【米ビルボード・ソング・チャート】レディー・ガガ&ブルーノ・マーズ2週連続首位、モーガン・ウォレン新曲TOP10入り

2025年1月14日 / 09:30

 レディー・ガガとブルーノ・マーズの「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」が2週目の首位を獲得した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 先週(2025年1月11日付)、登場20週目で首位に到達した「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」は、今週の集計期間(2025年1月3日から9日)に合計6,180万回のラジオ・エアプレイ(前週比4%増加)、2,800万回のストリーミング(3%増加)、5,000のセールス(8%減少)をそれぞれ記録して、ストリーミング・ソング・チャートでも2週目の首位を獲得。エアプレイ・チャートでは先週に続き2位をキープして、デジタル・ソング・セールス・チャートでは4位から3位に上昇した。

 「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」が1位に到達したことで、レディー・ガガは通算6曲目、ブルーノ・マーズにとっては9曲目に首位獲得総数を更新。レディー・ガガは2000年代、2010年代、2020年代でそれぞれ2曲ずつ首位を獲得したことになり、ジャネット・ジャクソン、故マイケル・ジャクソンに続く3つの年代で複数曲首位を獲得した3組目のアーティストとなった。

 その快挙について、レディー・ガガはTikTokで「自身のキャリアの中で3つの異なる年代にわたり、2曲も1位を獲得できたなんて信じられません。こんなにも長い間、私の音楽を聴いてくれていることを心から光栄に思っています」と感謝の気持ちを伝えている。

レディー・ガガ 首位獲得曲
「ジャスト・ダンス feat.コルビー・オドニス」(2009年/3週)
「ポーカー・フェイス」(2009年/1週)
「ボーン・ディス・ウェイ」(2011年/6週)
「シャロウ with ブラッドリー・クーパー」(2019年/1週)
「レイン・オン・ミー with アリアナ・グランデ」(2020年/1週)
「ダイ・ウィズ・ア・スマイル with ブルーノ・マーズ」(2025年/1週)

 これまで首位を獲得した上記6曲中、「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」を含む3曲が他のアーティストとのデュエットで、そのうちブラッドリー・クーパーとの「シャロウ」と同曲で、2曲目のデュエット・バラードでの首位を獲得した。

 他のアーティストをクレジットに含まない、男性と女性のソロ・アーティストによるデュエット・バラードで2曲首位を獲得したのは、アリアナ・グランデが「スタック・ウィズ・ユー with ジャスティン・ビーバー」(2020年5月)、「ダイ・フォー・ユー with ザ・ウィークエンド」(2023年3月)で達成したのに続くソング・チャート“Hot 100”史上2組目の快挙となる。

 なお、そのアリアナ・グランデとはもう1曲のデュエットでのNo.1タイトル「レイン・オン・ミー」で2020年6月に1位を獲得しているが、同曲はバラードではなくアップテンポな楽曲だった。

 また、ブルーノ・マーズは先週に続き今週もBLACKPINKのロゼとのコラボレーション・シングル「APT.」を5位に、2曲をTOP10に同時ランクインさせている。

 「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」に続き、今週4位には“スマイル”をタイトルに冠したモーガン・ウォレンの新曲「スマイル」が先週の27位から4位にジャンプアップして、自身12曲目のTOP10入りを果たしている。

モーガン・ウォレン TOP10タイトル
「7 サマーズ」(2020年/最高6位)
「ウェイステッド・オン・ユー」(2022年/最高9位)
「ユー・プルーフ」(2022年/最高5位)
「ドント・シンク・ジーザス」(2022年/最高7位)
「ソート・ユー・シュッド・ノウ」(2022年/最高7位)
「ラスト・ナイト」(2023年/最高1位)
「ワン・シング・アット・ア・タイム」(2023年/最高10位)
「シンキング・アバウト・ミー」(2023年/最高7位)
「アイ・ハッド・サム・ヘルプ with ポスト・マローン」(2024年/最高1位)
「ライズ・ライズ・ライズ」(2024年/最高7位)
「ラヴ・サムバディ」(2024年/最高1位)
「スマイル」(2025年/最高4位)

