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2021年にファンキー加藤&モン吉の2人組ユニットとして再始動したファンモンことFUNKY MONKEY BΛBY’S。昨年秋よりスタートしたデビュー20周年記念全国ツアー【20th anniversary TOUR ~そのまんま東へ西へ~】の神奈川公演を2月23日(月・祝)相模女子大学グリーンホール 大ホールにて開催した。
<俺たちの地元の隣町、ここは八王子みたいなもんだから!>
ファンモンの地元である八王子に隣接する相模原は、加藤とモン吉にとって思い出がたくさんある街ということもあり、この日の会場には1700人の満員のBABYS(FUNKY MONKEY BΛBY’Sファンの呼称)が集結。大歓声に包まれながらサポートDJ・バカムスコ翔と共に登場したふたりは「行くぞ! 神奈川ぁー!」と冒頭から全身全霊のパフォーマンスを畳み掛け、一瞬で熱狂の渦を生み出していく。
「元気ですかぁー! ようこそお越しくださいました! 俺たちが! FUNKY MONKEY BΛBY’Sだぁー!」と挨拶すると、「神奈川のライブは横浜が多かったんだけど、今日、みんなに相模原まで来てもらって。ここは俺たちの地元・八王子の隣町だから、ここはもう八王子みたいなもんだから!(モン吉に「怒られるから」とツッコまれ、客席は爆笑)──相模原でのライブは俺もモン吉も記憶にないからさ、デビュー20周年にして相模原初のワンマンライブとなりました! ありがとうございます! こんな歴史的な記念日、最高のライブするしかないでしょ! いけるか、相模原ぁー!」と、その後も誰もが知る名曲やライブ定番曲をノンストップで届けていくふたり。
<あれから20年。その存在自体が応援歌となったファンモン>
個人的には、ファンモンのライブを生で体感するのは、2013年6月の解散ライブ【おまえ達との道 FINAL in 東京ドーム】以来。あれから13年もの時を経ていながら、あの頃と変わらない。いや、あの頃以上の熱量でステージ上を駆けずり回りながら熱唱し続けるファンモンにも、それに呼応して大はしゃぎしながら共に歌い叫ぶBABYSにも驚かされた。
彼らがブレイクした当時、ヒップホップベースのキャッチーなポジティブソングに対して懐疑的なリスナーがたくさんいた中、そのムーブメントの筆頭であったファンモンもよく叩かれており、その楽曲たちは「ニセモノ」と称されたり、軽んじて語られることも多かった。そんな状況下でのインタビューで私は「でも、この音楽を10年後も20年後も今と変わらない熱量で歌い続けたら、ファンモンは音楽シーンに革命を起こしたホンモノになるかもしれませんよね」と伝え、彼らは「それを信じている」と語っていたことを憶えている。
あれから20年。13年前に東京ドーム2daysワンマンライブを超満員にした時点でファンモンの音楽はホンモノになったと感じていたが、解散以降も彼らの音楽は老若男女に聴かれ続け、歌われ続け、愛され続け、それを証拠づけるようにこの日の会場には、その楽曲たちを自分たちの人生の歌としてシンガロングする人々で溢れていた。彼らは20年の時を経て自らの音楽が正真正銘のホンモノであることを立証してみせていた。
この20年がかりの一大ストーリーはきっと、かつてのファンモンのように今は認められなくとも自分の音楽を信じて活動しているアーティストたちの指標になるだろうし、音楽の世界だけでなく夢に向かって戦い続けている者たちの励みにもなるだろう。誰に何を言われようとリスナーたちに応援歌を送り続けてきたファンモンは、今やその存在自体が応援歌となったのだ。
<思い出いっぱいの相模原ローカルトーク>
今回の記事では、まだ20周年ツアーも中盤であることから披露した楽曲や演出などの詳細は記せないが、MCに関してはよっぽど相模原への思い入れが強いのか、ここでしか聞けないであろう相模原ローカルトークがほとんどだったので(笑)、その一部を紹介していきたいと思う。(※この記事が公開された今現在は、ツアー完走済み)
加藤「相模原でファンモンがライブするのは初めて。正確には(今回のような大規模なワンマンライブは初めてだが)昔クラブで歌ったことはあるんだけど、JACKとCLUB Bっていうふたつのクラブがあって。それこそ(この日のライブ会場、相模女子大学グリーンホールもある)相模大野だった気がするよ。」
