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ABBAのビョルン・ウルヴァースが、人工知能を用いた新しいミュージカルを制作中のようだ。米バラエティによると、現地時間2025年6月4日に開催された【SXSW ロンドン】での講演で、80歳のスウェーデンのポップ界の伝説は、AIが優れた創造的なツールであると信じているため活用していると語った。
「今、AIの助けを借りながらミュージカルを書いています」とウルヴァースは述べ、大成功を収めたポップ・カルテットのアバター・ステージ・ショー【ABBA Voyage】の続編となる、まだタイトル未定のプロジェクトの創作プロセスが約4分の3まで進んでいることを明らかにした。
「素晴らしい。本当に素晴らしいツールです」と彼はAIを絶賛し、「それは巨大な参照の枠組みを持つもう一人のソングライターが部屋にいるようなものです。まさに自分の頭脳の延長です。これまで考えもしなかったことにアクセスできるんです」と述べた。業界の多くの人々がAIを自らの存在や伝統的な創造プロセスへの脅威と恐れる中、ウルヴァースはシステムのバグを認識しており、それがAIを自身の既に卓越したソングライティングのスキルと融合させるのに役立ったと述べた。
彼はAIの相棒について、“(曲全体を書くこと)は下手”で、“歌詞が非常に苦手”であると認めつつも、自身の創造的な行き詰まりを乗り越えるのに助けになってきたと述べた。「何かについて書いた歌詞があって、そこで詰まってしまったり、その曲を特定のスタイルにしたいと思うことがあれば、それをプロンプトにできます。その場合、“君ならどう拡張する?”と尋ねることができます。“ここからどう進める?”と。たいていはゴミのようなものが出てきますが、時々そこから別のアイデアが生まれることがあるんです」と彼は説明している。
ウルヴァースは、エリカ・バドゥ(DJ Lo Down Loretta Brown として)、テムズ、メイベル、アリス・グラスなど、多彩なアーティストが参加する 【2025 SXSW ロンドン】のラインナップの一員だ。米ビルボードを傘下に持つペンスキー・メディア・コーポレーションと映画・制作会社MRCは、新型コロナウィルスのパンデミックの影響を受けて2021年に【SXSW】への出資を実施した。2年後にペンスキーは【SXSW】の株式の過半数を取得した。
最終的な形はまだ発表されていないこのAIプロジェクトは、ウルヴァースが【ABBA Voyage】の制作を担当する Pophouse Entertainmentと継続している提携の一環だ。【ABBA Voyage】のバーチャル・レジデンシーは2022年5月に英ロンドンで開幕し、2026年1月まで開催予定だ。このショーは、1982年12月の解散以来ライブ公演を行っていないABBAの4人のメンバーのデジタル・アバターと、10人のライブ・パフォーマーが共演するものだ。アグネタ・ファルツコグ、ベニー・アンダーソン、アンニ=フリッド・リングスタッドも参加するこのグループは、2021年11月に40年ぶりのアルバム『ヴォヤージ』をリリースした。
ウルヴァースは、創作活動においてAIを積極的に活用している一方で、急速に進化するデジタル時代において、アーティストの権利を守るために断固として闘う姿勢も示している。「私たちが書いた曲がなければ、これらのAIモデルは存在しなかったでしょう」と彼は述べている。
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