 直近でTOP10入りした「ライズ・ライズ・ライズ」、「ラヴ・サムバディ」の2曲は、前者が7位、後者は1位にそれぞれ初登場していて、「スマイル」でソロ曲3曲連続TOP10デビューを達成した。

 「スマイル」は、先週の集計期間(2024年12月27日から2025年1月2日)の途中、2024年12月31日にリリースされたため、先週のチャート(2025年1月11日付)で初登場したのは27位だったが、2週目となる今週は追跡期間が1週間分反映されたため、ポイントと順位が急上昇したという経緯がある。今週の集計期間(2025年1月3日から9日)には、ストリーミングが2,470万回再生、ラジオ・エアプレイが270万回、セールスは7,000をそれぞれ記録した。

 前述の通り、今週は1位の「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」と4位の「スマイル」が2曲、タイトルに“スマイル”を含む曲としてTOP10(およびTOP5)にランクインする史上初のチャート・アクションを展開した。

 なお、その他に「スマイル」をタイトルに含む曲は以下の7曲がTOP10入りしている。

・モーガン・ウォレン「スマイル」(2025年/最高4位)
・レディー・ガガ&ブルーノ・マーズ「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」(2025年/最高1位)
・ジュース・ワールド&ザ・ウィークエンド「スマイル」(2020年/最高8位)
・ シャニース「アイ・ラヴ・ユア・スマイル」(1992年/最高2位)
・ バッド・イングリッシュ「ホエン・アイ・シー・ユー・スマイル」(1989年/最高1位)
・ バリー・マニロウ「涙色の微笑(Can’t Smile Without You)」(1978年/最高3位)
・ ダリル・ホール&ジョン・オーツ「サラ・スマイル」(1976年/最高4位)
・ シカゴ「ぼくらに微笑みを(Make Me Smile)」(1970年/最高9位)
・ ザ・フライング・マシーン「笑って!ローズマリーちゃん(Smile a Little Smile for Me)」(1969年/最高5位)

 昨年7月からソング・チャート“Hot 100”史上最長記録となる通算19週間首位を獲得したシャブージーの「ア・バー・ソング(ティプシー)」は、先週に続き今週も2位をキープ。前週から3%減少したが、今週も6,620万回と高記録を維持してエアプレイ・チャートでは24週目の首位を獲得した。また、カントリー・ソング・チャートでは30週目の首位を獲得して、フロリダ・ジョージア・ライン&ビービー・レクサの「メント・トゥ・ビー」 (2017年から2018年に50週間)、サム・ハントの「ボディ・ライク・ア・バック・ロード」(2017年に34週間)に続く史上3番目の記録に到達した。

 ビリー・アイリッシュの「バーズ・オブ・ア・フェザー」も前週に続き3位にランクインして、ロック&オルタナティブ・ソング・チャートとオルタナティブ・ソング・チャートではそれぞれ23週目の首位を獲得した。

 昨年の年間チャートを制したテディ・スウィムズの「ルーズ・コントロール」は、先週の4位から6位にダウン。ケンドリック・ラマーの「Luther feat. シザ」は先週に続き7位をキープして、R&B/ヒップホップ・ソング・チャート、ラップ・ソング・チャートではそれぞれ5週目の首位を獲得した。

 グレイシー・エイブラムスの「ザッツ・ソー・トゥルー」は先週の6位から8位に順位を下げたが、ポイントは安定している。以下、ポスト・マローンの「アイ・ハッド・サム・ヘルプ feat. モーガン・ウォレン」は先週の8位から9位、サブリナ・カーペンターの「エスプレッソ」は9位から10位に、それぞれワンランクダウンした。

 
Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは1月17日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」レディー・ガガ&ブルーノ・マーズ
2位「ア・バー・ソング(ティプシー)」シャブージー
3位「バーズ・オブ・ア・フェザー」ビリー・アイリッシュ
4位「スマイル」モーガン・ウォレン
5位「APT.」ロゼ&ブルーノ・マーズ
6位「ルーズ・コントロール」テディ・スウィムズ
7位「Luther」ケンドリック・ラマー feat. シザ
8位「ザッツ・ソー・トゥルー」グレイシー・エイブラムス
9位「アイ・ハッド・サム・ヘルプ」ポスト・マローン feat. モーガン・ウォレン
10位「エスプレッソ」サブリナ・カーペンター


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