米ビルボード【2026 Global Power Players】発表、日本から9名が選出<3/11訂正>

2026年3月10日 / 15:20

 米ビルボードが選出する2026年度の【Billboard International Power Players】が発表された。

 【Billboard International Power Players】は、音楽業界の主要各部門において、米国外の市場で中心的な責任を担うエグゼクティブたちを称えるもの。所属企業や同業者からの推薦を受け、米ビルボード誌の編集陣によって選出された。

 IFPI(国際レコード産業連盟)の「2025年 グローバル・ミュージック・レポート」によると、これらの米国外市場は世界の録音音楽収益の約60%を占めており、日本、イギリス、ドイツ、中国、フランス、韓国、カナダ、ブラジル、メキシコがその筆頭に挙げられる。

 日本の企業で受賞したエグゼクティブは以下の通り(五十音順)。

伊澤 一雅氏(一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)、理事長)
岡田 武士氏(株式会社ワーナーミュージック・ジャパン、代表取締役社長兼CEO)
黒岩 克巳氏(エイベックス株式会社、代表取締役社長兼CEO)
清水 直樹氏(株式会社クリエイティブマンプロダクション、代表取締役)
田中 聡氏(株式会社SPACE SHOWER FUGA、代表取締役社長)
林 香里氏(株式会社 ライブ・ネーション H.I.P.、代表取締役)
ハン・ヒョンロック氏(株式会社HYBE JAPAN、代表取締役兼CEO)
藤倉 尚氏(ユニバーサル ミュージック合同会社、社長兼CEO)
村松 俊亮氏(株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント、
代表取締役社長/グループCEO)

※所属および役職は、2026年3月10日時点

 また、米ビルボードは、世界の主要な音楽都市で活躍する12人の1人として、黒岩克巳氏に取材した。

 「エイベックスは、日本を越えて音楽、IPの創出、そしてアーティストの育成にまたがる持続可能なグローバル・プラットフォームの構築に注力する長期的なグローバル戦略“Avex Vision 2027”において、目に見える進歩を遂げています」と語るのは黒岩氏だ。同氏は2025年3月、米国を拠点とするAvex Music GroupのCEOにブランドン・シルヴァースタインを任命している。

 「重要なマイルストーンとなったのは、グラミー賞の受賞です」と黒岩氏は付け加える。「2月には、当社の北米拠点であるAvex Music Groupと契約しているソングライターのカマル・ウィルソンが、ケラーニの『Folded』で第68回グラミー賞の最優秀R&Bソング賞を受賞しました。エイベックスが出版権を保有する楽曲がこれほど世界的な評価を受けたことは、当社のグローバルな音楽出版およびクリエイティブ基盤が継続的に強化されていることを反映しています」

 「さらに、Avex Music Groupは世界をリードするアーティストたちとの取り組みを通じて、グローバルな音楽出版の事業基盤を拡大してきました。最近の参加楽曲には、ドレイクの『Nokia』、リアーナの『Friend of Mine』、ジャスティン・ビーバーの『Swag』、シェンシーアの『Shake It to the Max』、映画『F1』のサウンドトラックに収録されたドージャ・キャットをフィーチャーしたドン・トリヴァーの『Lose My Mind』、そしてテイト・マクレーのヒット曲『Sports Car』『Revolving Door』『Tit for Tat』などが挙げられます。これらの作品は、ジャンルや市場を横断するエイベックスのソングライティングおよびクリエイティブ・ネットワークの奥深さを浮き彫りにしています」

 最近の音楽的なお気に入りの瞬間:「世界で最も影響力のあるグローバルなステージの一つである【コーチェラ】で、XGがパフォーマンスするのを見たことです。彼女たちが受けた歓待は、単なる音楽的な成功だけでなく、真の文化的な結びつきを反映したものであり、日本のアーティストがいかにして世界中のオーディエンスと本質的に共鳴できるかを示していました」

 世界の音楽業界が今、あなたの会社について知っておくべきこと:「エイベックスは、音楽、出版、マネジメント、クリエイティブ産業全般にわたって、知的財産の創出、育成、そして長期的な拡大を統合する、グローバルな360度プラットフォームを構築しています」

 「Avex Music Groupのクリエイティブ能力と、S10 Entertainmentとのパートナーシップを通じて、エイベックスは文化的なオーセンティシティとアーティスト育成に対する長期的な視点を維持しながら、世界の主要市場で事業を展開する能力を強化してきました」

 「同時に、エイベックスは様々な取り組みを通じて才能の発掘・育成への投資を続けており、新進気鋭のアーティスト、クリエイター、プロデューサーに対して体系的なトレーニングと育成プログラムを提供しています。グローバルなインフラとローカルな文化への理解を組み合わせることで、エイベックスは短命な成功ではなく、永続的な国際的キャリアを築くアーティストを支援することを目指しています」

 世界の音楽業界が直面している最大の課題:「グローバルな規模感と、ローカルな文化的専門知識とのバランスを取ることです。ストリーミングは多くの地理的な障壁を取り除き、世界中のアーティストに前例のない機会を創出しました。しかし同時にそれは、音楽企業に対し、複数の地域、文化、市場を同時に深く理解した上で事業を展開するという高い期待を突きつけています」

 「エイベックスにとってこれは、文化的なニュアンスを尊重しながら、クリエイティブの育成、出版、マネジメント、マーケティングを結びつける統合されたグローバル・エコシステムを構築することの重要性を再認識させるものです。グローバルなパートナーシップとインフラへの継続的な投資は、長期的な国際展開の成長には“グローバルなリーチ”と“ローカルな洞察力”の両方が不可欠であるという我々の信念を反映しています」

 なお本受賞者のインタビューは順次、公開を予定している。

※記事初出し時に誤りがございました。お詫びして訂正いたします。


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