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今週(2026年2月28日付)の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”は、テイラー・スウィフトの「オパライト」が7ランク上昇して、通算14曲目の首位を獲得。これにより、1958年のチャート創設以来、ザ・ビートルズ(20曲)、マライア・キャリー(19曲)に次ぐ、リアーナと並ぶ歴代3位タイの記録を達成した。
今週1位に到達したテイラー・スウィフトの「オパライト」は、昨年10月18日付のチャートで史上最高記録となる4,002,000ユニットを獲得してNo.1デビューを飾った最新作『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール』の収録曲で、本作からは自己最長記録の10週間首位を獲得した「ザ・フェイト・オブ・オフィーリア」(今週8位)に続く2曲目の首位獲得曲となる。
同じアルバムから2曲のNo.1ヒットを輩出したのは、2014年から15年にかけて『1989』から「シェイク・イット・オフ」、「ブランク・スペース」、「バッド・ブラッド feat. ケンドリック・ラマー」の3曲が首位を獲得して以来、2作目(2回目)の快挙となる。
2025年10月18日付のチャートで2位に初登場した「オパライト」が、約4か月間を経て今週(2026年2月28日付)1位に到達したのは、集計期間中に発送されたフィジカルの売上と、新たにリリースされたリミックスによる売上が後押し、さらには2月上旬に公開された公式ミュージック・ビデオも、ジャンプアップした要因となっている。
その効果により、今週の集計期間(2026年2月13日~19日)にセールスは前週から2,290%増加の168,000に跳ね上がり、デジタル・ソング・セールス・チャートでも前週の7位から1位に上昇。同チャートでは通算31曲目のNo.1タイトルを獲得した。
「オパライト」の記録的な売上を牽引したのは、公式ウェブサイトで販売された7インチ・アナログ盤とCDシングルが集計期間週に購入者へ発送されたことに加え、BUNT.、クリス・レイク、エリー・オークス、スクリームによるリミックス、さらにアコースティック・バージョン、インストゥルメンタル・バージョンが同期間中にリリースされたことにより後押しされた。これらのリミックスとアコースティック・バージョン、ミュージック・ビデオの9分を超える音源2つのバージョンも、ストリーミングで追加配信されている。
今週の集計期間中に記録した売上168,000の内訳は、フィジカル(各リミックスを含む計6種類のCDシングルと1種類のアナログ盤)が144,000、デジタル・ダウンロードが24,000となっている。この週間売上記録は、2023年8月5日付のチャートでジェイソン・アルディーンの「トライ・ザット・イン・ア・スモール・タウン」が記録した175,000以来の最高記録で、フィジカルのみの売上枚数としては、2025年2月8日付のチャートでトラヴィス・スコットの「4X4」が記録した165,000以来の最高売上枚数となる。
公式ストリーミング再生数は20%減少の1,140万回に下降して、ストリーミング・ソング・チャートでは11位から17位にランクダウンしたが、ミュージック・ビデオが公開された直後はストリーミング数が70%増加していた(ストリーミング・ソング・チャートの最高位は2位)。ラジオのオーディエンス・インプレッション数は5,890万回(前週比17%増加)を記録して、エアプレイ・チャートでは7位から3位に上昇。現時点での最高位を更新した。
ソング・チャート“Hot 100” 歴代首位獲得記録
・20曲 ザ・ビートルズ
・19曲 マライア・キャリー
・14曲 リアーナ
・14曲 テイラー・スウィフト
・13曲 マイケル・ジャクソン
・13曲 ドレイク
・12曲 マドンナ
・12曲 ザ・スプリームス
・11曲 ホイットニー・ヒューストン
・10曲 ジャネット・ジャクソン
・10曲 スティーヴィー・ワンダー
・10曲 ブルーノ・マーズ
テイラー・スウィフト首位獲得曲
()は初の獲得年・日付/首位獲得週
※は初登場1位獲得曲
・「ウィ・アー・ネヴァー・エヴァー・ゲッティング・バック・トゥゲザー」(2012年9月1日/3週間)
・「シェイク・イット・オフ」(2014年9月6日/4週間)※
・「ブランク・スペース」(2014年11月29日/7週間)
・「バッド・ブラッド feat. ケンドリック・ラマー」(2015年6月6日/1週間)
・「ルック・ホワット・ユー・メイド・ミー・ドゥ」(2017年9月16日/3週間)
・「カーディガン」(2020年8月8日/1週間)※
・「ウィロー」(2020年12月26日/1週間)※
・「オール・トゥー・ウェル(テイラーズ・ヴァージョン)」(2021年11月27日/1週間)※
・「アンチ・ヒーロー」(2022年11月5日/8週間)※
・「クルーエル・サマー」(2023年10月28日/4週間)
・「イズ・イット・オーヴァー・ナウ?(テイラーズ・ヴァージョン)」(2023年11月11日/1週間)※
・「フォートナイト feat. ポスト・マローン」(2024年5月4日/2週間)※
・「ザ・フェイト・オブ・オフィーリア」(2025年/10週間)※
