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今週(2026年6月6日付)の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”は、ドレイクの「Janice STFU」が2週連続の首位を獲得し、TOP10には同曲を含む計4曲をランクインさせた。5位には、オリヴィア・ロドリゴの新曲「ザ・キュア」が初登場している。
先週のチャートでNo.1デビューを飾り、通算14曲目の首位を獲得(ソロ男性アーティストとしては、マイケル・ジャクソンを抜いて最多記録を達成)した「Janice STFU」は、今週2週目に記録を更新したことで、ドレイクにとって2020年代においては複数週にわたり首位を維持した初のタイトルとなった。
これでに複数週にわたって首位を獲得したのは「Janice STFU」が通算6作目で、2018年7月から9月にかけて10週間を記録した「In My Feelings」以来約8年ぶりとなる。
「Janice STFU」 2026年5月30日付から現時点で2週
「In My Feelings」 2018年7月21日付から10週
「Nice for What」 2018年4月21日付から8週
「God’s Plan」 2018年2月3日付から11週
「One Dance(feat. ウィズキッド&カイラ)」 2016年5月21日付から10週
「Work(リアーナ feat. ドレイク)」 2016年3月5日付から9週
2週目の首位を獲得した「Janice STFU」は、今週の集計週(2026年5月22日~28日)に、公式ストリーミング再生数が3,150万回(前週比22%減少)、ラジオのオーディエンス・インプレッション数が730万(前週比240%増加)、セールスは2,000(前週比39%減少)を記録した。
ストリーミング・ソング・チャートで2週連続の首位を維持し、デジタル・ソング・セールス・チャートでは6位から15位に下降。R&B/ヒップホップ・ソング・チャートとラップ・ソング・チャートでは、それぞれ2週目の首位を獲得した。
先週のチャートでは、最新作『アイスマン』(本作も2週目の首位を獲得)から9曲をTOP10に送り込み、TOP10のランクイン総数を歴代最多の90曲に更新したが、今週も「Shabang」が4位(前週4位)、「Ran to Atlanta(feat. フューチャー&モリー・サンタナ)」が6位(前週2位)、「Whisper My Name」が9位(前週3位)に、計4曲をランクインさせている。なお、「Shabang」はラジオのオーディエンス・インプレッション数が前週から56%増加の180万回に上昇した。
今週5位には、オリヴィア・ロドリゴの新曲「ザ・キュア」が初登場し、通算8曲目のTOP10入りを果たしている。同曲は、6月12日にリリース予定の3rdアルバム『ユー・シーム・プリティ・サッド・フォー・ア・ガール・ソー・イン・ラヴ』からのリード・シングルで、本作からは5月2日付で1位に初登場した「ドロップ・デッド」(4曲目の首位)に続く2曲目のランクインとなる。なお、「ザ・キュア」というタイトルの曲がソング・チャート“Hot 100”にランクインするのも、2017年5月に39位を記録したレディー・ガガの同名曲に続く2曲目だ。
5月22日にリリースされた「ザ・キュア」は、初週に公式ストリーミング再生数が1,970万回、ラジオのオーディエンス・インプレッション数が292,000回、セールスは9,000を記録した。ロック&オルタナティブ・ソング・チャートでは、「ブルータル」(2021年)、「バッド・アイディア・ライト?」(2023年)に続く3曲目の首位を獲得している。
新作からのリード曲「ドロップ・デッド」と「ザ・キュア」は、どちらもロバート・スミス率いるロック・バンド、ザ・キュアーへの賛歌となっていて、歌詞の中には間接的に引用されたフレーズがある。ザ・キュアーは、1988年に「ジャスト・ライク・ヘヴン」を40位にランクイン(初のTOP40入り)させ、翌89年に最高2位を記録した「ラヴ・ソング」で初のTOP10入りを果たした。ロバート・スミスは、オリヴィア・ロドリゴがヘッドライナーを務めた2025年の【グラストンベリー・フェスティバル】で共演し、その「ジャスト・ライク・ヘヴン」などを披露している。
今回のように、TOP10入りした楽曲のタイトルが、過去にTOP10入りしたことのあるアーティスト名と同じであるケースは以前にもあり、ロックバンドのクリームが1968年に「サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ」(最高5位)、「ホワイト・ルーム」(最高6位)をランクインさせた後、1991年にプリンスが「クリーム」というタイトルで1位を獲得している。
先週のチャートでTOP10中9曲を占める中、唯一5位にランクインしたエラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」(最高1位/10週)は、今週2位に再浮上。デジタル・ソング・セールス・チャートで9週目、カントリー・ソング・チャートでは27週目の首位をそれぞれ記録した。また、「ビー・ハー」(最高2位)は、先週の14位から今週3位にジャンプアップして、TOP3復帰している。
オリヴィア・ディーンも、「マン・アイ・ニード」(最高2位)が17位から10位、「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」(最高5位)は20位から7位に上昇し、2曲がTOP10復帰した。
1月から3月にかけて通算3週(非連続)首位を獲得したブルーノ・マーズの「アイ・ジャスト・マイト」は、先週の16位から8位に上昇し、エアプレイ・チャートでは15週目の首位を獲得した(ラジオのオーディエンス・インプレッション数は6,920万回/前週比3%減少)。R&Bソング・チャートでは20週目の首位を獲得し、自己最長記録をさらに更新している。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは6月4日以降掲載予定となります。
◎【Hot 100】トップ10
1位「Janice STFU」ドレイク
2位「チュージン・テキサス」エラ・ラングレー
3位「ビー・ハー」エラ・ラングレー
4位「Shabang」ドレイク
5位「ザ・キュア」オリヴィア・ロドリゴ
6位「Ran to Atlanta」ドレイク feat. フューチャー&モリー・サンタナ
7位「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」オリヴィア・ディーン
8位「アイ・ジャスト・マイト」ブルーノ・マーズ
9位「Whisper My Name」ドレイク
10位「マン・アイ・ニード」オリヴィア・ディーン
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