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現地時間2023年6月2日、米シカゴで行われた【The Eras Tour】公演で、テイラー・スウィフトがプライド月間にちなんだ心のこもったスピーチをした。
ソルジャー・フィールドでピアノの前に座った33歳のポップ・スーパースターは、“本物の人生を生きている輝かしい大勢の人々”に特別なエールを送り、自身のコンサートがLGBTQコミュニティのための“安全地帯”であることをファンに保証した。
テイラーは、「今夜(観客席を)眺めると、美しく本物の人生を生きているたくさんの素晴らしい人たちを目の当たりにしています。そしてここはあなたのための安全地帯です。ここはあなたの祝祭の場です」と述べた。続けて彼女は、「私がすごく“プライドフル”に(誇らしく)感じることのひとつは、皆さんと一緒にいられて、皆さんがお互いに交流している姿を見ること、とても愛情深く、思いやりがあり、気遣いがあるさまを見ることです」と語った。
彼女はまた、2019年の『ラヴァー』に収録されている「ユー・ニード・トゥ・カーム・ダウン」にも触れた。この楽曲には、「とにかく彼のガウンを踏まないでくれる?」や「悪口を言ったところで誰かのゲイ(の度合い)が減るわけじゃないし」といった歌詞が登場する。この曲は2019年に米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で2位を記録した。
テイラーは観客に、「皆さんは、あの歌詞をあれほど連帯して、あれほど支え合いながら、あれほど勇気づけられる、美しい、受容と安らぎと安全(のヴァイブスで)叫んでいました」と述べ、「全ての場所が、LGBTQコミュニティの人々にとって安全で美しい場所であってほしい」と続けた。
そしてテイラーは、LGBTQコミュニティをターゲットにした米国での最近の法案に話を移した。「LGBTQやクィア・コミュニティの人々を危険にさらすような有害な法案がたくさんあります」と彼女は述べ、「全ての人、全てのアライ、全ての愛する人、そしてこれらのコミュニティの全ての人にとって苦痛です。だから私はいつも“中間選挙はこの時、重要な鍵となる予備選挙はこの時”などと投稿しているんです」と説明した。
彼女は、「プライド月間中の支持はしたいだけすればいいですが、もし私たちがこれらの選出された議員についてリサーチをしていないなら……かれらは支持者なのか?かれらは味方なのか?かれらは平等を守る人たちなのか?自分はかれらに投票したいのだろうか?(と自問し続けるべき)」と語った。
テイラーは、2018年後半に地元テネシー州の上院議員候補である民主党のフィル・ブレデセンを支持するまで、キャリアを通じて政治の話題にはほぼ無言を貫いていた。それ以来、彼女は世の中で起こっているあらゆることについて率直な意見を述べるようになった。
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