倉木麻衣、フィナーレを迎えたカウントダウンライヴにて新曲初披露!

2014年1月6日 / 19:30

2013年12月31日、倉木麻衣の年末恒例となったカウントダウンライヴが、8回目の今回で遂にフィナーレを迎えた。

2013年12月8日からデビュー15周年イヤーに突入した彼女が下した決断は、いつも通りのことを当たり前にやるのではない、常に新鮮な何かを求めていく姿勢に満ちていた。その記念すべきファイナルカウントダウンライヴのオープニング、「Oh Ae Oh」の大きなLEDの文字に合わせて早くも会場一帯となっての「Oh Ae Oh」コールが起こる中、大きく拳を振り上げた倉木麻衣が登場。ライヴのために作られたようなヒットソング「一秒ごとに Love for you」で印象的に幕を明けた。

息をつく間もないまま「ベスト オブ ヒーロー」、携帯電話の着信コールから始まる遊び心溢れた演出の「State of mind」と続き、そこから「PERFECT CRIME」「Strong Heart」などメドレーで一気に畳み掛ける。アップテンポナンバーの心地よさに酔いしれたところで、「ICEFIELD」TVCMタイアップソングとしてもおなじみ、「Special morning day to you」のイントロが爽やかに鳴り響く。

“遠い未来を 素敵に思えたら

きっと 明日も 笑顔になれる”

繰り返されるサビ部分の歌詞がLEDに映し出され、会場一体となっての大合唱が始まる。オープニングとはまた違った、倉木麻衣ならではのナチュラルで心地いい雰囲気が会場をあたたかい感動で包んでいった。

この14年に感謝の気持ちを込めた倉木のナレーションと2013年の「RE:PROJECT」を振り返るような写真がLEDに映し出されてスタートした続くコーナーは「RE:ACT」と名付けられた特別なステージ。昨年伊勢神宮20年に一度の式年遷宮で行なわれた特別奉納【第62回伊勢神宮式年遷宮奉祝「TOKYO FM 倉木麻衣歌謡奉納」】で演奏されたナンバーの一部を再演したものだった。着物をイメージしたロングドレスに身を包みストリングスと共にステージに立った倉木。まずは「Secret of my heart」「Reach for the sky」などの代表曲をいつもとは違うアレンジでしっとりと聴かせ、続く「もう一度」「儚さ」を情感たっぷりに歌い上げる。そして「チャリティソングとして作りました」との言葉を挟み、9月に行なわれた自身のシンフォニックライヴ、10月に行なわれた松島での復興支援ライヴでも共演した【Tsunamiヴァイオリン】がファーストヴァイオリニストに手渡された。そしてこちらも9月のシンフォニックライヴ以来2度目の共演となるMeiを呼び込み、「あなたがいるから」の演奏が始まった。倉木麻衣真骨頂とも言えるバラードコーナーはいつにも増してその歌声が冴え渡り、そのコーナー最後はこの季節にぴったりの名バラード「白い雪」。バックの輝く雪の映像、ほのかに漂うスモークと共にふんわりあたたかな余韻を残したまま、その幕を閉じた。

続いて雰囲気は一転。男性2名、女性6名の圧倒的な迫力でダンスコーナーが始まり、座っていたオーディエンスも一斉に立ち上がり、ヒートアップモードに突入する。最新シングル「TRY AGAIN」でスタートしたこのセクションは「I scream!」「夢が咲く春」「always」などの代表曲を交えて、ダンサーとの息の合った軽快なステージで一気に駆け抜けていく。22時からスタートしたライヴは、あっという間にカウントダウンの瞬間を迎えることとなった。

その後、新年に合わせて衣装チェンジをした倉木が登場。

「一年間、応援してくださって皆さん本当にありがとうございました。今年一年の締めくくりとして、みんなが元気に幸せと笑顔いっぱいで愛を込めて過ごしていけるようにみんなでカウントしていきましょう! みんな思うことはそれぞれだと思いますが、辛いこと、苦しいことすべてカウントに流して、またここから“RE:START”して、すべての人達に “ありがとう”と感謝を込めて、自分自身にも“一年間頑張った。ありがとう”と感謝をし、これからも前に進んでいくんだという熱い気持ちでカウントしていきましょう!」

「10、9、8…ハッピーニューイヤー!!」

この日のために作られたオリジナルの銀テープが宙を舞いながら幕を開けたその瞬間。ステージ後方には「2014年第一弾リリース決定!!」「そのタイトルは…」の文字がドラマチックな演出で映し出される。「2014年も上を目指してみんなと一緒に駆け抜けていきます!新曲「Wake me up」聴いてください!」倉木の決意に満ちた一言で、映画『魔女の宅急便』主題歌となっている倉木麻衣最新曲「Wake me up」がスタートした。以前のインタビューで「サウンド的には、主人公のキキちゃんがほうきに乗って空を颯爽と飛んで行く、そんな広がる空をイメージして歌わせていただきました。」と語っていた通り、疾走感溢れるメロディと前向きで素直な歌詞は会場すべてを一瞬で虜にしていく。初めて聴いたとは思えないほど印象的に脳裏に焼き付くインパクトを与えながら、ライヴは最終コーナー「Love, Day After Tomorrow」「Stand Up」と駆け抜けていく。

「FUTURE KISS」の後奏が後を引く中、「最後にもう一回やっちゃいますか?」と続けた曲は…。そう、会場誰しも「もう一度聴きたい!!」と願った新曲、「Wake me up」。カウントダウン明け以上にパワフルで迫力に満ちた新曲披露は、トータル30曲に及ぶステージの疲れなど微塵も感じさせない完璧なパフォーマンスだった。鳴り止まない拍手と会場一杯の「Mai.K!」コールで締めくくられたカウントダウンライヴ。新曲のタイトル通り、彼女の新たな目覚めからますます目が離せなくなりそうだ。

【セットリスト】
12月31日(火)

神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール

一秒ごとに Love for you

ベスト オブ ヒーロー

State of mind

PERFECT CRIME

Season of love

Strong Heart

Everything’s All Right

Special morning day to you

Secret of my heart

Reach for the sky

もう一度

儚さ

あなたがいるから

さくら さくら…

Silent love~open my heart~

白い雪

TRY AGAIN

I scream!

Ride on time

夢が咲く春

ラララ*ラ

always

Wake me up

Love, Day After Tomorrow

Stand Up

touch Me!

PUZZLE

Growing of my heart

FUTURE KISS

Wake me up


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