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米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”の首位を13週獲得したケンドリック・ラマーとシザによる「Luther」が、2025年10月25日付のチャートから外れたことで、先週のHot 100ではTOP40内にラップ曲が一つもない状態となった。
同日付チャートで最も上位に入っていたラップ曲(米ビルボードの“Hot Rap Songs”チャート対象基準に準拠)は、ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲインの「Shot Callin」で、44位だった。続いてカーディ・Bの「Safe(featuring Kehlani)」が48位、ビッグXザプラグの「Hell at Night(featuring Ella Langley)」が49位に入っている。
これ以前にHot 100のTOP40内にラップ曲が一つもなかったのはいつなのか?それには1990年2月2日付チャートまでさかのぼる必要がある。その週、TOP40に最も近かったラップ曲は、後にTOP10入りを果たすビズ・マーキーの「Just a Friend」で、ちょうど41位に浮上したタイミングだった。翌週、「Just a Friend」は29位へと上昇し、そこから35年8か月と3週間にわたり、Hot 100のTOP40には常にラップ曲が存在する状態が続くことになる。
今回、その長い流れが途切れた背景には、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”の算出方法におけるルール変更がある。2025年10月25日付チャートでは、一定期間チャートに滞在した楽曲が基準を下回った場合、“下降中の楽曲”と見なされリカレント扱いとして除外される調整が適用された(リカレント・ルール)。たとえば、26週以上チャートに留まった楽曲が25位以下に落ちた場合などが該当する。この変更により影響を受けたのが「Luther」で、前週のHot 100では46週目にして38位まで下がっていたため、今回のチャートから外れる形となった。
ただし、このルール変更により、「Luther」を含む8曲が2025年10月25日付チャートでリカレント扱い(チャートから除外)となったことで、TOP40内には空きが生まれた。これにより、下位にいた楽曲が再浮上したり、新たにTOP40入りするチャンスも生まれたが、ラップ曲はそのボーダーラインに届く位置にはなく、いずれも圏外のままだった。(さらにその一因として、テイラー・スウィフトの新作アルバム『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール』収録曲全12曲がここ3週にわたりTOP40を占めていることも挙げられ、結果としてラップ曲が食い込むスペース自体がほぼ塞がれていたとも言える。)
Hot 100のTOP40からラップ曲が消えたという事実は、近年のヒップホップの商業的勢いがやや後退していることを示す最新の兆候でもある。ヒップホップ全体の市場シェアは2020年に約30%まで上昇してピークを迎えたが、2023年には25%強まで下落し、2025年は10月23日週の時点で24%にとどまっている。5年前の同週(2020年10月24日付)にはTOP40のうち16曲がラップ曲だったのに対し、2年前(2023年10月28日付)は8曲だった。
注目すべきは、ラップ界の主要アーティストたちが、今ちょうど移行期にあるということだ。過去15年間でHot 100に最も多く登場し、史上最多のヒット曲数を誇るドレイクは、待望の新作『アイスマン』をまだリリースしていない。一方、2024年に彼と対立関係にあったケンドリック・ラマーは、約18か月にわたる文化的・商業的な支配のあと、現在はやや沈静期に入っている。とはいえ、ここ数か月も大物ラッパーの新作が途絶えていたわけではない。TOP40に最も近い位置にいるラッパーでもあるカーディ・BとビッグXザプラグは、いずれも8月以降に新作アルバムを発表している。また、ドレイクもアルバム発表を7月に予告して以降、新曲のリリース自体は継続して行っている。
なお、「Luther」はHot 100でTOP10に入った最新のラップ曲でもある。同曲がTOP10入りした最後の週は8月2日付のチャートで(9位)、その翌週に12位へと下がっている。その後の約2か月と3週間のあいだで、他のラップ曲がTOP10に最も迫ったのは、ビッグXザプラグ「All the Way (featuring Bailey Zimmerman)」で、9月6日付のHot 100で22位となった。同曲は4月に4位を記録している。
最新のHot 100(2025年11月1日付)でも、TOP40内にラップ曲は存在せず、この“ラップ曲不在”の状態は2週目に突入した。ただし、ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲインの「Shot Callin」はチャートでわずかに前進し、44位から43位へと一つ順位を上げ、TOP40入りに一歩近づいている。
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