歌丸、小三治、円楽、志の輔による夢の顔合わせ　イイノホールリニューアルで東京落語会四派代表が共演

　イイノホールで行われた落語公演に出演した（左から）立川志の輔、柳家小三治、桂歌丸、三遊亭円楽　(c)KYODONEWS

　１１月にリニューアルオープンする予定のイイノホール（東京都千代田区）で１８日、東京落語会の四派を代表する落語家４人による落語公演が行われ、桂歌丸、柳家小三治、三遊亭円楽、立川志の輔が、開演前に取材に応じた。

　四派の代表が一堂に会したことについて円楽が、「若手同士で一緒になることはたまにありますが、こんなに上っ面（トップ）がそろうことはない」と話すと、歌丸が「誰かの葬式でそろうことはありますけど」と笑わせ、「この会は亡くなった（５代目）円楽さんが若手のためにこしらえた会。これを６代目がしっかり引き継がなきゃいけない」と語った。

　４人の中では一番の若手となる志の輔は、「本来だと談志がこの場にいるはずなんですが、『喉が良くないから代わりに行ってくれ』と元気な声で言われた」と師匠である談志の物まねを交えて笑わせた。

　落語会では落語協会会長の小三治がトリを務め、通な観客たちをうならせた。