合した見事なサウンド、きらめくポップ・センスとロックの高揚感をすべて感じさせてくれる楽曲のオン・パレードで、まさに正統派ロック・ライブ・バンドとしての面目躍如というべきライブを披露した。

　ライブの中盤ではダミアンが1人でフロアの中央へアコースティック・ギターを片手に下り、満員のフロアのど真ん中で人気ナンバー「Last Leaf」を熱唱。曲の途中でくるりと向きを変えて座りなおし、また歌いだすなど、ファンの心を見事に捉えてみせた。そして本編の最後をファンの期待通り「I Won‘t Let You Down」で感動的に締めくくった後、アンコールのラストでは客席から20名以上のファンをステージに上がらせて、文字通りフロアとステージが一体となった感動のライブの幕を閉じた。

　OK Goは、ミュージック・ビデオではほとんどまったく演奏する姿を見せていない。そのためバンドであることにすら気づかれず、音楽に合わせて変わったダンスをするアメリカ人の集団だと思われていた時期もあったようだが、その実昨年の【FUJI ROCK FESTIVAL】でも、一部ではベスト・アクトの声も上がったように、派手なエンターテインメントとロック・バンドならではの高揚感をハイブリッドにしたステージに定評がある、技量の確かな“ライブ・バンド”なのだ。

　翌日2月18日に行われた大阪公演もすでにソールド・アウトしており、OK Gpのライブを生で見るチャンスは、本日2月19日の赤坂ブリッツ追加公演のみ。OK Goの、リアルな“ライブ・バンド”としての素晴らしいステージを体験して欲しい。

　また、ジャパン・ツアーが終了した翌日20日には、【YouTube Space Tokyo 2周年記念イベント】に出演、招待された少数の幸運なファンの前でアコースティック・ライブを披露する。加えてトーク・セッションには、メンバーと旧知の仲でもある真鍋大渡の参加が発表され、音楽と映像の分野におけるパイオニア2組によるトーク・セッションに注目が集まっている。このイベントはYouTube上でライブ・ストリーミングされるので、こちらも要チェックだ。

◎YouTube Space 2周年記念イベント 公開チャンネル
https://www.youtube.com/user/VictorMusicChannel/live

◎公演情報
東京 2015年2月19日(木) 赤坂BLITZ
開場18:00 開演19:00
6,000円(前売り/1F:スタンディング 2F:指定席 1ドリンク別)
INFO: SMASH http://smash-jpn.com/