J.D.サウザーが78歳で死去、イーグルスやリンダ・ロンシュタットとの共作で知られる

2024年9月19日 / 11:10

 現地時間2024年9月17日に公式ウェブサイトに掲載された声明によると、ジョン・デヴィッド・“J.D.”・サウザーが、米ニューメキシコ州の自宅で静かに息を引き取った。享年78歳だった。

 アーティスト、ソングライター、俳優として、またイーグルスやリンダ・ロンシュタット、ジェームズ・テイラーなどとのコラボレーションで知られたサウザーは、イーグルスの故グレン・フライと親交を深め、イーグルスの数々の大ヒット曲の作詞作曲でコラボした。その中には「New Kid in Town」、「James Dean」、「Doolin-Dalton」、「Best of My Love」などが含まれる。また、サウザーは、1979年のイーグルスのヒット曲「Heartache Tonight」をフライ、ボブ・シーガー、ドン・ヘンリーとともに共作し、1989年のヘンリーのヒット曲「The Heart of the Matter」も共作した。また、ボニー・レイットの「Run Like a Thief」、ロンシュタットの「Faithless Love」や「White Rhythm and Blues」などの楽曲も手がけた。 サウザーとロンシュタットは「Prisoner in Disguise」や、ジョン・トラボルタ主演の1980年の映画『アーバン・カウボーイ』ででフィーチャーされた「Hearts Against the Wind」などの楽曲でもコラボしている。

 その過程で、サウザ―は1970年代のカントリーロック・シーンにおける最も優れた音楽的立役者の一人となった。米デトロイトで生まれ、テキサス州アマリロで育った彼は、テキサスの地元のグループ、ザ・シンダーズとしてレコーディングを開始し、同グループはジョン・デヴィッド・アンド・ザ・シンダーズとしてワーナー・ブラザーズからシングルをリリースした。

 サウザ―は1972年にセルフタイトル・デビュー・アルバムをリリースし、その後クリス・ヒルマンとリッチー・フューレイと組み、アルバム『ザ・サウザー・ヒルマン・フューレイ・バンド』をリリースした。1976年にはソロ・アルバム『ブラック・ローズ』をリリースし、ロンシュタットとの共作「If You Have Crying Eyes」が収録された。

 サウザーの最も有名なソロ・ヒットは、1979年にリリースされた「You’re Only Lonely」で、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で7位を記録した。1981年には、ジェームス・テイラーとのコラボ曲「Her Town Too」がHot 100で11位を獲得した。

 サウザーは9月24日から米フェニックスでカーラ・ボノフとの新たなツアーを開始する予定だった。彼は2人の姉妹、元妻とその娘、愛犬のレイラとボブ、そして音楽業界の多くの仲間たちを残して逝った。サウザーに弔意を示すために、米ベスト・フレンズ・アニマル・ソサエティへ寄付することができる。


音楽ニュースMUSIC NEWS

【先ヨミ速報】INI『THE WINTER MAGIC』リリース初週に自身初のミリオン達成

J-POP2025年11月21日

 SoundScan JapanによるCDシングル売上レポートから2025年11月17日~11月20日の集計が明らかとなり、INIの『THE WINTER MAGIC』が1,117,138枚を売り上げて、ミリオンを突破したことがわかった。  … 続きを読む

【先ヨミ速報】Snow Man『SERIOUS』自身10作目のミリオン達成

J-POP2025年11月21日

 SoundScan JapanによるCDシングル売上レポートから2025年11月17日~11月20日の集計が明らかとなり、Snow Manの12thシングル『SERIOUS』の累計売上枚数が1,001,846枚に到達し、ミリオンを突破した … 続きを読む

ケラーニ、ICEによる学校や職場での“拉致”を非難「狂気の沙汰」

洋楽2025年11月21日

 ケラーニが、移民を学校や仕事場から“拉致”するアメリカ合衆国移民・税関執行局(ICE)を強く非難した。  今週初め、米ロサンゼルスのラジオ番組『Big Boy’s Neighborhood』のインタビューに応じたケラーニは、ホストのビッグ … 続きを読む

故オジー・オズボーン、“ポップ全開だった80年代前半”にマドンナとのデュエット計画が実現しかけていた

洋楽2025年11月21日

 メタル界のレジェンド、故オジー・オズボーンの長男ルイス・オズボーンが、今週配信された、異母弟にあたるジャック・オズボーンのポッドキャスト『Trying Not to Die』に出演し、亡き父について家族ならではの談笑を交えつつ語り合った。 … 続きを読む

リアム・ギャラガー、オアシス【Live '25】ツアー中の“また来年会おう”発言にブレーキ「座って話し合う必要がある」

洋楽2025年11月21日

 今年のオアシス【Live ’25】公演を観るチケットを確保できた人にとっては大きな機会となった一方、手に入れられなかった人の中には、先週、フロントマンのリアム・ギャラガーが来年の追加公演を示唆したように見えたことで期待を寄せた … 続きを読む

Willfriends

page top