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2024年6月5日公開のBillboard JAPAN週間シングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”(集計期間:2024年5月27日~6月2日)で738,775枚を売り上げて首位を記録したJO1の『HITCHHIKER』。
JO1の8thシングルである『HITCHHIKER』はフラゲ日でハーフミリオンを突破。初回限定盤A・B、通常盤の3形態で5月29日にリリースされた本作には、2月に配信シングルとしてリリースされた「Aqua」を含む全6曲が形態別に収録されている。
ここでは、SoundScanJapanの販売データを使用し『HITCHHIKER』の販売動向を調査する。図1(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/138497/2)は『HITCHHIKER』と2023年4月リリースの7thシングル『TROPICAL NIGHT』、そして2022年10月リリースの6thシングル『MIDNIGHT SUN』の実店舗での発売初週の地域別販売比率のグラフとなる。また、一般的なシングルの販売比率とも比較するため、2024年に発売された全てのシングルの販売比率も“全シングル”としてグラフに追加している。
グラフを見てみると、『HITCHHIKER』の各販売比率が前作『TROPICAL NIGHT』とかなり近いものとなっていることがわかる。関東が共に50%を超えており(『HITCHHIKER』が53.7%、『TROPICAL NIGHT』が58%)、それに近畿、九州の2地方が続く形となっている。多少の細かい増減はあれど、両作の販売動向に大きな差はないと言えるだろう。比較対象を前々作『MIDNIGHT SUN』に移すと、関東の数値に10%以上の差があることが目に入る。前作『TROPICAL NIGHT』において関東の販売比率が増加し、その水準を今作『HITCHHIKER』でも基本的に保つことができていることがわかる。
全シングルと比較すると、『HITCHHIKER』と『TROPICAL NIGHT』は前述の関東の数値を中心に、全シングルに近い比率となっていることから、『TROPICAL NIGHT』からより全国的な販売動向に変化していったことが窺える。また、過去2作同様に『HITCHHIKER』は九州の数値が平均より高くなっており、同地域での支持の強さも見て取れる。
ハーフミリオン越えで自己最高記録もクリアし、勢いに乗るJO1の今後の動向、そして『HITCHHIKER』の2周目以降のチャートアクションに引き続き注目していきたい。
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