<レポート>NEXZ、東京タワーで日本デビュー記者発表 今後の目標やNEX2Yへの思いを語る

2024年6月14日 / 22:48

 NEXZ(ネクスジ)が、8月21日リリースの1st EP『Ride the Vibe (Japanese Ver.) / Keep on Moving』で日本デビューすることを発表し、日本デビュー発表記者会見を行った。

 NEXZ は、JYPとソニーミュージックの日韓合同オーディション・プロジェクト【Nizi Project Season 2】から誕生したボーイズグループ。グループ名は、“Next Z(G)eneration”を意味しており、これからの未来を新しい世代と一緒に切り開いていくというメッセージが込められている。5月20日にはグローバルデビューを果たし、韓国デビュー作「Ride the Vibe」のミュージック・ビデオは公開3日でYouTube再生数1,000万回を超え、現在3,100万回再生を突破するなど注目を集めている。

 【Nizi Project Season 2】は、日本テレビ系『DayDay.』で放送されており、記者発表は同番組MCの武田真一アナウンサーを司会に迎えて行われた。拍手の中7人が登壇すると、まずは自己紹介からスタート。YU(ユウ)は「グループのお母さんを担当しています」、HARU(ハル)は「ステージでの余裕を感じさせるパフォーマンスと多様な表現がポイントです」、SO GEON(ソゴン)は「口の横にあるチョコチップのようなほくろがチャームポイントです」、NEXZのリーダーであるTOMOYA(トモヤ)は「全力で頑張るので温かく見守ってくださったら嬉しいです」、YUKI(ユウキ)は「NEXZの末っ子。揚げ物が大好きです」、HYUI(ヒュイ)は「チャームポイントは明るい笑顔です」、SEITA(セイタ)は「チャームポイントは目の際にあるほくろです」と、それぞれ元気な挨拶で記者たちを和ませた。

 今回の記者発表は、東京タワーのメインデッキにあるClub333にて行われた。この場所を記者発表に選んだ理由を聞かれたHYUIが「東京タワーのように、世界中の方々から愛される大きな存在になりたいという思いを込めて、東京タワーで記者発表を行うことになりました」と話すと、YUKIも「NEXZの7人で初めて東京タワーに来たんですけど、最初に見たとき本当に大きくてびっくりしました。エレベーターの中で、すごくわくわくドキドキしながら昇ってきました」と喜色満面だった。

 NEXZは、今年の夏にメンバーそれぞれの地元を凱旋するショーケースを行うほか、多数のイベントへの出演も決定している。6月30日には埼玉・ベルーナドームで開催される【2024 Show! Music Core in Japan】に出演することについて、HYUIは「3万人のお客さんが来る大きな会場で、憧れのStray Kids先輩やNiziU先輩、NMIXX先輩をはじめ、たくさんの先輩方と同じステージに立てることを楽しみにしています」とステージへの意気込みを見せた。また、7月27日に東京・国立競技場で行われる【明治安田Jリーグワールドチャレンジ2024 powered by docomo】でパフォーマンスをおこなうことについて、SO GEONは「年に一度のサッカーのビッグイベントということですごく緊張しています。でもそこで、いつか僕たちも単独コンサートができるグループになりたいです」と今後の目標も明かした。

 NEX2Y(ネクスティ)への思いものぞかせた。NEX2YはNEXZのファンネームで、“NEXZとNEX2Yはいつもそばにいる(NEXT TO YOU)”という意味が込められている。SO GEONは「この名前の通り、僕たちはいつもNEX2Yのそばで希望や愛を与えられるようになりたいです」と語った。また、今までの活動を通して嬉しかったことを聞かれ、YUKIが「ショーケースのステージに上がった瞬間。NEXZとして7人ではじめてNEX2Yの前に立った瞬間だったので、その瞬間が忘れられなくてずっと記憶に残っています」と話すと、HARUが「音楽番組や大きなステージに立ったときに、NEX2Yの方々から直接大きな声で応援をもらえたこと」と、彼らの活動にNEX2Yがなくてはならない存在であることを明かした。

 【Nizi Project Season 2】の頃から一番成長したと思うメンバーを聞かれると、YUはSO GEONと回答。「【Nizi Project Season 2】でも“虹の奇跡”と呼ばれていて、そのときから努力を惜しまず毎日毎日頑張っている姿を見てかっこいいなと思っていたし、今でもそれを忘れずにずっと努力しているので、いちばん成長したのではないかなと思います」というYUの言葉に、SO GEONが照れ笑いするシーンも。他の練習生よりも経験の少なかったSO GEONはレッスン中に泣いてしまうこともあったという。そのときにTOMOYAが「俺の目を10秒見て」と言って励ましたというエピソードが話題に上がり、実際にTOMOYAがセリフを言うと会場は笑いに包まれた。

