ＢＩＫＫＥが、映画の音声ガイドを収録　「イタリアっていいなという感じ」

　「こうした試みがあることは知らなかった」とＢＩＫＫＥ　(c)KYODONEWS

　映画「人生、ここにあり！」のバリアフリー上映素材制作に伴い、６日、ヒップホップバンドＴＯＫＹＯ　Ｎｏ．１　ＳＯＵＬ　ＳＥＴのボーカル、ＢＩＫＫＥが音声ガイドを収録した。

　実話を基にした本作は、精神科病院から追い出された元患者たちが協同組合を作る様子を描いたイタリア映画。

　バリアフリー上映とは、視覚や聴覚に障害のある人や高齢者のために、日本語字幕と吹き替え、ナレーションによる副音声を付けるプロジェクトのこと。

　ＣＭのナレーションなども務めるＢＩＫＫＥだが、「初めての経験。ＣＭなどとは違い、セリフがあってその間を受けるのが難しい」と苦笑いを浮かべた。

　だが、「自分もいろんな意味でフリーな立場なので、新しいことに挑戦させてもらえるはうれしい。こうした試みがあることを知ってもらうきっかけになれば」と前向きな発言も。

　最後は、「今回は声を大にして、いい映画だと言い切れる。イタリアっていいなという感じがした」と映画をＰＲした。

　映画「人生、ここにあり！」は７月２３日からシネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー。