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HAGANEが、2026年6月23日に東京・恵比寿LIQUIDROOMにて、【HAGANE 8周年記念ライブ PHOENIX∞(インフィニティ)】を開催した。それぞれが培ってきた力と音楽にかける思いを圧巻のバンドサウンドに込めて、会場に集結した剣士(HAGANEファンの総称)たちに轟音で感謝を伝えた。
2018年6月23日に活動を開始、2024年4月から現体制となったHAGANEは、ライブのたびに連続ソールドアウトを叩き出しており、8周年記念日となるこの日もフロアはギッシリ埋まっていた。SEとして「Fly Infinitely」が流れ、大歓声に迎えられてJUNNA(Dr)、Sayaka(Ba)、Sakura(Gt)がステージに上がりスタンバイ。最後に凪希(Vo)がステージに上がると「恵比寿ー! HAGANE 8周年記念ライブ、声出せますか!?」と煽って、JUNNAのフィルインで「WintrySky」からライブがスタート。拳を突き上げ、大音量のクラップ、サビでは凪希が左腕を突き上げながら歌うと、「Hey! Hey!」と声を挙げながら拳をステージに向ける観客たち。オープニングから異様な盛り上がりだ。
Sakuraがリバーブの効いた幻想的なギターソロを聴かせて、凪希はSayakaと立ち位置を入れ替えたりJUNNAの横に行ったりと動きながらパフォーマンスを見せて、ヘヴィかつタイトな演奏と歌を視覚的にも存分にアピール。「よかったらタオルの準備をよろしく!」と呼び掛けて「GoGoKart」へ。フロアは一斉に青いタオルで埋め尽くされた。ギターのアルペジオに続き観客のコーラスを呼び込んでから歌い出した英語詞の「Connect」では、多くの人が演奏と歌に乗せて腕を左右に大きく振り、あたたかな空気に包まれた。
「本日は【HAGANE 8周年記念ライブ PHOENIX∞】にお越しいただき、ありがとうございます! 新衣装になりました!」と艶やかな和装のファッションをアピール。「今日はあんまり、おしゃべりする時間がないです。みんなだっていっぱい曲、聴きたいでしょう?」(凪希)と、メンバーの自己紹介から「SoulBeats」でライブが続く。コール&レスポンスに始まり、疾走するバンドサウンドに乗せて、凪希は身振り手振りを交えながらお立ち台からフロアを扇動する。Sakuraが中央に出て長いソロを弾き切ると大歓声が沸き起こるなど、誰もがHAGANEの楽曲とパフォーマンスを余すことなく楽しんでいるのがわかった。
Sakuraが激しいライトを浴びながら高速なリフを弾き出すと「ウォ~!」と声が上がり2ビートの怒涛の演奏で「BlackCult」へ。凪希、Sakura、Sayakaがセンターに集まりポーズを決めると大歓声が起こる。この日はライブ中、終始とてつもない盛り上がりで、メンバーたちの一挙手一投足に対する反応に、いかに彼女たちのライブが待ち望まれていたかがよくわかった。凪希が「さあ、みんな一緒に歌いましょう!」と凪希が呼び掛け、Sakuraのギターメロとユニゾンのコーラス「Oh~Oh~」で大合唱となった。続く「ZERO」でも、ステージとフロアが一帯となる合唱となった。ここまでの7曲はデビューから1stアルバム『Code ; 9021』までの曲でまとめられており、曲の最後にコーラスを観客に託してメンバー4人はステージ袖に下がった。
SE(「Victoire」)が流れ出し、再びステージに上がる4人。旧体制から新体制へ。始まったのは、新体制後に初めて発表したEP『Life Goes On !』からの「天下五剣」だ。怒涛のツーバスに急かされるような激しく疾走感溢れる演奏とハイトーンなボーカルで迫る4人の迫力に圧倒されながら、剣士たちも必死に声を上げ、拳を突き出す。続いては2ndアルバム『TOP OF THE TOWER』の収録曲「Start Our Journey」へ。明確に過去と現在へとHAGANEの存在証明を体現したセットリストが爽快だ。凪希によるアカペラで始まった「Not Lose」では、圧巻の歌声とバンドの一体感に、賞賛の拍手が送られた。
8周年にまつわるMCでは、バンドの創設者であるSakuraが、2023年にメンバー3人が脱退した際に谷底へと落ち込んだ心境を振り返る。その際にSayakaが「私はSakuraちゃんを尊敬してるから、私は残るよ」と言ってくれたエピソードを話しつつ、「私はあのとき誰一人も残らなかったら、マジでやめようかなと思っていたんですよ。だから、Sayaka、残ってくれてありがとう」と心境を吐露。「Sayakaもそうだし、2人(凪希、JUNNA)が入ってくれていなかったら8周年はなかった。今日という日を無事迎えられて、本当によかったです。お客さんとしてリキッドルームに来たことはあったけど、自分がこういう景色を見られるとは思ってなかったです。みなさま本当にありがとうございます!」と感謝して、万雷の拍手が送られた。
