レディオヘッド、2027年から毎年異なる大陸で20公演を実施へ

2026年3月18日 / 16:30

 2025年に英国と欧州を駆け抜けた20公演のツアーで8年ぶりのステージ復帰を果たしたレディオヘッドが、2027年にも20公演を予定している。ギタリストのエド・オブライエンによれば、20という数字がバンドにとって新たなツアーの定石となったようだ。

 オブライエンは新たな年20公演計画についてローリング・ストーンに対し、「確実に実現します。毎年、異なる大陸を回り、各年20公演を行います。それ以上でも、それ以下でもなく」と述べた。

 現在の計画では今年の公演は一切なく、2027年からツアーを再開し、北米、南米、アジア・オセアニアを巡る予定だ。日程や会場はまだ発表されていないが、オブライエンは全力で臨むと約束する。

 昨年非常にうまく機能したと感じた新たなツアー体制の背景にある考えについて彼は、「毎晩、全力を出し切りたい。惰性でこなしているとか、燃料切れの状態で走っているという状態には絶対になりたくない。やれる状態でなければならない。そして正直なところ、もう若くはないですから」と語った。

 このペースダウンは納得のいくものだ。57歳のオブライエンは、バンドがツアーを休止し長期活動休止に入るまでの1990年から2018年の期間について、「ほぼノンストップでした。すべてを飲み込み、常に全神経を注ぐことを求められる。そういう意味では中毒性がある。でも必ずしも健康的ではない。ただ前へ前へと突き進み続け、止まった途端に、突然さまざまなものが追いついてくるんです」と振り返った。

 レディオヘッドのメンバーたちは10代の頃からの旧知の仲で、バンドを維持し続けるだけでなく、時代を代表する最も愛される現代のロック・バンドの一つへと成長を遂げてきた。しかしオブライエンは昨年のツアーを経て初めて、彼らの絆がいかに特別なものかを改めて実感したと語る。彼は、「あのツアーは非常に感情的で、非常に深いものがありました。全員がそう感じていました。ステージで互いの顔を見て、“これはすごい”と思っていました。自分が地球上で最も幸運な人間だと感じましたし、本気でそう思っています」と述べている。

 それはまた、2018年のツアー終盤にオブライエンが感じた激しい燃え尽き症候群とも無関係ではないかもしれない。当時の彼は休息を切実に必要としていた。2016年の『ア・ムーン・シェイプト・プール』の困難なレコーディング・セッションを終えた後に彼は、「レディオヘッドに嫌気がさしていました。もう楽しめなくなっていたし、共鳴できなくなっていた。自分のことをやりたかった。もう行き詰まっていたんだと思います。インスピレーションも尽きていた」と語っていた。他のメンバーがツアーに乗り気だった一方、オブライエンは気が進まなかった。「ツアーに出たくなかったし、メンバーもそれはわかっていた。でもやり遂げました。最後まで続けたことは良かったと思っています」と彼は語った。

 彼を再び軌道に乗せた要因の一つが、ソロ・アルバム『ブルー・モルフォ』(2026年5月22日リリース)の制作だった。バンドから離れる時間を十分に持てたことで、レディオヘッドの活動について再び考え始めることができた。そのきっかけとなったのが、2024年にトム・ヨーク、ジョニー・グリーンウッド、コリン・グリーンウッド、フィル・セルウェイとともにリハーサル・スタジオに集まり、復帰について初めて話し合ったことだった。

 「“果たして自分たちはまだやれるのか”という話になって。でも最初から息がぴったり合っていたんです。お互いへの愛情さえ正しければ、あとはすべてそこから生まれてくる。そのことは常にわかっていたと思います」と彼は振り返っている。

 ただし現時点では、バンドがスタジオに戻り『ア・ムーン・シェイプト・プール』の後継作をレコーディングする可能性については、一切言及がなかった。


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