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サイケデリック・ロック・アルバム『レッツ・スタート・ヒア』で世界中に衝撃を与えたリル・ヨッティだが、次回作のクリエイティブ面においてまた新たな方向性を打ち出そうとしているようだ。現地時間2024年2月13日、リル・ヨッティが、ジェイムス・ブレイクとのジャンルを超えたジョイント・プロジェクト『バッド・カメオ』を準備中であることを明らかにした。
「ジェイムスは、かなり大勢のヒップホップ・アーティストと仕事をしてきたと思う」とリル・ヨッティはインスタグラムに投稿した動画で述べ、「でも、このプロジェクトは2人にとってもかなり変わったものなんだ。それから、ジェイムスが投稿した1枚の写真を除けば……彼はフォロワーがあまり多くないから、僕らが知り合いであることは知られていないと思う」と続けた。
これまで2人は正式にタッグを組んだことはないが、ブレイクは最近ではカニエ・ウェストの『ヴァルチャーズ1』やトラヴィス・スコットの『ユートピア』にプロデューサーとしてクレジットされており、ヒップホップ界では知られた存在だ。
昨年3月、ブレイクとリル・ヨッティのスタジオで撮影された写真が拡散されたとき、2人が何かでコラボするのではないかとファンの間で話題になった。この数か月後、ブレイクは、DIYマガジンとのインタビューで、リル・ヨッティと会ったと語っていた。「(ヨッティとは)あるプロジェクトに取り組んでいて、たまたま彼がロンドンにいたので、クラブに行かないかって誘ったんだ。彼は多分、どんな感じになるのかわかってなかったと思う」とブレイクは振り返り、「彼は、ちょうどラガ・ツインズがステージに登場した瞬間に到着した。そして“ああ、ヤバイな、これはちょっと違うぞ”って感じで立ち尽くしたんだ」と説明していた。
2024年に入り、キッド・カディ、チーフ・キーフ、フェイ・ウェブスター、フレッド・アゲインらの楽曲にゲスト・バースを提供してきたリル・ヨッティは、今月初めにシングル「Cold Sunday」を公開している。
2023年1月にリリースされたアルバム『レッツ・スタート・ヒア』は、初週に36,00ユニットを獲得して、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で初登場9位をマークした。リル・ヨッティは昨年、ソロ・アルバムについての米ビルボードのカバー・ストーリーで、「このアルバムでは旅をしてもらうことが目的だった。再生を押して、虚空に落ちていくんだ」と説明していた。
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