声出ししてからドラム、ベースのリフ、ギターが順番に加わり始まった「剣のレコード -Records of TSURUGI-」で「みなさん、ついてこれますか!?」と煽る凪希。ボーカルとベースによるユニゾンフレーズの合間を「Hey! Hey!」と会場中からコールが沸き起こる。ベースソロ、ドラムソロ、ギターソロでますますステージと会場が1つに。「Kagome」ではオリエンタルなリフと歌詞、どっしりヘヴィなリズムに合わせて祭りごとく大きな掛け声が上がる。一転してハイスピードな「Hero Time」へと続き、フロアにマイクを向けると声を上げる剣士たち。ギターソロの際にも「Hey! Hey!」と声を合わせ、ソロの後半でSakuraが高速タッピングを見せると「ウォォ~!」とどよめきにも似た歓声が沸き起こった。
ライブは終盤に差し掛かり、それぞれが8周年についての思いの丈を話す。
「加入することが決まって初めてライブをしたときに、『ちゃんとファンの方たちが受け入れてくださるかな?』とか、いろんな不安があったんですけど、そのときにみなさんが温かく迎えてくださって、すごくうれしかったのを覚えています。今までは『大丈夫、自分は頑張ってきたから』って思いながら演奏してきたんですけど、今はもう『メンバーが一緒にいてくれるから大丈夫』って思えるようになりました。私もみなさんと一緒にHAGANEの新しい歴史をたくさん作っていくので、9周年もまた一緒にお祝いしていただけたらうれしいです。」(JUNNA)
「HAGANEは様々な困難に立ち向かってきたバンドです。私も8年前はHAGANEにいなかったし、『8周年です、ありがとう』なんて簡単に言えないんですよ。それで言うとJUNNAちゃんも凪希ちゃんも、私とSakuraちゃんが想像もできないような葛藤とか、迷いとか、今でも抱えながら、それでもこんなに笑って私たちと一緒にやってくれているんだと思っています。そして剣士のみんなも、本当に私たち以上に辛い思いをしてこの8年間、応援してくれていると思ったんですよ。すべてをひっくるめてHAGANEなんだって思ったんです。今この瞬間、みんなが見てくれているHAGANEをどんどん更新して『HAGANE最高!』って思ってもらえる限り、私たちはステージに立ちたいと思っています。」(Sayaka)
「8周年ということで、縁起のいい“∞” というタイトルをつけたんですけど、その無限の中にみなさんが入っているので、これからもその無限をつないでいただけるとうれしいです。来年も6月23日、9周年に向かって一緒に歩んでくれますか?(大歓声)」(Sakura)
「(HAGANEは)Sakuraちゃんが必死にメンバーを集めて、途中でいろいろな選択をして、今がその答えになっているんですけど、全部がちゃんとした答えだと思っているんです。前の体制だってちゃんとした答えだし、今この体制になっていることも答えなので、これからどうなったとしても、私たちが出し続ける答えをみなさん信じてついてきてくださればうれしいです。今日来てくれたみなさん、本当にありがとうございます!」(凪希)
ライブを再開すると、7月9日発売の新しいEP『METAL QUEST』から、JUNNA作詞による新曲「月光-TSUKIKAGE-」が初披露された。ドラムから始まりギター、ベースが加わるかなりラウドで豪快な1曲で、フロントメンバー3人がお立ち台に上がりパフォーマンス。途中、凪希によるセリフが差し込まれる場面もあった。「Out of the Darkness」では高速なBPMの演奏に乗せた凪希の伸びやかで雄弁なボーカルが素晴らしく、大きなサウンドスケープを描き出した。マイクを受けるとフロア中からメロイックサインと共に大きな声が集まった。ラストは「With a Dream」のシンプルでやさしいサウンドとメロディがさわやかに会場を包み込み、凪希が「みんな、愛してるよ!」と叫んでステージを降りた。
「HAGANE! HAGANE!」とアンコールを求める場内の声に応えた4人はステージに上がると、「HAGANEが何歳になっても応援してください!」と「Life goes on !」へ。弾けるように爆発的なパフォーマンスを見せる4人に対し、会場中がタオルをグルグル回しながら大合唱を返して、ハッピーなエンディングとなった。曲が終わり記念撮影を行うと「みなさまのおかげで無事に8周年、8歳のお誕生日を迎えることができました! 長い旅路になると思いますが、この4人でしっかりと前を向いて進んでいきますので、これからも応援よろしくお願いします!」(凪希)とメッセージ。最後は4人が揃って生の声で「ありがとうございましたー!!」と声を張り上げて感謝を伝えて、終始大盛り上がりだった8周年記念ライブを締めくくった。
Text by 岡本貴之
Photos by TAKASHI KONUMA
◎セットリスト
【HAGANE 8周年記念ライブ PHOENIX∞】
※2026年6月23日(火)東京・恵比寿LIQUIDROOM
SE1. Fly Infinitely
1. WintrySky
2. GoGoKart
3. Labradorite
4. Connect
5. SoulBeats
6. BlackCult
7. ZERO
SE2. Victoire
8. 天下五剣
9. Start Our Journey
10. Not Lose
11. 剣のレコード -Records of TSURUGI-
12. Kagome
13. Hero Time
14. 月光-TSUKIKAGE-
15. Out of the Darkness
16. With a Dream
EN1. Life goes on!
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