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“休養と回復”のためにここ数週間休んでいたルイス・キャパルディが、【グラストンベリー・フェスティバル】でステージに復帰した。
現地時間2023年6月24日に出演した同フェスのセットを、全米No.1ヒット「サムワン・ユー・ラヴド」で締めくくった際、彼の体に不随意運動が現れ、一人でこの曲を完走することができなくなってしまった。するとフェスの観客が一斉に彼の代わりに大合唱し始めた。
キャパルディは、突発的な反復運動や音声チックを伴う神経疾患であるトゥレット症候群と診断されていることを公にしている。今年4月に彼は、この病気が原因で最終的には完全に音楽を辞めざるを得なくなるかもしれないと明かしていた。
彼は同月の英The Timesとのインタビューで、「僕のチックは今、ステージ上でかなりひどくなっているんです。それに打ち勝とうとしています。もしできなかったら、もうどうしようもありません。ギターを弾いているときの方が楽なんですが、ギターを弾くのが嫌いなんですよ。歩く矛盾ですね」と話していた。
さらに彼は、「こうなるのは音楽を作っているときだけなんです。しなければ、一度に何か月も大丈夫でいられます。だから奇妙な状況なんですね。今はトレードオフに価値があるわけです」と続け、「でも、もし自分自身に取り返しのつかないダメージを与えるようなことになったら辞めます。大げさな表現は嫌いですが、音楽を続けられなくなる可能性は非常に高いです」と述べていた。
6月初旬にキャパルディは、スコットランド・グラスゴー、アイルランド・ダブリン、英ロンドン、ノルウェーでのライブをキャンセルした。中止を発表するメッセージで彼は、「(これを)タイプしなければならなことがすごくこたえます」と綴っていた。
彼は、「ここ数か月は精神的にも肉体的にもフル回転で、クリスマス以来まともに家に帰れていませんし、今はすべてを把握するのに必死です。少し休んで回復する必要があり、【グラストンベリー】やこれから行われるほかの素晴らしいコンサートに最高の状態で臨み、この先もずっと好きなことを続けていけるようにするために、休養と回復のための時間を取る必要があります」と説明していた。
「サムワン・ユー・ラヴド」は、2019年に米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で1位を獲得した。キャパルディは最近、2ndスタジオ・アルバム『ブロークン・バイ・ディザイア・トゥ・ビー・ヘヴンリィ・セント』をリリースしたばかりだ。
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