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デイヴ・グロールは、これまで数多くの名盤を聴いてきた。だが、“完璧なアルバム”を一枚挙げてほしいと問われたとき、彼の頭にすぐに浮かんだのは、ピクシーズのある名作だった。
英BBC6ミュージックの最新インタビューで、フー・ファイターズのフロントマンであるグロールは、自身が完璧だと考えるアルバムの一枚として、ピクシーズによる1988年のアルバム『サーファー・ローザ』を挙げ、そのプロダクション、ソングライティング、そしてボーカルの相性の良さを称賛した。
「あのレコードは、いろんな理由でものすごく愛してるんだ」とグロールは述べ、「一つは、あの全能のスティーヴ・アルビニがプロデュースしたってこと。そして、彼の途方もないエンジニアリングのサウンド技術を世に知らしめ、なおかつ人気を博した、おそらく最初のアルバムだったこと」と続けた。
アルビニがプロデュースした、ピクシーズのデビュー・スタジオ・アルバム『サーファー・ローザ』は、歪んだギター、鋭いダイナミクスの変化、そしてシュールな歌詞を、ブラック・フランシスとキム・ディールのボーカルの掛け合いと組み合わせ、オルタナティブ・ロックを代表する一枚となった。
グロールは、その組み合わせこそが、このアルバムを自分にとってこれほど色褪せないものにしている要因の一つだと指摘した。「ピクシーズのシンガーである(ブラック・フランシス)は、素晴らしい作詞家だった」とグロールは語り、「彼の歌詞はとにかく……抽象的で知的なものから、ばかばかしく聞こえて、ある意味ほとんど間抜けとも思えるようなものまで、両極のあいだを行ったり来たりするんだ」と説明。
彼はさらに、「彼の声と、キム・ディール、その二人の声が重なると、本当に見事に調和されていた。そして当時としては珍しかった。彼らはこの独特のダイナミクスを、いわば生み出したんだ。しかも、そのシンプルさが本当にパワフルだった」と述べた。
ピクシーズが、1980年代後半から90年代のオルタナティブ・ロックを形づくった“ラウド・クワイエット・ラウド”のダイナミクスに与えた影響は広く認められており、グロールが『サーファー・ローザ』を敬愛するのも、驚くことはない。グロールがドラムを叩いていたニルヴァーナも、その系譜としばしば結びつけて語られるバンドの一つで、一方でフー・ファイターズは、メロディックなノイズとハードなギター・ロックの要素を、自らの作品に受け継いできた。
フー・ファイターズのリーダーであるグロールは、このアルバムの色褪せなさを示す、シンプルな一言で称賛を締めくくった。「あのレコードは、たぶん1万回は聴いてきたけど、今でも大好きだ」と彼は話し、「今だって、毎日でも聴いていられるよ」とコメントした。
グロールのこの発言は、フー・ファイターズがバンド12作目のスタジオ・アルバム『ユア・フェイヴァリット・トイ』の最新の時代を歩み続けるなかで飛び出した。4月にリリースされた同作は、2023年の『バット・ヒア・ウィ・アー』に続く一枚で、ドラマーのイラン・ルービンを迎えて初のスタジオ・アルバムとなった。
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