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今週(2026年5月16日付)の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”は、エラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」が通算9週目の首位を獲得。さらに「ビー・ハー」が最高位の2位に上昇したことで、女性カントリー・アーティストが1位と2位を独占するチャート史上初の快挙を達成した。TOP10には、10位にテーム・インパラとBLACKPINKのジェニーによる「ドラキュラ」が新たにランクインしている。
登場16週目の2026年2月14日付で1位に到達したエラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」は、その後4度の再浮上を経て今週のチャート(5月16日付)で通算9週目の首位を獲得した。また、カントリー・ソング・チャートでは24週目の首位を獲得している。
9週目の首位を獲得した「チュージン・テキサス」は、今週の集計期間(2026年5月1日~5月7日)に公式ストリーミング再生数が2,660万回(前週同率)、ラジオのオーディエンス・インプレッション数が4,780万回(前週比7%増加)、セールスは8,000(前週比2%減少)を記録。ストリーミング・ソング・チャートで通算10週目、デジタル・ソング・セールス・チャートでは通算6週目の首位を獲得して、エアプレイ・チャートでも現時点での最高位となる6位をキープした。
「チュージン・テキサス」に続き、最新アルバム『ダンデライオン』からは「ビー・ハー」が前週の5位から2位に上昇して最高位を更新。これにより、エラ・ラングレーは女性カントリー・アーティストとして1位と2位を同週に独占した史上初の快挙を達成した。カントリー・アーティスト全体では、2025年5月にモーガン・ウォーレンが達成して以来となる。
ソング・チャート“Hot 100”で1位と2位を独占したのは、エラ・ラングレーが以下に続く史上27組目のアーティストで、この偉業を初めて成し遂げたのは、1964年2月のチャートで記録したザ・ビートルズだった。なお、1位から下位までを同時(同週)に独占した最多記録は、2024年5月に14曲(1位から14位まで)をチャートインさせたテイラー・スウィフトが保持している。
以下は、1位と2位を同週に獲得した全アーティストを、その達成回数が多い順にまとめたもの
・10週間:ザ・ビートルズ
・8週間: アウトキャスト
・7週間: ドレイク
・6週間: ジャスティン・ビーバー、T.I.
・5週間: アシャンティ、イギー・アゼリア、ビー・ジーズ、テイラー・スウィフト、ファレル・ウィリアムス
・4週間: ブラック・アイド・ピーズ、ディディ、ネリー
・3週間: 50セント、ジャ・ルール、ケンドリック・ラマー、アッシャー
・2週間: エイコン、ダベイビー
・1週間: バッド・バニー、マライア・キャリー、フューチャー、アリアナ・グランデ、エラ・ラングレー、メトロ・ブーミン、モーガン・ウォーレン、ザ・ウィークエンド
エラ・ラングレーは、先週のチャートで7位に初登場したモーガン・ウォーレンとのデュエット曲「アイ・キャント・ラヴ・ユー・エニモア」も今週8位にランクインさせていて、2週連続でTOP10内に3曲を送り込む快挙を達成した。
今週新たにTOP10入りしたのは、テーム・インパラがBLACKPINKのジェニーをゲストに迎えたシングル「ドラキュラ(JENNIE
Remix)」で、前週の18位から10位にジャンプアップして、両者初のTOP10入りを果たした。
「ドラキュラ」は、昨年10月にテーム・インパラのソロ曲としてリリースされた後、今年2月上旬にジェニーとのデュエット・バージョン(JENNIE Remix)がリリースされ、徐々に人気を集めた。
今週の集計期間には、公式ストリーミング再生数が1,210万回(前週比5%増加)、ラジオのオーディエンス・インプレッション数が2,310万回(前週比20%増加)、セールスは2,000(前週比25%増加)に、それぞれ数字を伸ばしている。
