エンターテインメント・ウェブマガジン
LDH JAPANの若手グループが中心となり、東京・SGCホール有明にて11日間連続で開催されるライブイベント【LDH DREAM PARK 2026 ~RISE OF THE CHALLENGERS~ presented by LDH PERFECT YEAR 2026】。10日目となる8月8日はPSYCHIC FEVERが登場した。
2026年4月から開催されていた、彼らのルーツをたどる【PSYCHIC FEVER JAPAN TOUR 2026 “THE ROOTS”】。その追加公演としてツアーをなぞりながらも、新たな曲を追加し、後半は 7月にリリースされた4年ぶりのフルアルバム『DIFFERENT』の曲を中心に構成され、彼らがさらにエネルギッシュにレベルアップしていることを証明し、未来への光を感じさせるライブとなった。その様子をレポートする。
彼らにとって初のホール公演となる会場には、ファンであるForEVERでぎっしりと埋め尽くされ、いまかいまかと彼らの登場を待ち望んでいる。その期待に応えるようにオールホワイトの衣装で登場すると割れんばかりの歓声に包まれ「SWISH DAT」からスタート。バンドの生演奏を浴びながらシリアスに、そして力強くたたみかけるマイクリレーで圧倒したまま「Run It Back」へ。艶やかで美しいメロディを聴かせJIMMYが「まだまだいけますか!」と煽りながらコール&レスポンスで盛り上がる「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」でひとつに。定番となったこの曲でForEVERの歌声が上がっていくのはいつ見ても、いつ聴いても心地が良い。より甘さを増したWEESAの歌声が会場に響き、ギターの音色が心地よく身体中に流れていくことを感じる「Temperature」では上下にペンライトが揺れていく。より楽しむ余裕を手に入れた彼らには屈託のない笑顔が浮かび、小波津志が「僕らは単独ライブでのホール(開催)は初めてなんですよ!」「最後まで楽しんで後悔なく盛り上がっていけたらと思います!」と煽り、メロウな「Pinky Swear」ではお決まりの剣が囁くシーンで大きく歓声が上がっていく。
雨と雷の音から始まった「Cold Rain」ではドラマティックな世界観を表現しながらも彼らの武器であるそれぞれの意思がにじむダンスで締め、生バンドだからこそより低音を効かせたギターの音色に震える「WARRIORS」で心を奪っていく。それぞれのメンバーにピンスポットが差し、歌い上げていくシーンからは、ただ歌っているだけにもかかわらず炎を背負っているかのように見えるのは彼らの歌唱力、表現力があるからだろう。重厚なバンドサウンドが似合う、痺れる瞬間だった。
JIMMY発案の今回のツアーの見どころである、全員が椅子に座り、しっかりと楽曲を聴かせていくコーナーでは、「Love Fire」からスタート。みんなが楽しそうに笑顔を交わす「What’s Happenin’」と続いた後、このFINAL公演で追加された「DOKONI」のイントロが流れると大きな歓声が上がっていく。久しぶりに披露された曲にみんなが身体を揺らし、WEESAが「一緒に歌って、踊っていきましょう!」と声をかけ、全員が立ち上がって歌い始めた「Gelato (Matcha Remix)」ではステージ上でセルフィーを撮影しながら緩く、気持ちよくパフォーマンス。小波津がコールで盛り上げると、半田龍臣が曲名にかけて「ジェラートより溶けちゃいました」とかわいく呟くと、さらに大きな歓声があがり、クラップが上がっていく。そのまま「Nice & Slow」で気持ちのいい音に包まれる優しくて温かい空間が広がっていった。
小波津がデビューからの想いを話し、「次に歌う曲は自分たちが初めて作詞をした楽曲です」「僕たちが楽しいだけじゃなくて、悔しい想いや、上手くいかない時に隣にいてくれたメンバー、スタッフ、家族、そして応援してくれるForEVERのみなさんがいたからこそここまで来ることができたと心から感じています」と溢れる想いを伝え、「ForEVER」を披露。みんなの気持ちがしっかりと込められた、ラブレターのような曲は、ホール中に美しく、真っ直ぐに響き渡った。
後半はDANCE TRACKからスタート。それぞれのルーツが異なる彼らだからこそ、披露するダンスは、クランプにブレイキンなどまったくジャンルが違うもの。その違いを認め、尊重するという想いのもと生まれた彼らのアルバム『DIFFERENT』をそのまま体現するかのような時間だった。
