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十明が、2025年12月19日に全国公開になる映画『楓』に劇中歌カバーアーティストとして参加する。
本映画は、スピッツの楽曲「楓」を原案にし、監督を行定勲、脚本を高橋泉(※)、音楽をYaffleが担当するラブストーリー。主題歌としてスピッツによる「楓」原曲が本編で流れることが発表されていたが、行定勲監督の提案により、様々な「楓」が劇中を彩ることも明らかとなった。
カバーアーティスト第1弾の十明による「楓」は、物語中盤のクライマックスシーンの導入に取り入れられた。フィーチャレット映像も公開となり、十明が「楓」という楽曲への深い想いを語りながら、行定監督と真剣な表情で打ち合わせをしたり、レコーディングに臨む様子などが映し出されている。
◎十明 コメント
「楓」という作品は、かつての大切な人たちと過ごした時間を思い出させてくれました。
もう二度と訪れないと分かっているはずなのに、目の前の現実と重ねてしまう。
心の奥にしまったはずの幸せな思い出が溢れて出てしまう。
胸が苦しくいっぱいになるけれど、悲しみも切なさも、愛おしさも全て抱きしめて、今を生きていこうと思うことができる素敵な作品でした。
この映画がたくさんの人の心と重なり合いますように。
◎行定勲監督 コメント
この『楓』を撮るにあたり、映画の最後で流れるスピッツのフルコーラスへと繋がっていくように、
劇中で「楓」の楽曲をリフレインさせてはどうだろうかと提案しました。
それにおいては今回のカバーアーティストによる声も欠かせない存在でした。
映画の中では、運命的な楽曲「楓」が流れるたびに、登場人物たちが心の奥に隠し持っていた記憶が呼び覚まされます。
その中盤のクライマックスシーンの導入にふさわしい声として、十明さんに「楓」を歌っていただきました。十明さんの透明感のある声には、語りかけるように聴く人をいざなう力があります。
スピッツの歌、特に『楓』には“生と死の境界線” にあるような感覚が宿っていると感じています。本作で描いているのは現世を生きている人たちの姿ですが、どこか魂の目線から見つめているようでもあり、生と死、現と彼方が表裏一体になっています。
十明さんがまっすぐに「楓」を歌う姿は、まるでその境界に立って歌っているかのようで、作品の世界観に深く寄り添ってくれたと感じています。
◎Yaffle コメント
この楽曲の構造的な強度がまた違った角度で伝わるように簡素で冗長性が高いものになるように意識しました。十明さんの陰を帯びた清廉な歌声が慈愛のように曲全体を優しく包んでくれています。レコーディング中もどんどん感覚を掴んでいったようでとても素晴らしかったです。
◎映像情報
YouTube『Kaede meets you.―あなたの心にはどんなことが起こるだろう?―フィーチャレット映像 十明ver.』
https://youtu.be/88mIPyBDX7Q
◎映画情報
『楓』
2025年12月19日(金)全国公開
配給:東映 アスミック・エース
(C)2025 映画『楓』製作委員会
※ 高橋泉の「高」は、はしご高が正式表記。
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