「TIF!出たい!」デビュー1か月と思えない快進撃を見せるアイドルグループ・かわのろ(可愛いって言わないと呪う!)とは?

2024年1月8日 / 21:13

 2010年代に暗躍したガールズポップバンドシーンの異端児(ドラマーは女装家)ぽわん。その代表曲を冠したアイドルグループ・可愛いって言わないと呪う!(通称:かわのろ)がメイビーモエプロデュースのもと結成され、2023年12月2日に主催イベントでのお披露目ライブにてデビューを果たした。

 その後、僅か1か月間で確実にファンを増やし、2024年1月4日に開催された初の定期公演【かわのろフィーバーvol.1 あけおめSP】では、早くも3組のグループ内ユニットの初パフォーマンスをお届け。さらに、7日の【mini TIF vol.93】でもデビュー直後のグループとは思えない盛り上がりを見せ、世界最大規模のアイドルフェス【TOKYO IDOL FESTIVAL 2024】へ初出場したい想いを宣言してみせた。

<新人アイドルらしからぬ長所をいくつも併せ持つグループ>

 まず可愛いって言わないと呪う!をオーディション時から取材してきた身として、デビュー1か月現在の彼女たちの印象をここに記したい。

 7人7様の“可愛い”と熱い想いを爆発させながら活動しているかわのろは、アイドル顔面偏差値ランキング上位を席巻するほどのルックス。つんく♂プロデュースのモーニング娘。をはじめとするアイドル同様「さすがバンドマンがプロデュースしているライブ至上主義グループ」と思わせる、メンバー全員どこにいてもセンターのつもりで歌い踊るパフォーマンス精神。本気でみんなを幸せにしようとする気概に溢れた光度100%の笑顔。それらが開花させるハイパーポップで個性的な楽曲の爆発力など、新人アイドルらしからぬ長所をいくつも併せ持つグループだ。

 また、メンバー個々のデビューに至るまでのストーリーと、その人生が色濃く反映されたキャラクターも魅力的。これについては、デビュー前に公開されたオフィシャルインタビュー記事をご覧頂ければと思うが、そんな7人が一体となったライブの華やかさはデビューライブからスパークしており、このまま成長していったらアイドルシーンの主役へ登り詰めることも夢ではない──と、思わせるほどのポテンシャルに満ち溢れている。

◎可愛いって言わないと呪う!10000字分の熱い想い語る「私たちのことを好きになってもらいます!」はじめてのオフィシャルインタビュー公開
https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/132274

<デビュー1か月で早くもグループ内ユニット3組のお披露目>

 大規模のプロモーションをしていないにも関わらず、SNSをはじめとしたネットでの情報だけでアイドルに敏感な観客が多く詰めかけた(※正直、ここまで注目されているとは思わなかった)デビューライブから1か月。かわのろはこれから毎月行う定期公演【かわのろフィーバー】の初回を渋谷で実施したのだが、早くもグループ内ユニット3組のお披露目ライブを敢行した。

 とにかくポップな可愛さにステータス全振りした“あいすぴーち(水嬉るい(水色)&桃実ゆな(ピンク))”は、ふたりが敬愛するFRUITS ZIPPERの名曲「ハピチョコ」「わたしの一番かわいいところ」を満面の笑顔で披露。続く、本格的にダンススキルを長年磨き続けてきたメンバー3人による“ふぃくしょん(舞白ゆきだま(白色)&翠茉りの(エメラルドグリーン)&星菜あむ(紫色)”は「lolli-lolli(lol)」「WA DA DA(Kep1er)」をクールでキレッキレなダンスパフォーマンスで体現し、アイドル現場をクラブ現場へと変貌させてみせた。そして、歌の力で聴き手を魅了するコンセプトに特化した“るなれんっ!(絢愛かれん(赤色)&月城りん(黄色))”は「しゅきぴ(=LOVE)」「まほろばアスタリスク(≠me)」を涙誘うほどのエモーショナルな二声ボーカルでお届け。

 いずれもカバーであったが、3組7人がそれぞれ持つスペシャルな要素を全面的に打ち出す内容で「こんな武器を隠し持っていたのか!」と驚かされた。今後それぞれの個性とスキルに合ったオリジナル曲が誕生すれば、このユニットアクトもかわのろの唯一無二性をよりアピールできる強みになるだろう。

