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今週(2026年4月4日付)の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”は、BTSの「SWIM」が1位に初登場して通算7曲目の首位を獲得した。同曲は、今週のアルバム・チャート“Billboard 200”でNo.1デビューを飾った復帰作『ARIRANG』の収録曲で、本作も通算7作目の1位を獲得している。
華々しいスタートを切ったBTSの復帰曲「SWIM」は、ソング・チャート“Hot 100”史上1,190曲目、初登場で首位を獲得したのは史上89曲目(全首位獲得曲の7%)の首位獲得で、活動休止を発表した2021年以来約5年ぶり、グループとしては以下に続く通算7曲目のNo.1タイトルとなった。
()は初の首位獲得週/首位獲得週数
「Dynamite」(2020年9月5日付/3週)
「Savage Love(with ジェイソン・デルーロ&ジョーシュ685)」(2020年10月17日付/1週)
「Life Goes On」(2020年12月5日付/1週)
「Butter」(2021年6月5日付/10週)
「Permission to Dance」(2021年7月24日付/1週)
「My Universe(with コールドプレイ)」(2021年10月9日付/1週)
「SWIM」(2026年4月4日付/1週)
上記のうち、「Savage Love」以外の6曲は全て初登場で1位を首位を獲得していて、初登場での首位獲得数ではグループとしての史上最多記録を達成した。なお、ソロとしてはメンバーのJiminが「Like Crazy」(2023年4月8日付/1週)で、Jung Kookの「Seven( feat. ラトー)」(2023年7月29日付/1週)もそれぞれ首位を獲得している。
1958年8月に同チャートの集計が開始されて以来、グループの首位獲得数としてはザ・ビートルズの記録した20曲がトップで(全アーティストとしても最多記録)、次いでシュープリームス(12曲)、ビー・ジーズ(9曲)、ローリング・ストーンズ(8曲)、そしてBTS(7曲)が続いている。半世紀の記録でみると、BTSは1971年から1979年にかけて通算9曲の首位を獲得したビー・ジーズ以来の最多記録を更新した。
TOP10入りした楽曲としては「SWIM」が通算11作目のタイトルで、2022年8月に最高10位を記録したベニー・ブランコ、スヌープ・ドッグとの「Bad Decisions」以来のランクインとなる(なお、ソロではJUNG KOOKが3曲、JIMINは1曲がTOP10入りしている)。
3月20日にアルバム『ARIRANG』と同時にリリースされた「SWIM」は、初週の集計期間(2026年3月20日~26日)において、公式ストリーミング再生数が1,530万回、ラジオのオーディエンス・インプレッション数が2,580万回、デジタルとフィジカルを合算したセールスは154,000を記録した。
ストリーミング・ソング・チャートでは、グループ史上最高位となる2位に初登場し、エアプレイ・チャートでも過去最高の初登場順位となる18位にデビューした。デジタル・ソング・セールス・チャートでは1位に初登場して、通算13作目の首位獲得とグループとしての史上最多記録を更新した。
フィジカル・セールスの合計は、インストゥルメンタル・バージョンを含む2種類のCDシングルによるもので、デジタル・セールスはオリジナル・バージョンとインストゥルメンタル・バージョンによって構成されている。また、集計期間半ばの3月24日から集計週の終わりにかけては、各メンバーによる7種類の別ジャケット仕様のものも販売された(3月23日にリリースされたインストゥルメンタル・バージョンも、ストリーミング配信が行われている)。
復帰作『ARIRANG』のプロモーションとしては、3月21日にリリースと活動再開を記念したスペシャル・ライブ『BTS THE COMEBACK LIVE | ARIRANG』がNetflixで世界独占生中継され、3月25日と26日には米NBCの『ザ・トゥナイト・ショー』にも出演し、25日の放送では「SWIM」のパフォーマンスも披露している。
「SWIM」がタイトルに含まれる曲が1位を獲得するのはソング・チャート“Hot 100”史上初で、これまでの最高位は1964年8月にボビーフリーマンの「カモン・アンド・スウィム」が記録した5位だった。なお、アーティスト名に「SWIM」が含まれる曲では、テディ・スウィムズ(Teddy Swims)の「ルーズ・コントロール」が2024年3月に首位を獲得している。
先週のチャート(3月28日付)で通算4週目の首位を獲得したエラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」は今週2位にランクダウンしたが、カントリー・ソング・チャートでは18週目、ストリーミング・ソング・チャートでは5週目の首位を記録した(公式ストリーミング再生数は2,370万回/9%増加)。
自身初のTOP10入りを果たしたオリヴィア・ディーンの「マン・アイ・ニード」は、現時点の最高位となる2位から3位にワンランクダウンして、「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」は前週の9位から7位に上昇し、最高位を更新した。
1月から3月にかけて通算3週(非連続)首位を獲得したブルーノ・マーズの「アイ・ジャスト・マイト」は、前週の3位から今週4位にランクダウンしたが、エアプレイ・チャートでは5週目の首位を獲得している(ラジオのオーディエンス・インプレッション数は8,150万回/前週比1%減少)。また、R&B/ヒップホップ・ソング・チャートとR&Bソング・チャートの両チャートではそれぞれ11週目の首位を獲得して、前者においては首位を獲得した5曲のうち「ザッツ・ホワット・アイ・ライク」(2017年)を上回り自己最長首位獲得記録を達成した。
昨年6月から8月にかけて通算10週間首位を獲得したアレックス・ウォーレンの「オーディナリー」も、前週の4位から今週5位に順位を下げたが、今週でTOP5のランクイン総週を43週間に更新した。この記録は、2024年から2025年にかけて47週間ランクインしたシャブージーの「ア・バー・ソング(ティプシー)」に次ぎ、ザ・ウィークエンドの「ブラインディング・ライツ」(2020年~2021年)と並ぶ歴代2位タイ記録となる。
Netflixのアニメーション映画『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』の劇中歌、HUNTR/Xの「Golden」は5位から6位に後退したものの、昨年8月から10月に8週連続首位を記録する大ヒットとなった。過去約4年間でグループとして首位を獲得したのは、今週1位のBTSとHUNTR/Xの2組のみで、いずれもK-POPに関連するアーティストである。両者の台頭以前にグループで首位を獲得したのは、2022年3月~4月に5週間を記録したグラス・アニマルズ「ヒート・ウェイヴス」まで遡る。
冬季五輪効果でTOP10入りしたピンクパンサレスとザラ・ラーソンによるコラボレーション・ソング「ステイトサイド」は、6位から8位に順位を下げたが、ダンス/ポップ・ソング・チャートでは通算6週目の首位を獲得した。自己最長の10週間首位を記録したテイラー・スウィフトの「ザ・フェイト・オブ・オフィーリア」は、8位から9位にランクダウン。先週13位にランクインしていたケラーニの「フォールデッド」(最高6位)は、今週10位にTOP10復帰を果たしている。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは4月2日以降掲載予定となります。
◎【Hot 100】トップ10
1位「SWIM」BTS
2位「チュージン・テキサス」エラ・ラングレー
3位「マン・アイ・ニード」オリヴィア・ディーン
4位「アイ・ジャスト・マイト」ブルーノ・マーズ
5位「オーディナリー」アレックス・ウォーレン
6位「Golden」HUNTR/X
7位「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」オリヴィア・ディーン
8位「ステイトサイド feat. ザラ・ラーソン」ピンクパンサレス
9位「ザ・フェイト・オブ・オフィーリア」テイラー・スウィフト
10位「フォールデッド」ケラーニ
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