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トラヴィス・スコットが映画『オデュッセイア』の予告編に登場した際、「なぜこの超大作にキャスティングされたのか?」と疑問に思ったファンも多かった。その答えについて、監督のクリストファー・ノーランが、現地時間2026年5月12日付のTIMEのインタビューで語った。
2020年公開の映画『TENET テネット』でトラヴィスの楽曲を起用した経験を持つノーラン監督は、『オデュッセイア』の物語が“口承詩”として語り継がれてきた点に注目し、それが“ラップと通じるものがある”と感じたことから起用を決めたと説明した。「彼をキャスティングすることで、この物語が口承詩として受け継がれてきたという点に触れたかったんだ。ラップと通じるものがあるから」とノーランは語っている。
トラヴィスは、7月17日に全米公開予定の本作で吟遊詩人を演じている。他にもマット・デイモン、トム・ホランド、アン・ハサウェイ、ロバート・パティンソン、ルピタ・ニョンゴ、ゼンデイヤ、シャーリーズ・セロンら豪華キャストが名を連ねている。
映画『オデュッセイア』は製作費2億5000万ドル(約394億円)と、ノーラン史上もっとも高額な映画になると報じられている。さらに、IMAXの70ミリカメラのみで全編撮影された作品で、ノーランにとって新たな挑戦となった。
【アカデミー賞】受賞歴を持つノーランとトラヴィスの関係は深く、2020年にはノーランが『TENET テネット』のエンディング曲として、トラヴィスに「The Plan」の制作を依頼している。ノーランは2020年の米GQ取材で、トラヴィスについて、「1年がかりのパズルの最後のピースになった」と語り、「私と(作曲家の)ルドウィグ・ゴランソンが構築していた音楽的・物語的メカニズムに対する彼の洞察は、即座で、鋭く、そして深遠だった」と称賛していた。
また、トラヴィスの起用を提案したのは作曲家ルドウィグ・ゴランソンだったとも明かしており、「一緒に仕事をして素晴らしかった」と振り返っている。さらに、彼のチーム以外で最初に『TENET テネット』を鑑賞した人物のひとりがトラヴィスだったという。
2人の親交はその後さらに深まり、2020年にはトラヴィスがノーランから受け取った手書きのメッセージをSNSに投稿。ノーランは当時、トラヴィスの「Franchise」のMVについて、「ビデオ素晴らしかったよ(しかもフィルム撮影とは!)。IMAXスピーカーで聴くのが待ちきれないし、あの羊の大群が巨大スクリーンを駆け抜けるのを見るのも楽しみだよ、トラヴィス/テネット/トラヴィスのサンドイッチの一部としてね! 素晴らしい仕事だ」と綴っていた。
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