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マイリーが、待望のライブ復帰を目前に控え、慈善活動への思いを語った。母ティッシュ・サイラスとともに、ホームレス状態にある若者や女性を支援してきた約12年間を振り返り、支援先であるマイ・フレンズ・プレイスとダウンタウン・ウィメンズ・センターへの取り組みをさらに強化している。
2014年の【MTVビデオ・ミュージック・アワード】(VMAs)で、マイリーは大ヒット曲「Wrecking Ball」で<最優秀ビデオ賞>を受賞した。しかし、その後に彼女が取った行動は、受賞そのもの以上に大きな注目を集め、より大きな影響をもたらした。
マイリーは自らムーンパーソンのトロフィーを受け取る代わりに、当時22歳で、かつてホームレス状態を経験したジェシー・ヘルトを代理としてステージに送り出した。ヘルトはメモを読み上げながら、会場にいた人々やテレビで視聴していた人々にマイリーのFacebookページを案内。そこでは、ロサンゼルスのコミュニティ・センター、マイ・フレンズ・プレイス(MFP)への寄付が呼びかけられた。その後まもなく、サイラスは「ハッピー・ヒッピー・ファウンデーション」を設立。現在は自身のマイリー・サイラス・ファウンデーションの一部となっている。
「私にとって、家はいつも安心できる場所でした。どんなときも愛し、支えてくれる家族がいたんです。12年前に財団を立ち上げたとき、当時の私と同世代の人たちをはじめ、そうしたものを持たずに人生を歩んでいる人が大勢いることに、心を動かされました」とマイリーは振り返る。「そして、ここロサンゼルスのすぐ近くに、ホームレス状態にある若者たちが深刻な支援を必要としている場所があることにも、強く心を動かされたんです」と彼女は続けた。
マイリーは現在、【VMAs】での出来事が自身にとって大きな転機だったと語る。「あまりにも多くの人が見過ごしてしまう、現実に生きる人々が直面している問題に光を当てるために、自分の影響力を使いたいと思ったんです」それ以来、サイラスはマイ・フレンズ・プレイスへの支援を続け、2024年からはダウンタウン・ウィメンズ・センター(DWC)も支援先に加わった。そして今月、その取り組みを大幅に拡大している。
現地時間2026年10月7日、マイ・フレンズ・プレイスは、ホームレス状態にある若者たちが安心して利用できる環境で、さまざまな支援やサービスを受けられる新たなキャンパスの計画を発表。マイリーは名誉会長に就任した。続く10月10日には、母ティッシュとともに、DWCの【2026 Every Woman Housed Gala】で表彰された。これを記念し、マイリー・サイラス・ファウンデーション(MCF)は同団体に100万ドル(1.5億円)を寄付。この寄付金は、ロサンゼルスのスキッド・ロウ地区における新たな住宅開発計画の資金に充てられる。
マイ・フレンズ・プレイスのエグゼクティブ・ディレクター、ヘザー・カーマイケルは、過去12年間にわたるマイリーの支援がもたらしたものを、一言で表すことはできないと語る。「善意が幾重にも重なり合う、万華鏡のようなものです。世界中の人々を魅了してきた人が、自分は誰からも見えていないと感じている人に目を向けてくれる。その経験は、信じられないほど衝撃的であると同時に、自分の存在をしっかりと実感させてくれるものでもあります」
授賞式では、DWCでピアサポート・スペシャリストを務めるアデリーン・バーサが、マイリーとティッシュに賞を贈った。バーサは10代の頃にマイ・フレンズ・プレイスを利用した経験があり、現在の仕事を通じて、長年にわたり2人と交流してきた。彼女にとって、2人を表彰できたことは“受けた恩を返す”ような経験だったと話した。
式典でバーサは、母娘と初めて会ったときのことを「ティッシュとマイリーがDWCを訪れたとき、私が自分の経験を話すと、2人が真剣に耳を傾けてくれているのが伝わってきました。そして、これまで取り組んできた活動や、今も続けている活動について話す姿を見て、本当にその言葉どおりのことをしているのだと感じたんです」と振り返った。
さらに、マイリーのハッピー・ヒッピー・ファウンデーションが当初から資金援助を行っていた施設のひとつが、マイ・フレンズ・プレイスだったと知ったときのことも明かした。「マイリーに“えっ、あれってあなたが支援していたの?”と言ったのを覚えています。“なるほど、初めてのことじゃないんだ。以前からこうした活動をしてきたんだね。それも、一度きりではなく、今もずっと続けているんだ”と思いました」とバーサは話した。
