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現地時間6月15日、英国のキア・スターマー首相は、若者のオンライン安全と健全な成長に関する労働党の懸念を受け、SNSへの厳格な年齢確認ルール導入計画を発表した。
議会で通過すれば、2027年春までに英国全土で施行される見通しで、Snapchat、TikTok、YouTube、Instagram、Discord、Facebook、X、そしてストリーミング・プラットフォームのTwitchなど、ユーザーがコンテンツを投稿しアルゴリズムと関わるプラットフォームへの16歳未満のアクセスが制限される。WhatsAppやSignalなどのメッセージング・サービスは適用除外となる。
AppleとGoogleは、スマートフォンを使用する子どもへの年齢確認を実施することが求められる。確認方式はAIによる自撮り写真からの年齢推定、または銀行情報や公的身分証の提出が一般的だ。これは、成人向けコンテンツを掲載するウェブサイトに利用者の年齢確認を義務付けた2023年オンライン安全法により導入された既存技術の拡張適用となる。
「今日は国にとって重要な瞬間だ。子どもたちと私たちの未来にとって、大きな一歩だ。SNSは子どもたちを不幸にしている。いじめや嫌がらせを容易にし、危険なコンテンツへの露出により精神的健康を損なっている」とスターマー首相はダウニング街での記者会見で述べた。
この方針は、世界に先駆けて1月に施行されたオーストラリアの禁止措置に続くものだ。オーストラリアでは16歳未満による新規SNSアカウントの開設が禁止され、既存のアカウントも停止された。BBCの報道によれば、Facebook、Instagram、Threadsを傘下に持つMetaは昨年12月からティーン向けアカウントの閉鎖を開始し、禁止措置の施行から数日間で約55万件のアカウントをブロックしたという。
英国政府は11万6,000件の回答が寄せられた意見公募の結果を参考に判断したとし、保護者の9割が禁止を支持していると主張している。スターマー首相は、SNSが関与したとみられる子どもの死を経験した遺族とも面会した。
詳細はまだ確定していないが、英国のアーティスト、マネージャー、レーベルにとって、音楽マーケティングは根本的な転換点を迎えようとしている。TikTokやInstagram Reelsがエンゲージメント成長の主要ドライバーとなってきた中、業界は今、ショート動画を通じて新作を発見してきた若い層にどうリーチするかの再考を迫られている。
その不透明感は、Z世代向けマーケティングに直接携わる業界関係者にも共通している。18~25歳のクリエイター200人超のネットワークを持つデジタル・エージェンシー=Lemontankの創設者でディレクターのジェイコブ・リッカード氏は、ソニー、ユニバーサル、ワーナーの三大レーベルを最近のクライアントに持つ。「中毒性の高い無限スクロールと緩いコンテンツモデレーションが若者に害を与えていることは疑いようがなく、この政策がプラットフォームへの改善圧力になることを期待しています」とビルボードUKに語った。
「ただ、子どもたちが現代文化、コミュニケーション、創造性の大きな部分を失うことは残念ですし、禁止を回避しようとすることで、かえってリスクが高まることも懸念しています」
YouTube、Snapchat、X、Metaなどのテクノロジー企業も、若者が規制のない代替サービスに流れると警告している。YouTubeはビルボードUKへの声明で「一律禁止は子どもたちを管理された安全な環境から追い出し、匿名性が高く安全性の低いサービスへと向かわせる」と述べた。
業界内では、音楽消費とファンダムにSNSがこれほど深く組み込まれている中で、こうした制限が実際にどこまで機能するかを疑問視する声もある。規制強化の意図自体は概ね歓迎されているが、オーディエンスのさらなる分断を招くとの見方もある。
Music Managers ForumのCEO、アナベラ・コールドリック氏によると、同日開催された会員との会議ではさまざまな見解が示された。あるマネージャーは「業界は短期的なバイラル性への依存度が高くなりすぎた」と指摘し、「いいね」や再生回数が音楽制作に集中したいアーティストにとっての「評価指標になってしまっている」と述べた。また別のマネージャーは、16歳未満のクライアントが自身のSNSアカウントを運営できなくなるという具体的な問題を挙げた。
アーティストにとって、これは重要な課題を提示している。SNSプラットフォームがこれまで生み出してきた帰属意識や好奇心をいかに維持しながら、現代のスーパーファンが生まれてきた主要な場を失わずに済むか、という問いだ。