テーム・インパラのケヴィン・パーカーは、過去にソングライター・プロデューサーとして、デュア・リパの「フーディーニ」(2023年/最高11位)や、レディー・ガガの「パーフェクト・イリュージョン」(2016年/最高15位)で2度TOP15入りを果たしている。ジェニーが所属するBLACKPINKも、2020年にセレーナ・ゴメスとの「Ice Cream」で最高13位を記録し、TOP10目前まで迫るヒットを記録した。
ジェニーは、BLACKPINKのメンバーとして、ロゼに続きソロでソング・チャート“Hot 100”のTOP10入りを果たした2人目のアーティストとなった。なお、ロゼは2025年2月にブルーノ・マーズとの「APT.」で最高3位を記録している。これにより、BLACKPINKは2人以上の女性メンバーがソロでTOP10入りした史上5組目のグループ(全メンバーが女性のグループとしては4組目で、メンバー内に女性アーティストがいるグループではフリートウッド・マックなどがいる)となった。
ソロ名義でTOP10入りを果たした女性メンバーを複数輩出したグループ
・BLACKPINK:ジェニー、ロゼ
・デスティニーズ・チャイルド: ビヨンセ、ケリー・ローランド
・フィフス・ハーモニー: カミラ・カベロ、ノーマニ
・フリートウッド・マック: クリスティン・マクヴィー、スティーヴィー・ニックス
・ゴーゴーズ: ベリンダ・カーライル、ジェーン・ウィードリン
「ドラキュラ」は、今週のダンス/エレクトロニック・ソング・チャートで通算18週目の首位を獲得し、ロック&オルタナティブ・ソング・チャートでも2週目の1位を記録した。
オリヴィア・ディーンの「マン・アイ・ニード」(最高2位)は、前週の3位から4位に下昇。「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」(前週6位)は7位から最高位の6位にワンランクアップして、今週も2曲を同時ランクインさせている。
今年の1月から3月にかけて通算3週(非連続)首位を獲得したブルーノ・マーズの「アイ・ジャスト・マイト」は、先週の2位から今週5位に順位を下げたが、エアプレイ・チャートでは12週目の首位を獲得した(ラジオのオーディエンス・インプレッション数は7,610万回/前週比3%減少)。また、R&B/ヒップホップ・ソング・チャートとR&Bソング・チャートの両チャートではそれぞれ17週目の首位を獲得して、両チャートにおける自己最長記録をさらに更新した。
昨年6月から8月にかけて通算10週間首位を獲得したアレックス・ウォーレンの「オーディナリー」は、前週の8位から7位に、ケラーニの「フォールデッド」(最高6位)も、10位から9位にそれぞれワンランクアップしている。
今週も、TOP10中7曲以上(今週は8曲)が女性アーティストによる楽曲が占めていて、その記録を8週目に更新した。女性アーティストの曲が7曲以上同時(同週)に8週間連続でTOP10入りしたのは、テイラー・スウィフトの「シェイク・イット・オフ」やメーガン・トレイナーの「オール・アバウト・ザット・ベース」が首位を獲得した2014年8月から10月にかけてのチャート以来で、当時は女性アーティストによる楽曲が5週連続でTOP5を独占する史上最多記録も樹立している。なお、過去には2012年の6月~8月に、女性アーティストが10週連続でTOP10のうち7曲以上を占めた事例がある。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは5月16日以降掲載予定となります。
◎【Hot 100】トップ10
1位「チュージン・テキサス」エラ・ラングレー
2位「ビー・ハー」エラ・ラングレー
3位「ドロップ・デッド」オリヴィア・ロドリゴ
4位「マン・アイ・ニード」オリヴィア・ディーン
5位「アイ・ジャスト・マイト」ブルーノ・マーズ
6位「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」オリヴィア・ディーン
7位「オーディナリー」アレックス・ウォーレン
8位「アイ・キャント・ラヴ・ユー・エニモア」エラ・ラングレー&モーガン・ウォーレン
9位「フォールデッド」ケラーニ
10位「ドラキュラ(JENNIE Remix)」テーム・インパラ
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