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レディオヘッドのトム・ヨークと、90年代初頭から現在に至るまでエレクトロニック・ミュージック・シーンの最前線に君臨するプロデューサー、マーク・プリチャードとのコラボレーション・シングル「Back In The Game」が突如公開された。
本楽曲は、トム・ヨークのソロ・ツアー【Everything】の初日、ニュージーランド・クライストチャーチで初披露され、その後オーストラリア、日本、シンガポールでの公演でも披露された。2016年に<Warp Records>からリリースされたマーク・プリチャードのアルバム『Under The Sun』に収録された「Beautiful People」に続く、2人にとって2度目のコラボ楽曲となっている。
「Beautiful People」と同様に、「Back In The Game」でも、マーク・プリチャードはトム・ヨークのボーカルにデジタル・エフェクトを加えている。今回は、世界初のオーディオ・デジタル・エフェクト機器の一つであるH910ハーモナイザーを使用し、ヨークの広範な音域をさらに拡張し、彼の声を可変的な楽器のように自在に操っている。
楽曲の解禁に合わせ、アナログとデジタル技術を融合させた多面的なアプローチで知られるビジュアル・アーティスト、ジョナサン・ザワダによるミュージック・ビデオが公開されている。ザワダは、マーク・プリチャードとの10年以上にわたってコラボレーションを続けており、『Under The Sun』のリリース時にも、ビジュアルやインスタレーションを手掛けた。
ザワダは、「“Back In The Game”のデモを初めて聴いたとき、狂気じみたベースラインに衝撃を受け、映画“ステイン・アライブ”でジョン・トラボルタがニューヨークの街を自信満々に闊歩するラストシーンを思い起こした。より不穏な雰囲気を伴っていたけどね。次第に、巨大なパレード用の頭部を被り、狂気の表情を浮かべたキャラクターが、攻撃的なのか祝祭的なのかわからないまま、終わりなき行進を続けるビジュアルが浮かび上がった。歌詞に注意を払うほど、詳細が明らかになり、建物の中からあらゆるものが窓から投げ出され、巨大な焚き火に投げ込まれる中、多くのキャラクターが行進するパレードの全体像が形成された。最終的に“Back In The Game”の映像は、文明が徐々に衰退する中で行われる盲目的な祝祭、いわば退行を通じた進化のようなものを描いた。これに重ねて、私たちが集合的な文化的表現にどのように価値を置き、21世紀の主要な文化的変化にどのように対峙するかを探求してみたんだ」と語っている。
◎リリース情報
シングル「Back In The Game」
配信中
https://markpritchard.ffm.to/backinthegame
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