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テイラー・スウィフトの『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』が2週目の首位を獲得した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
先週、2023年最大の週間ユニット1,653,000を記録して1位に初登場した『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』は、今週の集計期間(2023年11月3日~11月9日)にアルバム・セールスが122,000、アルバム・ストリーミングが121,500(1億5,954万回)、トラックによるユニットは1,500をそれぞれ記録して、累計245,000ユニットを獲得した。なお、今週の集計期間最終日の11月9日には「スラット!」のアコースティック・バージョンを収録したデラックス・デジタル・ダウンロード・エディションがリリースされている。
続いて今週2位には、BTSのJUNG KOOKによる初のソロ・アルバム『GOLDEN』が初登場。ソロとしては初のランクインで、BTSのメンバーとしては以下に続く6人目のTOP10入りを果たした。
RM
3位『Indigo』(2022年)
JIMIN
2位『FACE』(2023年)
Agust D(SUGA)
2位『D-DAY』(2023年)
J-HOPE
6位『Jack in the Box』(2023年)
V
2位『Layover』(2023年)
JUNG KOOK
2位『GOLDEN』(2023年)
なお、BTS(グループ)の作品はこれまで7作がTOP10入りしていて、そのうち6作が1位を獲得している。
『GOLDEN』は、初週アルバム・セールスが164,800(今週のトップ・セールス)、アルバム・ストリーミングが29,800(全10曲で4,159万回)、トラックによるユニットは15,600を記録して、累計210,200ユニットを獲得した。
セールス164,800枚の内訳は、CDによる売上が128,500枚、デジタル・ダウンロードが36,300で、現時点ではアナログ盤とカセットテープは販売されていない。CDは特典とカバー・アートの異なる16種類のパッケージがあり、そのうち小売店限定のものがあった。デジタル・ダウンロードも、ボイスメモやデジタルサイン付きのものなど特典とカバー・アートの異なる9種類のバージョンがあった。
『GOLDEN』からは、今年の7月29日付ソング・チャート“Hot 100”で「Seven feat. ラトー」が1位、10月14日付で「3D with ジャック・ハーロウ」が5位にTOP10入りを果たし、アルバムのヒットを後押しした。
3位は、ドレイクの『フォー・オール・ザ・ドッグス』(81,000ユニット / 15%減少)が同位をキープして、モーガン・ウォレンの『ワン・シング・アット・ア・タイム』(65,000ユニット / 2%増加)は5位から4位、バッド・バニーの『Nadie Sabe Lo Que Va a Pasar Mañana』(60,000ユニット / 19%減少)は4位から5位に順位を入れ替えた。
続いて今週6位には、2023年9月1日に76歳で死去した故ジミー・バフェットの遺作『Equal Strain on All Parts』がデビューして、通算14作目のTOP10入りを果たした。本作には、エミルー・ハリスやアンジェリーク・キジョー、レニー・ギャラント、ウィル・キンブロウ、ポール・マッカートニー等の大物ミュージシャンが参加している。
『Equal Strain On All Parts』の初動ユニットは53,000で、その内訳はアルバム・セールスが51,000、アルバム・ストリーミングが2,000だった。セールス51,000枚の内訳は、CDが26,000枚、デジタル・ダウンロードが15,000、アナログ盤が10,000枚で、LPはカラーの異なる2種類(内1種が小売店限定)が販売されている。
以下、ロッド・ウェーブの『ノスタルジア』(45,000ユニット / 3%減少)が6位から7位に順位を下げて、ザック・ブライアンの『ザック・ブライアン』(45,000ユニット / 2%増加)は9位から8位に上昇。テイラー・スウィフトの『ミッドナイツ』(43,000ユニット / 3%減少)は7位から9位にダウンして、10位はシザの『SOS』(42,000ユニット / 1%減少)が同位をキープした。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは11月17日以降掲載予定となります。
◎【Billboard 200】トップ10
1位『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』テイラー・スウィフト
2位『GOLDEN』JUNG KOOK
3位『フォー・オール・ザ・ドッグス』ドレイク
4位『ワン・シング・アット・ア・タイム』モーガン・ウォレン
5位『Nadie Sabe Lo Que Va a Pasar Mañana』バッド・バニー
6位『Equal Strain on All Parts』ジミー・バフェット
7位『ノスタルジア』ロッド・ウェーブ
8位『ザック・ブライアン』ザック・ブライアン
9位『ミッドナイツ』テイラー・スウィフト
10位『SOS』シザ
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