<「TIFに出たい気持ちをお伝えさせて頂きます!」>

 なお、凄まじい速度で新たな魅力を次々打ち出しているかわのろだが、この定期公演の3日後には、今夏も開催される世界最大級のアイドルフェス・TIFこと【TOKYO IDOL FESTIVAL 2024】関連イベント【mini TIF vol.93】へ出演。2部のトップバッターとして登場したのだが、看板曲である「可愛いって言わないと呪う!」などド派手なキラーチューンを畳み掛け、初見のアイドルファンも巻き込んで歓喜乱舞させてみせた。また、オリジナルの町中華ミックスを挟む「中華食べたい!」では、突如「TIFに出たい気持ちをお伝えさせて頂きます!」と宣言。ミックスを「TIF!出たい!」に変えて歌い叫び、TIF運営に向けて「偉い人どうですかー!?」と盛り上げながらアピールしてみせた。

 そんなアイドルらしい貪欲さも忘れないかわのろ。果たして結成後初の開催タイミングで【TOKYO IDOL FESTIVAL 2024】へ出演できるのかも含め、今後の動向に注目してほしい。なお、1月20日(土)CHIC HALL SHIBUYAにて主催イベント【かわのろ主催超ド級ライブ vol.1】を、2月3日(土)渋谷Milky Wayにて定期公演【かわのろフィーバーvol.2 7人合同生誕SP】をそれぞれ開催することが決定しているので、ファンはもちろん、まだこんなに魅力的な彼女たちと出逢っていない人たちも、これを機にぜひ足を運んでみてほしい。

取材&テキスト:平賀哲雄

◎イベント情報

主催公演【かわのろ主催超ド級ライブ vol.1】
2024年1月20日(土)CHIC HALL SHIBUYA
OPEN 12:30 / START 12:50
出演:可愛いって言わないと呪う!/Honey Devil/EMuLATE
チケット:優先入場3,500円(tax in)一般入場2,500円(tax in)

定期公演【かわのろフィーバーvol.2 7人合同生誕SP】
2024年2月3日(土)渋谷Milky Way
※開場開演時間及びチケット詳細情報は、後日発表

◎可愛いって言わないと呪う!オフィシャルサイト
https://kawanoro.bitfan.id/
◎可愛いって言わないと呪う!X公式アカウント
https://twitter.com/kawanoro_info
◎可愛いって言わないと呪う!TikTok公式アカウント
https://www.tiktok.com/@kawanoro_official
◎可愛いって言わないと呪う!YouTube公式チャンネル
https://www.youtube.com/@kawaiitteiwanaitonorou


音楽ニュースMUSIC NEWS

ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナー、新作の存在を示唆「その欲求が確かにある」

洋楽2025年12月17日

 ナイン・インチ・ネイルズ(NIN)による正式なスタジオ・アルバムのリリースからは、2020年の『ゴースツ・VI:ロカスツ』以来、すでに5年が経過している。歌詞を伴うフルレングス作品に限れば、最新作は『バッド・ウィッチ』までさかのぼり、実に … 続きを読む

【第98回アカデミー賞】『ウィキッド 永遠の約束』/マイリー・サイラス/NINなど音楽部門ショートリスト入り

洋楽2025年12月17日

 現地時間2025年12月16日、【第98回アカデミー賞】の<作曲賞>と<歌曲賞>を含むショートリストが発表された。  <作曲賞>には、ルドウィグ・ゴランソンによる『罪人たち』、アレクサンドル・デスプラによる『フランケンシュタイン』、ハンス … 続きを読む

キュウソネコカミ、初主催フェス【極楽鼠浄土】ライブ音源配信スタート

J-POP2025年12月17日

 今年の3月に開催された、キュウソネコカミ初の主催フェス【極楽鼠浄土 at 神戸ワールド記念ホール 2025.3.20】の全曲ライブ音源が、本日17日より配信スタートした。  本公演はキュウソネコカミのメジャーデビュー10周年の締めくくりと … 続きを読む

【ビルボード】“ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20”、藤原ハガネが「にゅー!支配者のキャロル」で自身初の首位獲得

J-POP2025年12月17日

 2025年12月17日公開(集計期間:2025年12月8日~12月14日)のBillboard JAPAN “ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20”で、藤原ハガネ「にゅー!支配者のキャロル」が首位を獲得した。  「にゅー!支 … 続きを読む

ナカヤマユキコ(ex.BiS)高田メタル(ELLEGARDEN/MAYKIDZ)ら擁するthe End「カーテンコール」リリース! 来年1/17にイベントも

J-POP2025年12月17日

 ボーカルのナカヤマユキコ(ex.BiS)、ベースの高田メタル(ELLEGARDEN/MAYKIDZ)、ギターのセニョール山野、キーボードの miifuuによる4人組バンド・the End。12月17日に11か月ぶりの新曲「カーテンコール」 … 続きを読む

Willfriends

page top