ドライ・クリーニング、新曲「Let Me Grow and You'll See The Fruit」MV公開

　ドライ・クリーニングのニュー・アルバム『Secret Love』より収録曲「Let Me Grow and You’ll See The Fruit」が、米シカゴを拠点とする実験的なジャズ＆メタル・ミュージシャン、ブルース・ラモントが主演を務めたミュージック・ビデオと共に先行リリースされた。

　この曲は、60年代のフォーク・グループであるペンタングルや、映画『2001年宇宙の旅』、古代ローマの詩人ウェルギリウス、そして米国人ミュージシャン、ジョアンナ・スターンバーグからインスピレーションを得ており、フローレンス・ショウは「この曲は過度の集中と孤独についてのもの。日記の記述のように、意識の流れのスタイルで書かれた告白的な曲」と語っている。

　メンバー間の深い友情から生まれたドライ・クリーニングの表現の到達点といえる作品『Secret Love』のプロデュースはホースガールのアルバム『Phonetics On and On』を手がけたケイト・ル・ボンが担当し、ギラ・バンドのアラン・ダガンとダニエル・フォックスも参加している。

　今作は、ペッカムのリハーサル・スペースから始まった。そして米シカゴにあるジェフ・トゥイーディのスタジオThe Loftでの充実したセッション、ギラ・バンドのアラン・ダガンとダニエル・フォックスとともにアイルランド・ダブリンのSonic Studiosで行われた爆発的なセッションを経て、それぞれの空間が持つ音響的特性を存分に活かしながら進化を遂げた。そして最終的に、ロワール渓谷のBlack Boxでケイト・ル・ボンとともに完成された。複数の候補プロデューサーと面談したのち、バンドが選んだのはケイト・ル・ボンだった。彼女は高く評価されるソロ・アーティストであると同時に、ディアハンター、デヴェンドラ・バンハート、ウィルコ、ホースガールといったアーティストの作品も手がけてきた。その理由は、彼女の率直なポジティヴィティと開かれた姿勢にあった。ケイトは、「彼らと同じ部屋にいて、その場で流れる生命力や活気を耳にしたとき、まさに唯一無二の表現だと思った」と語っている。

　ドライ・クリーニングの3rdアルバム『Secret Love』は、CD、LP、デジタル／ストリーミングで2026年1月9日に世界同時リリース。国内盤CDには歌詞対訳・解説書が封入され、ボーナス・トラックとして「The Cute Things – Tascam Version」「Let Me Grow and You’ll See The Fruit – Tascam Version」の2曲が追加収録される。輸入盤はCDとLP、カセットが発売され、LPは限定盤LP（アプリコット・カラーヴァイナル）、日本語帯付き仕様盤LP（日本語帯付き／歌詞対訳・解説書封入／アプリコット・カラーヴァイナル）も発売される。また、国内盤CD及び日本語帯付き仕様盤LPは、Tシャツ付きセットも数量限定で発売される。

◎リリース情報
アルバム『Secret Love』
20261/9 RELEASE