 また、記者からの「NEXZを一言で表すとしたら?」という質問に対し、TOMOYAは「美術館」と回答。「美術館にはいろんな魅力があるように、7人各自の個性や色、魅力が一つとなっている」とグループの強みをアピールした。デビューしてからの変化について聞かれると、TOMOYAが「【Nizi Project Season 2】の間は、チームだけどライバル同士だったので、教え合いながらも自分も生き残ってデビューしなきゃいけないという気持ちが強かったんですけど、ひとつのチームになってからは本当に家族のようにお互い助け合って、毎日楽しい日々を過ごしていて。新しい家族ができたことがいちばん変わったかなと思います」と関係性の変化について答えた。7人での共同生活について、SEITAは「ごはんを食べるときも7人、ゲームをするときも7人、どこかに出かけるときも7人。僕たちは磁石のようにくっついて仲が良い、そういう感じのグループです」とグループの仲の良さを明かした。

 今後の活動について、TOMOYAが「NEX2Yのみなさんに、いつも応援してくださっている分、かっこいいパフォーマンスで恩返しをすること、そして良い影響を与えられるアーティストになることがいちばんの目標じゃないかなと思います。そしていつかの話なんですけど、もし僕たちの単独コンサートができたら、本当に嬉しいなと思います。頑張ります。応援よろしくお願いします!」と話した。日本デビューを迎える彼らの、東京タワーをも飛び越えるような今後の活躍に期待が高まる。

Text by Sakika Kumagai
Photos by 田中聖太郎

◎リリース情報
EP『Ride the Vibe (Japanese Ver.) / Keep on Moving』
2024/8/21 RELEASE

<初回生産限定盤A(CD+Blu-ray)>
ESCL-6006 3,600円(tax in.)
<初回生産限定盤B(CD+NEXZINE+Bonus Track)>
ESCL-6008 2,600円(tax in.)
<通常版(CD only)>
ESCL-6009 1,600円(tax in.)

◎イベント情報
【NEXZ SHOWCASE 2024 “Ride the Vibe”】
2024年8月3日(土) 福岡・マリンメッセ福岡B館
2024年8月4日(日) 福岡・マリンメッセ福岡B館
2024年8月17日(土) 大阪・エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)
2024年8月18日(日) 大阪・エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)
2024年8月24日(土) 東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ
2024年8月25日(日) 東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ


音楽ニュースMUSIC NEWS

<ライブレポート>FOMARE、地元高崎で1万人に誓った宣言「この先どんなことをして、誰に何を言われようが、僕たちFOMAREは変わらずにいようと思います」

J-POP2025年10月3日

 結成10周年を迎えたFOMAREが、無料ライブ【愛する人、場所】を群馬・Gメッセ群馬で開催した。群馬県高崎市出身のFOMAREは、最新作であるEP『overturn』のリリース前日、9月23日に自身最大規模のワンマンを地元で実現。1万人の … 続きを読む

<ライブレポート>清水翔太、地元大阪で咲かせた喜びの花――アルバム『Pulsatilla cernua』引っさげたツアー、ファイナル公演

J-POP2025年10月3日

 清水翔太が、6月から全国を巡ってきたツアー【ゲルぴよ presents SHOTA SHIMIZU LIVE TOUR 2025 ‘Pulsatilla cernua’】のファイナル公演を9月22日、大阪・大阪城ホールで開催した。MCで「 … 続きを読む

マライア・キャリー、エミネムとの確執や『8 Mile』出演の噂について語る

洋楽2025年10月3日

 マライア・キャリーが、長年にわたるエミネムとの確執について新たな見解を明かした。  現地時間2025年10月1日に放送された米TV番組『ウォッチ・ホワット・ハプンズ・ライブ・ウィズ・アンディ・コーエン』の「Plead the Fifth」 … 続きを読む

故ジョージ・マイケル遺産管理団体、テイラー・スウィフト「Father Figure」に関して声明発表「成功を心より願っている」

洋楽2025年10月3日

 故ジョージ・マイケルの「Father Figure」が、テイラー・スウィフトによって再解釈され、彼女の最新アルバム『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール』の4曲目に収録された。この楽曲は同じタイトルを冠し、1988年にヒットしたマイケルのオ … 続きを読む

霜降り明星・せいや「夢は紅白!」、本名“石川晟也”名義でデビュー曲「オカンのLINE」配信決定

J-POP2025年10月3日

 霜降り明星・せいやが、本名の「石川晟也」名義でアーティストとしてデビューする。  これまでせいやは、バラエティ番組の歌唱企画で歌声を披露のほか、自身のYouTubeチャンネルでもカバー動画を公開するなどしてきた。  そんなせいや改め、石川 … 続きを読む

Willfriends

page top