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カーリー・サイモンが、最近2つの健康問題と闘っていたことを明かした。81歳の「You’re So Vain」の歌手は、パーキンソン病と皮膚癌の一種の診断を受けたにもかかわらず、自分は“まだここにいる”と誓っている。
現地時間2026年7月27日、サイモンは米ビルボードに寄せた声明で、最近“比較的沈黙している”ことや近況について尋ねる手紙を数多く受け取っていることを認めた。「実を言うと、私はパーキンソン病とともに生きる術を学んでいたのです」と彼女と明かし、「この診断を理解し、それに順応し、どこまで公に語るべきかを決めるまでに、それなりの時間がかかりました。パーキンソン病は人によって現れ方が異なり、予測不可能なこともあります。ある日はあまりに疲れていて、一日を始めることすらできません。また別の日は、動いたり、考えたり、仕事をしたり、自分らしく感じたりする余裕が少し生まれるのです」と述べている。
彼女の体調に関する問題は両膝と片方の股関節の関節炎から始まったが、3つの関節すべてを人工関節に置換した後も歩行の困難が続いたため、それは回復過程の一環だと考えていたという。その後も可動性は悪化を続け、椅子から立ち上がることや介助なしで歩くことが困難になる中、彼女はメイヨー・クリニックでパーキンソン病の診断を受けた。
パーキンソン病は進行性の脳疾患で、震え、動作の緩慢化、四肢のこわばり、バランス障害といった症状に加え、うつ、不安、無気力、幻覚、睡眠障害などの非運動性の症状も伴う。この病に治療法はまだない。パーキンソン財団によると、米国では推定110万人がパーキンソン病とともに生活しており、毎年およそ9万人がこの疾患と診断されている。
サイモンは、関節のこわばりやその他の詳細不明の症状を和らげるため、投薬を含む治療を開始したと明かした。「この病には、きちんとした、あるいは予測可能な進行スケジュールというものはありません。私のカレンダーに相談してから、その日がどんな一日になるかを決めるわけではないのです。パーキンソン病は通常、動作や震え、バランスと結び付けられますが、それは体だけにとどまらず、もっと多くのものに影響を及ぼし得ます。不安、うつ、疲労、そして無気力をもたらすこともあります。中でも無気力は特に奇妙なものです。まるでヒトデが天日干しにされているかのように、腕をあらゆる方向に広げたまま横たわり、それでいて内側からは、起き上がれ、読め、見ろ、書け、歌え、誰かに電話しろ、何かをしろという声がまったく聞こえてこない、そんな状態に陥ることがあるのです」と彼女は綴っている。
彼女はさらに、パーキンソン病の診断を受けたのとほぼ同じ時期に、顔面の基底細胞癌の治療も受けていたと付け加えた。メイヨー・クリニックによると、この疾患は基底細胞に由来する皮膚癌の一種であり、日光にさらされることの多い体の部位に発生することが最も多いという。
癌は除去されたものの、その手術はサイモンの容姿に影響を及ぼし、人前に姿を見せることへの気後れを一層強めた。「私は自分の容姿について、他の誰もが想像もつかないほど常に厳しい目を向けてきました(皮肉なことに、それが“You’re So Vain”(すごく見栄っ張りだね、という意味)を書いた人間なのですから)。そしてこの一件が、私の内なる批評家に新たな材料をたっぷりと与えてくれたのです」と彼女は書いている。
パーキンソン病の診断、癌の手術、そしてその精神的な余波の間で、サイモンは公の場から身を引くことが“最も受け入れやすい反応”だったと語る。「冬にも夏にも冬眠が許される生き物がいるとするなら、私はさしずめオールシーズンの熊になったというわけです」と綴っている。
サイモンのファンにとって朗報なのは、彼女が仕事の手を止めていないという点だ。【ロックの殿堂】入りを果たしたこのアーティストは、『Comes in Waves』と題した新作アルバムの制作にも着手していることを明かした。「それは今もどこか謎めいて感じられます。音楽はいつだって、訪れるべき時を心得ていました。音楽はこれまで数え切れないほど私を救ってくれました。まるで猫や犬が、あなたがどこかあなたらしくないと察知した時、そっと隣に現れるかのように。このアルバムには、私を待ち続けていた曲や曲の断片が収められていて、中には何年も前から待っていたものもあります。メロディーや歌詞、アイデアが書き留められては仕舞い込まれ、いつか時間と気持ちの余裕ができた未来に完成させるはずでした。どうやら、その未来が今だったようです」と述べている。
サイモンは、2009年に23作目のスタジオ・アルバム『ネヴァー・ビーン・ゴーン』を発表し、2曲の新曲(「Songbird」と「No Freedom」)を、自身の愛される名曲群のアコースティック・バージョンとともに収録した。彼女にとって直近の完全新作アルバムは、2008年の『ディス・カインド・オブ・ラヴ』だ。彼女は、新作アルバムの制作がともすれば形のない日々に“輪郭”を与えてくれ、“病は人生を変えることはあっても、人生のすべてになるわけではない”と改めて気づかせてくれたと語る。
彼女は投稿の中でさらに、パーキンソン病とともに生きる術を学びながら、自分自身の本質的な部分を手放していないと感じ続けることは、時に困難で、もどかしく、恐ろしくさえあると付け加えた。「私は今も書き、歌い、想像し、笑い、悩み、思い出し、そして時々、詰め込みすぎた椅子に埋もれています」と語り、支えと助けを与えてくれた子どもたち、家族、友人、医療チームに感謝の意を伝えた。
「多くの方々が心から案じて連絡をくださったので、今このことを共有したいと思いました。その気遣いには心を打たれます、たとえどう応えればよいか分からずにいたとしても。近頃は動きもより緩やかになり、以前より人に頼ることも増え、毎日が少しずつ違って見えるということを受け入れられるようになりました。それでも、私はまだ、紛れもなくここにいるのです」と彼女は締めくくった。
全12曲収録の『Comes in Waves』は、主にサイモンのマーサズ・ビンヤードの自宅で作詞・作曲・録音され、8月14日に発売予定だ。ラッパーであり友人でもあった故ジョン・フォルテに加え、このアルバムには彼女の息子ベン・テイラーと、アルバムのカバー・アートを手掛け、ボーカルでも参加した娘サリー・テイラーが名を連ねている。同作からの2曲目のシングル「Peaches」は、7月31日にリリース予定だ。
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