モン吉「相模大野でファンちゃんの弟が格闘技やりながら……」
加藤「それ、説明すんの、面倒くさいわぁ(笑)。俺の弟が総合格闘技をやっていて。」
モン吉「ウチらがそこでライブしたんだけど、弟が優勝するっていう。」
加藤「大田クルーっていう俺らの友達のラップグループがいるんだけど、そこのサットン(リーダー/MC)っていうね、昔から知っている奴がいて。その総合格闘技のトーナメント戦に8人ぐらい出ていて、決勝が俺の友達のサットンと俺の弟の圭介の試合。元祖BreakingDownみたいな感じで(笑)。」
モン吉「しかも、それでしか使われない圭介の入場テーマ曲もつくったからね。「ケイスケ! ケイスケ!」っていう曲(笑)。
相模原での公演だからこそ聞けた初めて知る話。ファンキー加藤は大のプロレスファンとして有名だが、まさかその弟が総合格闘家だったとは。しかも、その会場であるクラブでふたりはライブをしていて、弟の入場テーマ曲も制作。今のファンモンの規模感で同じようなイベントを組んだら一大興行になりそうだ。
加藤「俺ら、当時、本当にお金がなかったから。車に500円分だけガソリン入れて。2人で250円ずつ出して。それで相模原中をドライブするっていう。」
モン吉「相原(相模原市緑区の地名)らへん。あの辺はすごく細かい道が多くてさ、巨大迷路と変わんないっていう。ただで遊べる巨大迷路って気付いてね(笑)。」
加藤「そんなことを2年ぐらいやっていたよね。」
モン吉「あとさ、今、相模原ってデカくね? 俺の知ってる当時の相模原は、駅の周辺とか、そのへんだったのよ。言っても、山のほうまでいかない平野。でも、あるとき、突然さ、いろいろ合併したでしょ? 今、藤野って相模原? え、嘘でしょ? 津久井湖も相模原。相模湖も相模原。神奈川の西のほう、ぜんぶ相模原じゃん!(※そんなことはありません)」
加藤「でもさ、そんな隣町の相模原でワンマンライブができて嬉しいよね。まだまだ相模原の思い出なんて語ろうと思えば延々と語れるんですが、ぼちぼち次の曲にいかなきゃいけないんで、皆さん、楽しんでいきましょう!」
<相模原に誓おう! 町田も立川もこれからは友達です!>
そんな相模原トークに花を咲かせたあとも、数多あるヒット曲のほとんどを披露したんじゃないかと思うほどの豪華セットリストでお祭り騒ぎ。日本中の人々の背中を押してきたアノ曲やアノ曲も惜しみなく絶え間なく披露し続け、会場中に笑顔と感涙の花を咲かせまくったファンモン。終盤のMCでは、町田から来たお客さんもいることを知った流れから、八王子を背負って活動してきたゆえに勝手に敵対視していた(?)町田と立川との関係性について語る加藤を「もういいんじゃない? 仲良くやったほうがいいよ!」とモン吉が制止し、加藤いわく「八王子、立川、町田の三国志」にその中心に位置する相模原の地で終止符を打つ場面も(見届け人は、このくだりに爆笑していたBABYSたち)。
「相模原に誓おう! 町田も立川もこれからは友達です!」こうして相模原でライブをしなければ結ばれなかったであろう平和条約も締結され(見届けられてよかった(笑))モン吉も「でっかい男になったな!」と加藤を絶賛。そして、クライマックスに加藤いわく「20周年のライブでこれを歌わないわけにはいかない。モンちゃんがいちばん好きな曲」を披露し、さらにピースフルでホープフルな音楽空間を愛すべきBABYSたちの美しいシンガロングと共に創造すると、最後はスタッフの皆さんもステージに登場し、会場中の全員でファンモンタオルを振り回しながら歌って跳ねての大スパーク! そこにいる誰もがキラキラの笑顔と汗で輝く最高の絶景を生み出してみせた。
「今回の20周年ツアー。めちゃくちゃ楽しくて! 終わってしまうのがもう寂しくなっているんだよ。でも、これから八王子2daysもあるしね。あと、いきものがかりとの2マンライブもあるから。またどっかでお会いしましょうね!」「以上、ファンキーモンキ~~~~~~~ベイビーズでしたぁぁぁぁ! ありがとう!」(※この記事が公開された今現在は、ツアーは完走済み)
取材&テキスト:平賀哲雄
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