<レポート>【MUSIC AWARDS JAPAN】関連イベント【Sound Scramble】の大阪公演がキックオフ、音田雅則/SATOH/RIKI/Winningshotが登場

2026年6月13日 / 08:00

 国際音楽賞【MUSIC AWARDS JAPAN 2026】(以下、MAJ)の関連イベント【MUSIC AWARDS JAPAN WEEK SPECIAL LIVE-Osaka Sound Scramble 2026-】が6月12日、大阪・Music Club JANUSにて初日を迎えた。

 本イベントは、6月11日に東京・渋谷のライブハウス3会場で同時開催された【MUSIC AWARDS JAPAN WEEK SPECIAL LIVE-Shibuya Sound Scramble 2026-】に連動する形で行われるもの。MAJが掲げる「世界とつながり、音楽の未来を灯す」というコンセプトのもと、世代やジャンル、そしてカルチャーの垣根を越えたアーティストが集結。今回大阪では6月12日のMusic Club JANUS、そして6月15日にはBIGCATにて開催される。

 初日となった12日公演には、国内から音田雅則、SATOH、そしてアジアからRIKI(台湾)、Winningshot(韓国)が登場した。

 スターターとして登場したのは、京都出身のシンガーソングライター・音田雅則。ステージでは、自身の代表曲である「Darling」や「ウエディング」をはじめ、5月にリリースされたばかりの新曲「omoi」を披露。繊細でありながら多幸感溢れる歌声としなやかなグルーヴで、瞬く間にフロアを惹きつけていく。

 MCでは、「多彩なジャンルのアーティストさんと共演できて本当に嬉しいです。共演するアーティストさんの曲を聴いて、『この曲、めっちゃいいな』とか、ちょっと嫉妬心を抱くくらい素敵なアーティストさん達ばかりで……。改めてこの素敵なイベントに呼んでいただき幸せです!」と語った。関西出身、そして現在も京都で暮らす彼にとって、今回の会場はとても馴染み深い場所でもある。そんな思い入れのあるステージでパフォーマンスできる感慨深さを滲ませながらも、後半は「踊ろう!」という声を合図に「fake face dance music」と「恋心は踊る」を畳みかけ、フロアをダンス空間へと変えた。今回がイベント初出演となった音田だったが、見事にスターターとしての大きな役割を全うした。

 次に登場したのは、台湾発のディスコバンド・RIKI。ステージ冒頭「Recalculating」から「URSULA GIVE ME BACK MY SHELL.」へと続く場面では、オーディエンスへ向けてお手製のフリップを掲げ、ユニークな楽曲パフォーマンスを披露。彼らの持つ独特で鮮烈な世界観に、フロアは瞬く間に引き込まれていった。

 MCでは、ボーカルのRikiが日本語に挑戦。まずは「おおきに!」と挨拶し、大阪での初ライブであることに触れつつ、「昨日は東京公演でしたが、東京でお好み焼きを食べました」とユーモアたっぷりに明かすと、観客から“本場”の「なんでやねん!」のツッコミが飛び交い、メンバーも嬉しそうに反応するなど、終始日本のオーディエンスに対する愛溢れる人柄がフロアを笑顔にさせていた。ライブ後半、彼らの真骨頂とも言えるディスコナンバー「Strawberry Ice Cream with Turtle」が鳴り響くと、場内のミラーボールが激しく光を放ち、Music Club JANUSのフロアは文字通りきらびやかなディスコそのものへと変貌。カルチャーの垣根を越えたレトロでモダンなグルーヴに身を委ね、オーディエンスが一体となってステップを踏んだ熱狂のステージとなった。

 続いてステージには、韓国発のパンクバンド・Winningshotが登場した。1曲目の「Far away」を皮切りに「The divine plan」、「A tiny war on my board」と、エネルギッシュで瑞々しいメロディック・パンクサウンドをフロアへ次々と放つ。この疾走感のあるサウンドは、日本のオーディエンスの心にどこか“青春ロック”を呼び起こすような感覚を湧きあがらせる。続く「Sunshine」や、まだ音源化されていない貴重なナンバー「Here And Now」が演奏されると、フロアはさらに熱を帯びていった。

 ライブ中盤には「Sweetest Pain」や、これからの季節にふさわしい爽快なサマーチューン「Summer Night Breeze」を畳みかけ、観客も拳を突き上げて応戦。そしてMCでは、メンバーのヨウォン(Vo./Ba.)が、懸命に日本語で挨拶。「皆さんにお会いできて本当に嬉しいです。これからも音楽を通して皆さんと繋がっていけることを願っています。」と、海を越えて日本の音楽ファンと対面できた喜びを満面の笑みで語り、客席も温かな拍手で応えた。そして最後は、哀愁を帯びたメロディと爆発的なアンサンブルが印象的な「Nostalgia」で締めくくり、音楽が持つ衝動とパッションの美しさをストレートに体現した圧巻のステージとなった。

 そして、この日のトリを飾ったのは、2人組ロックデュオ・SATOH。ライブ冒頭、「新時代」や「モナリザ」が演奏され、Linna Figg(Vo.)が放つ強烈なリリックと、Kyazm(Gt.)のアグレッシブでエッジの効いたギタープレイが炸裂するたびに、客席からは歓声が上がり、会場の一体感は最高潮に達していく。

 MCでは、Linna Figgが「大阪最高です」と感嘆。ちょうど【FIFAワールドカップ2026】が開幕したことに触れ、「今試合が繰り広げられているけれど、今この瞬間は、俺ら対みんなだ」と、会場全員の気持ちをステージへと引き込もうとする彼らの凄まじいパッションに、フロアの熱気はさらに爆発する。後半戦も「TOKYO FOREVER」や「Supersonic」でさらに加速し、ラストは「WORLD END LOVESONG」で力強く締めくくった。ロックやヒップホップ、エレクトロニックなど、あらゆるジャンルが交差する彼らのオルタナティブなパフォーマンスは、まさに“カルチャーの垣根を越える”という今回のイベントにふさわしいものだった。

 イベントの最後には、MCを務めた大抜卓人(FM802)がステージに登壇。「日本、台湾、韓国と様々なアーティストが入り混じる、まさにMAJが掲げる“世界とつながり、音楽の未来を灯す”という思いが、今日この場所にもあったと思います。」と伝え、カルチャーが交錯した記念すべき大阪初日の夜を締め括った。

 なお、同イベントの2日目となる6月15日は、Billyrrom、Cup of Joe(フィリピン)、Furui Riho、Hindia(インドネシア)、Rol3ertが出演。そして、国際音楽賞【MUSIC AWARDS JAPAN 2026】の授賞式は、本日13日に東京・TOYOTA ARENA TOKYOおよびSGCホール有明にて開催される。

Text by 森島良子
Photo by ハヤシマコ

◎公演情報
【MUSIC AWARDS JAPAN WEEK SPECIAL LIVEーOsaka Sound Scramble 2026ー】
2026年6月12日(金)大阪・Music Club JANUS ※公演終了
2026年6月15日(月)大阪・BIGCAT
Open 17:30 Start 18:15
https://funky802.com/site/pickup_detail/8229

◎【MUSIC AWARDS JAPAN 2026】開催概要
2026年6月13日(土)東京・TOYOTA ARENA TOKYO&SGCホール有明
https://www.musicawardsjapan.com/


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