ウェールズのシンガーソングライター、キャティ(CATTY)は最近、シザがインスタグラムに反応されたことで注目を集めた。彼女はカーナーヴォンで育ち、そこでは「村で唯一のゲイ」のような気分だったという。コミュニティと創作のインスピレーションの両方を求めて、10代の頃にSNSを利用し始め、他のLGBTQ+の人々とつながった。彼女はこの経験が、自身の音楽的アイデンティティを形作る助けになったと語っている。「私は、一緒に育った人たちとはまったく異なる考えを持っていました。もしネット上で見つけたコミュニティに出会っていなかったら、いつまでも本当の自分を隠していたと思います」と彼女は言う。
「インターネットは年齢を問わず暗い場所になり得る」と認めながらも、キャティはクィアの若者にとってオンライン空間が今も果たす役割に目を向け、「まだカミングアウトしていない、私の音楽を聴いている子どもたちからDMを受け取ることがあります。その安全な場所を奪いたくないです」と述べた。
SNSは「若いファンが仲間を見つける場所」と語るのは、匿名を条件に取材に応じた大手レーベルの幹部だ。DiscordのアクティブなサーバーやInstagramのブロードキャスト・チャンネルを通じて、リスナーはアーティストの音楽の受動的な消費者から、その世界の能動的な参加者へと変化できる。こうした親密な空間では、スーパーファンがリリースをサポートするストリーミング・パーティーを企画したり、歌詞やビジュアルについての考察を共有したり、アルバムの内容を集団で解釈したりすることが可能だ。
「このSNS禁止をめぐる議論で見落とされているのは、ファンダムそのものの規模への影響です。その空間がなくなれば、アーティストはプロモーションとしてのリーチだけでなく、スーパーファンを生み出す条件そのものを失う。オフSNSでのコミュニティ構築、直接的なファンとのつながり、そして物理的な場がこれまで以上に重要になります」と同幹部は続ける。
オフライン・イベントへの参加は、近年多くのポップスターのアルバム展開において中核的な要素となりつつある。1月にはハリー・スタイルズがチャート首位を記録したシングル「Aperture」のリリースに先立ち、ファンが実際に集まる先行試聴イベントを開催した。チャーリーxcx『ブラット』のキャンペーンは招待制のクラブナイトにまで広がり、ビリー・アイリッシュはロンドン公演の一環として体験型グッズ・ポップアップを展開した。
英国では、23歳のソングライター、アレッシ・ローズやポップ・パンクバンドのサウス・アーケードといった新世代のデジタル・ネイティブなアーティストが、SNSに溢れる情報の中から目立つ存在となるため、デビュー当初からこの「リアルワールド」でのファンとの関わり方を積極的に取り入れてきた。アレッシ・ローズは2024年末にキャピトル・レコードと契約する以前から、宝探しイベントやスタジオでのカジュアルな交流会を通じて熱狂的なファン層を築いていた。サウス・アーケードは、全国各地の草の根的な会場での交流会を通じて、その口コミ人気をさらに高めていた。
Lemontankの調査では、若者の間で「つながりとオフラインの癒しへの一貫した需要」が確認されていると、リッカード氏は言う。公的ユースセンターが2023年時点で約1,200か所閉鎖されるなど(労働組合ユニゾンの調査による)、地方自治体への緊縮財政の影響で居場所の選択肢が減り、サードプレイスの利用コストが上昇する中、こうしたイベントは十代の若者の社会的な空白を埋める役割を担っている。
「アーティストには、参加しやすく誰をも受け入れるイベントやグッズを通じて、ファンが一緒に意義ある体験を積む機会を増やしてほしい」とリッカード氏は語る。「ファンはニッチなコミュニティや“知る人ぞ知る”体験に強い魅力を感じているので、より小さなプラットフォームの活用、ダイレクトなファンとの連絡先の構築、グループチャットの活用など、表に出ない形でストーリーを伝える大きなチャンスがあります」
若いファンへのアクセスが制限される中、業界はどこが恩恵を受けるかについても検討を始めている。SpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスはその機能を拡充しており、ミュージック・ビデオ、アプリ内ダイレクト・メッセージ機能、コンサート情報など、複合的な機能を備えたディスカバリーの拠点としての役割を担いつつある。
オーディエンスとの関係構築や趣味嗜好への影響という観点で、アーティストのライブ活動がより重視される可能性もある。総じて、若者の間で音楽がどのように共有され、体験されていくかの可能性は大きく開かれたままだ。
リッカード氏もこれに同意し、英国音楽業界はSNSプラットフォームの変化に歴史的に素早く対応してきたと指摘する。「業界が革新的な方法で適応していくことは疑いありません。音楽マーケティングの環境は常に変化し続けてきました。今回も例外ではありません」
Original text by Sophie Williams, Thomas Smith
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