ティッシュにとっても、この活動は“大きな生きがい”になっているそうだ。「人生において、“本当は何がしたいんだろう?”と考えていた時期がありました。そして、これこそが自分のやりたいことだと気づいたんです。ずっと大切にしてきた、安全で美しい空間をつくることと、社会に恩返しをすることを結びつけられました。私は養子として育ち、家を与えてもらったこと、そして家が本当に安心できる場所であることをよく考えます。母親として、自分の家族にもそんな場所をつくろうとしてきました。誰もが、安心できる場所を持つ権利があるんです」
授賞式でのスピーチでは、マイリーも母親への感謝を伝えた。ティッシュは、マイリーとその姉妹たちが人生を通じて受けてきたのと同じ愛情や支援、気遣いを、DWCで出会う女性たちにも注いでいるとそうだ。スーパースターの母親であり、マネージャーでもあるティッシュにとって、マイリーが同じように人々を気遣う姿を見ることは、何よりの誇りだ。「本当に、これ以上うれしいことはありません。どの親も、子どもが世の中をより良い場所にする人に育ってほしいと願うものだと思います。彼女は財団を通じて、まさにそれを実現しています。自分たちが暮らす地域で、その影響を実際に目の当たりにできることは、私にとって大きな喜びです」と彼女は明かした。
DWCのCEO、エイミー・タークは、マイリーを地域社会のために影響力を発揮する“行動力を持った人物”と評した。約50年の歴史を持つ同団体にとって、今回のガラは“過去最大かつ最も成功した”イベントだった。タークは、マイリーとティッシュの2人が支援者となったことの意義についても語った。尊厳を大切にした居住空間やデイ・センターの整備を支援するだけでなく、常に話に耳を傾け、質問を重ねてくれることが重要だといい、「そうした好奇心と共感が、大きな意味を持つのです」と話した。
今年のガラでは、DWCが新たに立ち上げた「HOME」キャンペーンのために220万ドル(約3.4億円)が集まった。この取り組みは、住宅プログラムや支援サービスへの資金提供を目的としている。
タークによると、マイリー・サイラス・ファウンデーションからの100万ドルの寄付によって、スキッド・ロウ地区に新たな住宅施設「ローザズ・プレイス」が建設される予定だ。同施設には97戸のアパートメントが設けられ、ホームレス状態を脱する女性や、そこからの再出発を目指すサバイバーたちが入居する。マイリーとティッシュは、施設のインテリア・デザインにも携わっている。
「ガラでも話しましたが、本心からそう思っています。DWCとMFPの両方で名誉キャンペーン会長を務める私の役割のひとつは、寄付を呼びかけることです!」「私たちは大きく前進してきました。でも、まだやるべきことはたくさんあります」とマイリーは述べた。
さらに、「私は、人生で大切な女性たち、特に母と祖母への敬意を込めてMCFを立ち上げました。2人はいつも社会に恩返しをすることの大切さを教えてくれましたし、何よりも大切なのは心だと教えてくれたんです。どんなことを成し遂げたとしても、親切で、思いやりがあり、寛大な人間であること。それこそが大切で、私という人間を形作るものです。だからこそ、この活動をとても大切に思っています」と続けた。
今週、マイリーは特に大きな充実感を感じている。数日後には、ハリウッド・ボウルで2公演のソールドアウト公演を控えているからだ。彼女は初日の公演について、「久しぶりにフルセットで披露するライブ」とインスタグラム表現していた。「ある意味で、すべてが一巡して戻ってきたような感覚があります」「私の財団は、ロサンゼルスに重点を置いて活動してきました。自分が故郷と呼ぶ場所に貢献し、直接関わりたいと思っていたからです。慈善活動の原点となったマイ・フレンズ・プレイスから、文字どおり数マイルしか離れていない場所で演奏できることは、本当に特別です」とマイリーは語る。
By: Lyndsey Havens / Additional Reporting: Tetris Kelly / 2026年10月14日 Billboard.com掲載
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