リアーナ、新作で初の全米ビルボードNo.1アルバムに

　リアーナが「ダイヤモンズ」で全米ビルボード・チャート“Hot 100”12曲目のNo.1に輝いてから1週間、アルバム・チャート“Billboard 200”でも自身初のNo.1を獲得した。

　アルバム『アンアポロジェティック』は1週目で23万8000枚を売り上げ（ニールセン・サウンドスキャン調べ）、“Billboard 200”の首位に初登場した。これまで6枚のアルバムはトップ10入りしたものの首位獲得には至っておらず、“Hot 100”でのNo.1曲は数多いリアーナながら、今回はじめてアルバムでのNo.1獲得となったのだ。
　また同作は自己最高の週間売り上げ枚数も記録しており、20万7000枚を売り上げ3位だった2010年のアルバム『ラウド』を超えた。

　アルバムを6枚もトップ10入りさせながら、No.1獲得に至らないアーティストは他にもいる。スティングはトップ10アルバムが10枚にも関わらずNo.1はゼロ。シェリル・クロウもトップ10が8枚、ブラッド・ペイズリーが7枚、ラッシュは12枚など、No.1アルバムに縁のないアーティストは25以上にもおよぶ。

　なお、リアーナにNo.1アルバムがなかったことが注目されるのは、シングル・アーティストとしての実績と比べるからかもしれない。彼女は2005年のデビュー以来、12曲で“Hot 100”1位を獲得しており、これはマドンナ、ザ・スプリームスと並んで歴代4位となる記録だ。ちなみに彼女達の記録を超えるのは、ザ・ビートルズ（20枚）、マライア・キャリー（18枚）、マイケル・ジャクソン（13枚）だけだ。