・「オパライト」(2026年/1週間)
上記の通り、「オパライト」はテイラー・スウィフトにとって2020年代での通算9曲目の首位獲得曲で、同年代においては、ドレイク(7曲)を引き離し最多記録を更新した。これに続くのがBTSとアリアナ・グランデで、どちらも6曲の首位獲得曲がある。
さらに、テイラー・スウィフトはマライア・キャリーに続き、2020年代の全年度(2020年~2026年)のチャートにおいて1位を記録したアーティストとなった。キャリア全体で見ると、テイラー・スウィフトは11年の異なる年で首位を獲得していて、これはマライア・キャリーの22年に次ぐ歴代2位の記録となる。
「オパライト」は、テイラー・スウィフト、マックス・マーティン、シェルバックと共同で作詞・作曲・プロデュースした楽曲で、これにより、テイラーが共作した首位獲得曲は14曲、共同プロデュースして首位を獲得した曲は通算8曲となった。
マックス・マーティンは、「オパライト」でソングライターとして通算29曲目の首位を記録し、ポール・マッカートニーの32曲に次ぐ歴代2位につけている。また、プロデューサーとしては自身の持つ最多記録をさらに更新し、通算27曲目の首位を獲得した。シェルバックは、「オパライト」がソングライターとして通算12曲目、プロデューサーとしては11曲目の首位獲得となる。
テイラー・スウィフト、マックス・マーティン、シェルバックの3者は、先述のアルバム『1989』から首位を獲得した3曲も共同で制作していて、これら3曲はマックス・マーティンとシェルバックが共同プロデュースを手掛けた。3者がトリオとして制作し、初めて首位を獲得したのは、両者に加えてダン・ハフがプロデューサーとして加わった、テイラー初の首位獲得曲「ウィ・アー・ネヴァー・エヴァー・ゲッティング・バック・トゥゲザー」だった。
2月14日付のチャートで自身初のNo.1タイトルを獲得したエラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」は、先週の4位から今週2位に再浮上。カントリー・ソング・チャートでは、通算13週目の首位を獲得した。オリヴィア・ディーンの「マン・アイ・ニード」(最高2位)は、先週に続き今週も3位をキープしている。
今週のチャートは、テイラー・スウィフト(1位)、エラ・ラングレー(2位)、オリヴィア・ディーン(3位)の女性ソロ・アーティスト3組がTOP3を独占した。これは、テイラー・スウィフトの「クルーエル・サマー」(1位)、ドージャ・キャットの「ペイント・ザ・タウン・レッド」(2位)、シザの「スヌーズ」(3位)がランクインした2023年11月4日付以来のチャート・アクションとなる。
現地時間2026年2月8日に開催された【第60回スーパーボウル】ハーフタイム・ショーのパフォーマンス効果により、先週(2月21日付)1位に到達したバッド・バニーの「DtMF」は今週4位にランクダウンしたが、ラテン・ソング・チャートでは通算48週目の首位を記録している。先週7位にランクインしていた「Tití Me Preguntó」(最高5位)は今週9位に、「Baile Inolvidable」(最高2位)は2位から10位にそれぞれランクダウンしたが、今週も3曲をTOP10にランクインさせている。
昨年6月から通算10週間首位を獲得したアレックス・ウォーレンの「オーディナリー」は、先週の6位から今週5位に、再びTOP5入りしている。
初登場の1月24日付から1月31日付の2週間首位を獲得したブルーノ・マーズの「アイ・ジャスト・マイト」は、先週の10位から今週6位に再浮上し、エアプレイ・チャートでは前週の2位から1位へ、登場6週目でトップに立った(ラジオのオーディエンス・インプレッション数は6,530万回/前週比7%増加)。エアプレイ・チャートでの首位獲得は通算11曲目で、リアーナの13曲に次いでマライア・キャリーと同率の歴代2位タイの記録に並んだ。また、R&B/ヒップホップ・ソング・チャート、R&Bソング・チャートでも、それぞれ通算6週目の首位を獲得している。
Netflixのアニメーション映画『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』のサウンドトラックから大ヒットを記録しているHUNTR/Xの「Golden」は、先週の9位から今週7位に再浮上。同曲は、昨年8月から8週間(非連続)にわたり首位を獲得した。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは2月25日以降掲載予定となります。
◎【Hot 100】トップ10
1位「オパライト」テイラー・スウィフト
2位「チュージン・テキサス」エラ・ラングレー
3位「マン・アイ・ニード」オリヴィア・ディーン
4位「DtMF」バッド・バニー
5位「オーディナリー」アレックス・ウォーレン
6位「アイ・ジャスト・マイト」ブルーノ・マーズ
7位「Golden」HUNTR/X
8位「ザ・フェイト・オブ・オフィーリア」テイラー・スウィフト
9位「Tití Me Preguntó」バッド・バニー
10位「Baile Inolvidable」バッド・バニー
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