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セカンドバッカーの「犬とバカ猫」がTikTokを中心に注目を集めている。
セカンドバッカーは、こうへい(Gt/Vo)とまさみ(Dr)の2人組バンド。2023年3月に活動開始すると、同年5月には1stデジタル・シングル「どうせ枯れるなら」をリリースし、その後も「なんだっていいわ。」、「アダルトエイティーン」、「君とのこと」…とコンスタントに楽曲をリリースし知名度を上げていった。
そんな彼らがポップ・ミュージックを代表するバンドとして、ステップアップを果たそうとしている。そのきっかけが、前述した7月9日に配信リリースされた「犬とバカ猫」だ。<もっとちゃんと考えてればよかった いなくなってから気づいたのは>と後悔の気持ちを歌いサビに突入する箇所を用いたTikTok動画投稿数が、なんと9万8,000本超えを記録している。さらにTikTokでのUGC再生数は11億回を突破し、InstagramでもUGC再生数8,700万回を記録。着実にムーブメントを巻き起こしつつある。TikTokを中心に楽曲のスパイクが起こっているが、それだけではない。9月5日に公開されたミュージックビデオは119万回再生を達成(※2025年9月30日時点)。これはバンド史上最速だ。
投稿の内容は、スマートフォンを床に置き、日常の鬱憤を晴らすかのように画面に向かって肘を打つというスタイル。「○○界隈」という言葉が流行しているが、この投稿スタイルは「肘打ち界隈」と呼ばれ、旬の勢いを活かした一撃ワードも誕生した。CUTIE STREETやOCTPATHなどのアイドルグループを始め、チョコレートプラネットや午前0時のプリンセスといった芸人やインフルエンサーも次々に肘打ち動画を投稿。これらがバイラルヒットの要因として大きく寄与したことは間違いない。
そういった外的要因はもちろんだが、同時に楽曲の中毒性が担保されているのも、理由の一つだろう。「犬とバカ猫」は好きな人へとのすれ違いや切ない恋心を歌っている。叶わない後悔、“恋”の苦さをファニーな言葉選びで、リアルな心象風景を映し出す。<もっとダメな自分も知ってほしいということ>という純粋でストレートな思いは、彼らと同世代のファンに刺さったことは想像に難くない。そんな共感性の高いリアルな気持ちを、軽快なリズムで鮮やかに消化する。メロディの人懐っこさもこの楽曲の魅力なのではないかと思える。
「犬とバカ猫」は、サンスター「Ora²(オーラツー)」とABEMA『今日、好きになりました。』とタイアップしたWEBCM『ハニーレモンは恋の味』のCMソングに決定。さらに、10月6日にはTBS系『CDTVライブ!ライブ!』への初出演も発表されている。こうしたメディアでの露出にあわせて、今以上に楽曲は全国各地に広がっていくだろう。今後「犬とバカ猫」のバイラルヒットがいっそう加速していくことに期待したい。
Text by Sakika Kumagai
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