ヤングブラッド、“仕込まれたアーティスト”であるとの声に言及 シザ/スコット・イアンらが反応

2026年7月8日 / 14:00

 ヤングブラッドが、ネット上の批判や業界内の懐疑的な視線、そして自身をいわゆる“インダストリー・プラント”(業界に仕込まれたアーティスト)であると決めつける声について心情を吐露する投稿を行い、それを受けて他のミュージシャンや著名人から支持のメッセージが寄せられている。

 本名ドミニク・ハリソンの英国人アーティストは、チェコ・クラーロヴェーで開催された【ブラッドフェスト】でヘッドライナーを務めた後、ステージ上で数千人のファンを前に感極まる姿を見せ、その後SNSで胸の内を明かした。長文のキャプションの中で、その瞬間がパフォーマンスであると見られたくないという思いから映像の投稿を迷ったものの、「これは実際に起きたことで、嘘偽りのないものだから」と最終的に公開を決めたと綴った。

 「正直に言うと、最近本当に苦しんでいた」とヤングブラッドは書き、ステージを降りた直後は高揚感に包まれていたが、その後一人シャワーの中で“がっくりきた”と続けた。

 さらに、アーティストが次から次へと節目を迎えることを求められる今の時代において、キャリア上の大きな瞬間を消化することの難しさについても言及した。「今の時代にアーティストであるということは本当に奇妙だ。何もかもがあまりに速く動いていくから」と綴っている。

 ヤングブラッドはまた、自身の躍進に常につきまとってきた批判にも触れ、見知らぬ人々からの“大量の憎悪と不信”、そして“辛辣なミュージシャンたち”の存在が重くのしかかっていたと明かした。この10年間、自分がしようとしてきたのはただ”愛を広め、自分が信じるものを築き上げ、人々を安全な場所で一つにすること”だったと語った。

 また彼は、自身をめぐるインダストリー・プラント論争に異を唱えたブラント・マガジンの最近の記事にも言及し、その記事によって自身の思いが正当に認められたように感じたと述べた。

 投稿の最後には、ファン・コミュニティへの感謝と、次の章に進む前にキャリアのペースを消化する時間が必要だという思いを綴っている。「これを読んでくれている美しいコミュニティのみんなへ。君たちがいてくれることを、僕がどれほど幸運に思っているか知ってほしい」と書き、「この人生を君たちと共に過ごせることは、なんという光栄だろう」と続けた。

 この投稿には、ロック界やエンターテインメント界から多くの支持のメッセージが寄せられた。スレイヤーおよびエクソダスのギタリスト、ゲイリー・ホルトはコメント欄でインダストリー・プラントというレッテルを否定し、仕込まれたアーティストには、「君が【バック・トゥ・ザ・ビギニング】でやったことはできない」と、昨年開催されたブラック・サバス関連イベントでのヤングブラッドのパフォーマンスに触れて綴った。

 アンスラックスのギタリスト、スコット・イアンもそのパフォーマンスを称賛し、「僕は【BTTB】のステージ袖に立って、君が“Changes”をどう昇華させたか、その稀有な空気を吸う瞬間を見ていたよ。すべてを勝ち取ったのは君自身だ、ドム。乾杯だ、兄弟」と綴っている。

 シザも、「応援してる」と短いメッセージを寄せたほか、俳優のアリッサ・ミラノやカリスマ・カーペンターも反応した。ミラノは、ヤングブラッドがファンを自分の心の中に迎え入れていることを称賛し、カーペンターはこの投稿を見て彼の音楽を聴いてみたくなったと述べている。

 今回の一件は、ヤングブラッドにとってまさに目覚ましい快進撃の最中に起きた出来事だ。2025年のダブル・アルバム『アイドルズ』は米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で73位を記録し、昨年11月にリリースされたエアロスミスとのコラボレーションEP『ワン・モア・タイム』は、同チャートでTOP10入りを果たしたほか、米ビルボード“Rock & Alternative Albums”チャートで1位を獲得し、彼にとって初の米国TOP10入りとなった。


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