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稲葉浩志が、9月30日に放送されるNHK『tiny desk concerts JAPAN』に出演する。
『tiny desk concerts』はアメリカの公共放送NPRが2008年にネットでスタートさせた音楽プラットフォーム。「小さな机のコンサート」という名前のとおり、アーティストたちがNPRオフィスの小さな机でパフォーマンを行なう。その斬新なコンセプトから生まれたオーガニックなサウンドと親密なライブの雰囲気で世界的な人気コンテンツとなり、これまでにテイラー・スウィフトやBTSなどが出演している。
そんな『tiny desk concerts』の日本版『tiny desk concerts JAPAN』が3月よりスタートした。演奏を行うのは、NHKの実際のオフィス。今回、9月回に登場する稲葉浩志の公開収録が実施された。
一つのオフィスに駆け付けた従業員たちに囲まれ「人が多くてびっくり」と第一声を発した稲葉。DURAN(Gt.)、徳永暁人(Ba.)、サム・ポマンティ(Key.)、シェーン・ガラース(Dr.)とライブツアー【~enIV~】のバンドメンバーと共に生演奏がスタートした。徳永によるウッドベースの入りから、DURANのメロウなギターが重なる「眠れないのは誰のせい」。この番組だけに用意されたセット、そして稲葉の生声が静寂のオフィスに響き渡る。
「こんな同時に人が集まって、圧倒的な圧力です」と話し、笑いが起こる。稲葉はアコースティックギターを抱えて「BLEED」へ突入。先ほどまでのムードな雰囲気から一転して力強く発進していく。サムも稲葉の顔を伺いながら、巧みにグルーヴを生み出している。その後の「ブラックホール」でもタンバリンと従業員たちの手拍子があいまってリズムを生み出していった。「こんなスタイルがあったんだなと思いました。ゆっくり味わって、かみしめてやりたいと思います」。そう告げて後半戦へと続いていった。
その後行われたインタビューで率直な気持ちを聞かれると「気持ちよかったです」と一言。もともとアメリカの『tiny desk concerts』を楽しんで見ていたという稲葉は、出演してきたアーティストに対して「みんな何が気持ちいいんだろう? きっと何かがちょうどいいなっていう匙加減があると思う。それはやっぱり音なんだなって」と語る。そう思いながらも稲葉はシンプルな空間で、かつライブや映像とは違う場面で“よりクリアな音”を追及して臨んだという。ライブツアー【~enIV~】も終わったばかりということもあり、チームワークもバッチリの公開収録だったと感じた。
今後『tiny desk concerts JAPAN』が世界に発信されていくことに対して、「言語が英語じゃなくても、昔よりも音楽の広がる可能性が高い。たまたま見つけてもらって、面白がっていただきたい」と語る稲葉。そして最後に、今後出演していくであろう若いミュージシャンへ向けて「また違う音楽体験になるので、ぜひやっていただきたい」と話していた。
◎番組情報
『tiny desk concerts JAPAN』
総合:2024年9月30日(月)23:00~23:30
NHK WORLD JAPAN(国際放送):9月30日(月)0:10~0:39、5:10~5:29、12:30~12:59、18:30~18:59
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