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グローバルグループの&TEAMが、11月16日に1stアルバム『First Howling : NOW』のリリースを記念して、東京・六本木ヒルズアリーナでショーケースを開いた。
BTSの生みの親であるパン・シヒョクがスペシャルアドバイザーを務めたオーディション番組『&AUDITION – The Howling -』で誕生した&TEAMは、2022年12月7日にデビューして以来、日本と韓国を拠点に精力的な活動を展開。唯一無二の魅力を放つパフォーマンスと卓越した歌唱力で音楽シーンに新風を吹き込んでいる。
この日の模様は所属事務所・HYBE LABELS JAPANの公式YouTubeチャンネルで生配信されたが、彼らにリアルに会えたのは抽選で選ばれたファンのみ。9人のメンバー(EJ、FUMA、K、NICHOLAS、YUMA、JO、HARUA、TAKI、MAKI)のハイレベルなステージングを間近で観ることができるとあって、会場の熱気はオープニングから最高潮だった。
イベントは『First Howling : NOW』の収録曲「Dropkick」でスタート。今回のアルバムは「9人が力を合わせて果敢に世界をより良く変えたいという決意」(TAKI)を宣言したもので、「そのスタートラインに立ったことを爽やかなメロディラインで表現した」(JO)同曲で早くもファンとの一体感が生まれた。
マスコミ向けのソロ撮影とグループショットの後はMCとのトークタイムへ。先ほど披露した「Dropkick」は、アルバムのコンセプトのひとつである“スタートライン”を表現した爽やかなメロディラインが印象的なナンバーだったが、FUMAは「僕たちの目標であるBTSの大ヒット曲『Dynamite』を手掛けたデヴィッド・スチュワートさんがこの曲に関わっていると聞いて光栄に思いました」と嬉しそうに語った。
そして収録曲「チンチャおかしい」の話題になると、振り付けに参加したKは「可愛すぎず、かっこよすぎず、なおかつキャッチーであることを意識して作りました。タイトルのインパクトがあるので、それに負けないような振り付けにしました」と特に気を遣ったポイントを解説。
今回のアルバムの目玉のひとつとなる「規格外(ALIEN)」は、TAKIにとって思い入れの強いナンバーだという。「自分のスタイルに合っていてとても好きです。僕が重要なパートを歌ったのですが、歌に真剣に取り組むきっかけになった曲だと思います」とコメントした彼に対して、他のメンバーは「オーディションを受けていた頃からずっとサビを歌いたいと言っていたので、自分のことのように嬉しかった」(K)、「TAKIの声に合っている」(EJ)、「彼はこの曲で自信が付いた気がする」(NICHOLAS)と大絶賛。客席からも温かい拍手が沸き起こると、TAKIは照れながら笑みを浮かべた。
『First Howling : NOW』には2nd EPの中の1曲「Road Not Taken」やタイトル曲「War Cry」の韓国語バージョンも収められている。この点に関連してEJは、「韓国の音楽番組やバラエティ番組への出演をはじめ、【AAA】(アジアアーティストアワード)や【MAMA】(エムネットアジアンミュージックアワード)といった大きな授賞式にも参加する予定があります。グローバルグループ・&TEAMならではの活動に期待してもらえると嬉しいです」と抱負を語った。
MCとの楽しいひとときを終えた彼らは、【2024 &TEAM CONCERT TOUR ‘FIRST PAW PRINT’】と題した単独ツアーが来年1月からスタートすることをファンに報告。「道の駅も回ります!」(K)とジョークを飛ばすメンバーらの表情からは、とにかくこのツアーをファンと一緒に楽しみたいという気持ちがしっかりと伝わってくる。
イベントの最後はマスコミから事前にもらった質問に回答する時間が設けられた。「グローバルな授賞式で先輩アーティストと共演するが、意気込みは?」との問いに、TAKIは「先輩方のパフォーマンスを直に観られる機会なので、しっかり学ぼうと思っています」とコメント。また、「HYBEのボーイグループの成功DNA継承を立証するための必勝戦略は何ですか?」という少し難しい質問には、EJが「私たちも先輩たちと同じように全世界で素敵に活動できるように一生懸命努力して頑張っています。今回のアルバムは自分たちの魅力を見せるために細かい部分に注意を払いました」と力強く答えた。
さらに「今回の活動に当たって立てた目標や覚悟は何か?」と尋ねられると、YUMAは流暢な韓国語で「パフォーマンスに自信があるグループですから、より多くの方々に自分たちのステージをお見せして認められることが目標です」と返答。今度は2023年のキャリアのハイライトについて聞かれると、MAKIが英語で「いい質問です。やはり1stアルバムのリリースだと思います」とスムーズに返すなど、ワールドワイドな活動を目指すグループらしいやりとりが続くのが、いかにも&TEAMらしい。
イベントはいよいよエンディングへ。来場者との記念写真を撮った後は、メンバーの挨拶で締めくくった。
「デビューからもうすぐ1年になりますが、今までたくさんの方々に助けていただきながら活動してきました。これからはもっと積極的にアイデアを出したり、楽曲作りに参加したりしたいと思っています」(HARUA)
「今まで以上にファンの皆さんや関わってくださる方々のおかげで活動できているのを実感しています。これからはパフォーマンスの実力を上げるのはもちろんのこと、すべての人への感謝を忘れずに活動したいです」(JO)
「ファンのみなさんに誇りを持っていただけるような存在になりたいです!」(FUMA)
最後のナンバーは『First Howling : NOW』のタイトル曲「War Cry」。同アルバムのもうひとつのコンセプトである“ワイルド”を表現したナンバーで、「スピードやパワーが必要とされるサウンドであり、オオカミが前脚でひっかくような動作が入るダンス」(HARUA)が見どころだ。
同曲を収めた『First Howling : NOW』はビルボードジャパンの総合アルバム・チャート“Hot Albums” と週間アルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”(集計期間:2023年11月13日~11月19日)で1位を獲得。来年開催される初の単独ツアーで&TEAMの人気はさらに上昇するに違いない。これからも9人の強い結束力さえあれば、恐れるものは何もないはずだ。
Text by まつもとたくお
◎イベント情報
【&TEAM 1st ALBUM SHOWCASE [First Howling : NOW]】
2023年11月16日(木)
東京・六本木ヒルズアリーナ
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