SHOW-YA/NEMOPHILA/SILENT SIREN/相川七瀬ら出演、【NAONのYAON 2024】のライブレポートが到着

2024年5月20日 / 14:10

 都市型フェスのパイオニアとも言われる【NAONのYAON2024】が、5月18日に日比谷野外大音楽堂で行われた。

 今回で18回目を迎える【NAONのYAON】は、出演者全員が女性でジャンルレス、世代を超えたコラボも話題となるまさに女性だけの祭典だ。

 寺田恵子の第一声「NAONのYAONへようこそ!」から本編はスタートした。トップバッターは2月に武道館ワンマンを成功させたNEMOPHILA。圧倒的な音圧と華やかなステージングは新体制になってさらに磨きがかかっている。続いて初出演のTRiDENT、そして常に進化を続ける規格外バンドGacharic Spinが怒涛のパフォーマンスを披露した。さらに、2年の休止期間を経て活動を再開したSILENT SIRENが2017年ぶりに出演。「フジヤマディスコ」やライブでの定番曲「チェリボム」など3曲を披露し、骨太なビートと変わらない可愛いさ、溢れる笑顔で野音に華を添えてくれた。

 【NAONのYAON】のタイムキーパー担当の神取忍、井上貴子がゴングを鳴らして登場し、MCを展開する中、「ちょっと待って、いつまで待たせるんだよ」とダンプ松本が登場。過去3回出てることをアピールしつつ、それぞれ憧れのプロレスラーをトーク。寺田恵子の「この4人で歌いませんか、かけめぐる青春」をきっかけに軽やかなボックスステップを踏むと会場が異常な盛り上がりをみせ、歴代レジェンドメドレーへとなだれこむ。

 本田美奈子「1998年のマリリン」、シーナ&ザ・ロケッツ「レモン・ティー」、葛城ユキ「ボヘミアン」、八代亜紀「雨の慕情」、いずれも【NAONのYAON】、日比谷野外大音楽堂のステージに立ち、強烈なパフォーマンスで異彩を放ったNAON達。その思いをSHOW-YA寺田恵子と相川七瀬が歌い継いだ。恒例のプリンセス プリンセスメドレーのあとは休憩、転換中に再びダンプ松本が神取、井上、寺田とともにステージに登場しトークを繰り広げる。

 後半戦は麻倉未稀からスタート。80年代に爆発的にヒットしたあの「ホワット ア フィーリング ~フラッシュダンス」とドラマ『スクールウォーズ』の主題歌「ヒーロー」をパワフルでソウルフルに歌い上げ、オーディエンスも一緒に歌い青春グラフティーを楽しむ。八神純子は2015年以来の出演、円熟味と匠レベルの歌唱力で「パープルタウン」を熱唱。相川七瀬はディーバ達が織りなす中盤をスタイリッシュなMCと共に「Sweet Emotion」「夢見る少女じゃいられない」を披露し確実に会場の熱気を襷でリレーする。MCでは「このステージがあることで糸のように縦と横の世代の交流ができ、ROCKの文化が紡いでいけるのかなと」とメッセージ。受け取るのは2019年ぶりの出演となるYU-KI(TRF)だ。問答無用でテッパンの「masquerade -30th Version for Budokan-」「EZ DO DANCE -Version 2023-」「survival dAnce~no no cry more~」をパフォーマンス。そのグルーヴで野音をクラブ化し、心地よく開放感あふれる空気で包んでくれる。ディーバ達の宴はまだまだ続き、田村直美がステージに。Gacharic Spinのアンジーと「ゆずれない願い」をまさかのコラボ披露し会場をざわつかせるサプライズも【NAONのYAON】ならではだ。

 そして、SHOW-YAの登場で本編はフィナーレへと向かう。SHOW-YA初のEDM曲「Tokyo,I Scream」からロックはリフであることを改めて強烈に印象付ける「私は嵐」「限界LOVERS」へ。ギターとベース回しのパフォーマンスはいまだ健在だった。「今年40周年に突入します。未知の領域に入るかも知れないけど、その生き様で次世代に道をつなげたいと思います!」と寺田恵子(SHOW-YA)がステージから熱く語る。40thイヤーに突入するSHOW-YA。1988年以来となる100本ライブを敢行するという発表には驚いたが、SHOW-YAであれば十分やり遂げてくれるだろう。

 アンコールは22組50名がステージで「Rock Love」を出演者全員で大合唱し、会場も一体となり盛り上がりの絶頂を迎えた。まさに百花繚乱の【NAONのYAON】。熱い女性たちのバトルに変化球は一切なく、全てが直球勝負だ。それでいて煌びやかで華やかで艶やか。唯一無二となる【NAONのYAON】のステージだった。

 年齢を感じさせずエネルギッシュに、今なお飽くなき挑戦をするSHOW-YA。日本のロックシーンを牽引してるのは間違いないが、それ以上にとにかく強靭で、核にある魂が半端ない。是非1度、SHOW-YAのライブにも足を運んで欲しい、そんな思いを強くした夜だった。

◎公演情報
【NAONのYAON 2024】
2024年5月18日(土)
東京・日比谷野外大音楽堂
出演アーティスト:SHOW-YA、八神純子、田村直美、相川七瀬、SILENT SIREN、Gacharic Spin、TRiDENT、渡辺敦子(ex.PRINCESS PRINCESS)、富田京子(ex.PRINCESS PRINCESS)


音楽ニュースMUSIC NEWS

櫻坂46、10thシングル「I want tomorrow to come」MV公開&先行配信決定 新ビジュアルも解禁

J-POP2024年9月23日

 櫻坂46が、10月23日発売となる10thシングル『I want tomorrow to come』の新ビジュアルを公開した。  センターを務める三期生・山下瞳月が頂上に出で立ち、グループの次なる未来に向かう眼差しが印象的なビジュアルに仕 … 続きを読む

【米ビルボード・アルバム・チャート】トラヴィス・スコット首位浮上、アナログ盤出荷を受けて106位からジャンプアップ

洋楽2024年9月23日

 トラヴィス・スコットの『デイズ・ビフォア・ロデオ』が登場4週目で1位を獲得した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。  『デイズ・ビフォア・ロデオ』は、 2014年8月18日に無料でリリースされた2作目のミックステープで、これまでは正 … 続きを読む

櫻坂46、10thシングルのセンターは三期生・山下瞳月

J-POP2024年9月23日

 櫻坂46が、10月23日発売となる10thシングル『I want tomorrow to come』のフォーメーションを公開した。  今作は、三期生・山下瞳月がセンターを務めることが決定した。山下は、前作の9thシングル「自業自得」でもセ … 続きを読む

BMSG POSSE、12月にオムニバスアルバム『TYOISM Vol.1』リリース&単独公演を開催

J-POP2024年9月22日

 BMSG POSSEが、2024年12月に初のオムニバスアルバム『TYOISM Vol.1』(読み:トウキョウイズムボリュームワン)をリリースし、初の単独公演【BMSG POSSE presents TYOISM】を開催する。  SKY- … 続きを読む

BMSGのスポーツイベント【THE GAME CENTER】東京ドームで開催「楽しくナンバーワンを決めます!」

J-POP2024年9月22日

 BMSG所属アーティストによるスポーツイベント【THE GAME CENTER】が、2024年11月26日に東京・東京ドームで開催される。  本イベントには、チェアマンとしてSKY-HI、プレイヤーとしてNovel Core、BE:FIR … 続きを読む

Willfriends

page top