その後、懐かしい「Choose One」や「Bitter Sweet」などでForEVERとコミュニケーションを取りながら一つになっていくと、待望の『DIFFERENT』からの新曲披露のゾーンへ。「If You’re Mine」からスタートしJIMMYとWEESAが制作に関わった「Uh Oh」ではより力強いメッセージと突き刺すようなトラックで魅了し、渡邉のアカペラからスタートした「Into You」へ。このツアーで確実にボーカルとしての実力、才能が開花した渡邉の歌声に驚きながらも、それぞれのメンバーもしっかりと驚くほど楽曲の世界観を作り上げるレベルが上がっていることも実感できる瞬間だった。
メンバー全員がまさかの客降りで1階席を練り歩いた「Pink Lemonade」ではそれぞれファンサービスに徹し、「Masterpiece」ではサビで足音が揃ったダンスでありながら、それぞれがしっかりと個性を感じる振りになっているところに、彼ららしさを感じさせた。
JIMMYが「DJ RYOGAって知ってます?」と振ると会場からは大きな歓声が上がり、中西椋雅が「今日はホール会場ですよ! 低音は厚めでいこうよ!」と叫ぶと、この日のために作ってきたトラック×生演奏で「Up and Down」がスタート。ダンスフロアと化した会場がジャンプしながらさらに盛り上がり、「Highlights」へと繋がり自然と身体が揺れていく。照明と突き上げるような音に包まれながら「IGNITION」が始まるとタオルを振り回していく。剣が最高の笑顔でブンブンとタオルを振り回し、WEESAと渡邉が肩を組みながら笑顔で客席を見る姿がとても印象的だ。
小波津が「最後の曲となります!」と叫び、始まったのは「BAKU BAKU」。サビで全員がポーズをとるのが定番だが、サングラスポーズでなぜかちょっとずつズレていく半田の動きについつい目を奪われるも最高の盛り上がりで本編は終了。
アンコールの最後で披露された「PROMISE」では小波津が「最後に持ち帰ってください!」と叫んだ瞬間に銀テープが発射され、派手にステージを締めくくった。
中西は「一旦『THE ROOTS』はここで終わりますが、12月はファンクラブ限定ライブがあります」「これからもグローバルな活動を続けていきながら、みなさんに会いに行きたいと思っているのでよろしくお願いします!」とメッセージを届け、JIMMYは「僕にとってライブや皆さんが来てくれることが励みになっています。来年も10年後も一緒にこの景色を見れますか!? 次もお会いしましょう!」、半田は「僕たちはこれからアリーナやドームツアーなどを叶えていきたいのでついてきてくれたら嬉しいです!」とさらなる夢を語った。
自らのルーツを辿り、違いを認め、相手をリスペクトし、一緒に夢を叶えていく。そんな彼らのさらなる一歩を体現するような、とても素敵なファイナル公演だった。
Text by 吉田可奈
洋楽2026年8月12日
ミーガン・ザ・スタリオンが新たな時代へ突入する。現地時間2026年8月10日、米ヒューストン出身のラッパーは、インスタグラムへの投稿で、近日リリースするアルバム『Act: III』を予告した。 31歳のラッパーは、別人格であるティナ・ス … 続きを読む
洋楽2026年8月12日
アリアナ・グランデが、最新アルバム『ペタル』のリリースを受け、2026年8月15日付の米ビルボード・チャートで再び圧倒的な強さを見せている。 7月31日にリパブリック・レコードからリリースされた同作は、ルミネイトによると、米国で初週に2 … 続きを読む
洋楽2026年8月12日
ネイト・マーセローが、ニューアルバム『Fantastic Thoughts』の日本盤CDを9月11日にリリースすることが決定した。 Leaving Recordsから登場する本作は、プログレッシブ・ロック、ジャズ・フュージョン、アンビエ … 続きを読む
洋楽2026年8月12日
現地時間2026年8月11日に【ナッシュビル・ソングライターの殿堂】は、2006年のセルフ・タイトル・デビュー・アルバムでカントリー・アーティストとして音楽キャリアをスタートさせたテイラー・スウィフトが2026年の<コンテンポラリー・ソン … 続きを読む
洋楽2026年8月12日
ジョージアでの初ライブ直前、ビルボード・ジョージアが楽屋でモービーを直撃。音楽とアクティビズムの役割について訊いた。 7月30日、2026年のワールド・ツアーの一環として、モービーが初めてジョージアのステージに立った。待望のジョージア公 … 続きを読む