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DXTEENが、5月19日に【DXTEEN DEBUT SINGLE「Brand New Day」SHOWCASE】を東京・Zepp Haneda (TOKYO)にて開催した。
LAPONEエンタテインメントがJO1、INIに続いて手がける3組目のグローバルボーイズグループとして2023年2月に結成が発表され、5月10日にシングル『Brand New Day』でデビューを果たしたばかりのDXTEEN。グループ名にも込められている“青春“、“成長“というコンセプトを体現するようなフレッシュな姿で、NICO(DXTEENの公式ファンネーム)との楽しく和やかなひとときを過ごした。彼らにとって初めてのショーケースイベントとなった同イベントの模様を独自レポートする。
SEの音量が上がり会場が暗転すると、DXTEENの6人が登場し、あわせて彼らのデビューシングル・タイトル曲「Brand New Day」がスタート。明るいピンクとベージュを基調にした少しオーバーサイズな衣装が、彼らのフレッシュさ、少年らしい無邪気さを引き立てる。まだデビュー間もない彼らのステージに、観客も楽しみつつ、見守るような視線を送っていたのが印象的だった。
曲が終わると、メンバー6人と入れ替わるように、本日のMCを務めるサッシャがステージに登場し、トークパートがスタート。DXTEENの結成お披露目記者会見でも司会を務めていたというかねてからの縁もあり、再びステージに招き入れられたメンバーたちもリラックスした様子だ。ひとりずつメンバーカラー、「DXTEENの〇〇」との二つ名、そして年齢を合わせて自己紹介をすると、まずは最初のコーナー「サイコロトーク」へ。大きなサイコロを転がし、出た目に書かれたテーマに合わせてトークをする……というどこか懐かしいシステムで、まずは福田歩汰がテーマ『初めてのMV撮影』の目を出し、「Brand New Day」のMV撮影のときに「セットの床に敷き詰められていたタイルをダンスで割ってしまい、せっかくのタイルを全て剥がしてもらうことになった」エピソードを披露。続く寺尾香信もテーマ『初めてのMV撮影』を引き当て、「いちばん最初に僕が桜吹雪の中で振り返るシーンがあるんですけど、風が強くて大変で。まばたきも大変だった(笑)」と初々しく語る。
また、谷口太一は『メンバーのマル秘話』の目を出し、グループが6人体制になったときの思い出として「韓国で美容院に行ったら、カット+ダウンパーマのオーダーのはずだったのに(田中)笑太郎の髪型がカッパみたいになってて。前髪よりサイドの髪の方が短いんです(笑)」と暴露。大久保波留は「僕人見知りで、そのときは笑太郎とあんまり話ができていなかったんですけど、その髪型をきっかけに仲良くなりました(笑)」、平本健は「美容師さんに、韓国では『最近こういうのが流行りです』って言われてて」とフォロー。「笑太郎がよかったら、いつかTwitterで(公開したい)……」とメンバーたちと観客が盛り上がり、それに田中は「マジでやだ~!(笑)」とリアクションしてみせた。
大久保は、初投では勢いあまってステージ上からサイコロを落としてしまうものの、Take2では『初めてのショーケース』を引き当てる。会場からのリアクションに「もっといけますね……!」と声出しを煽り(天然キャラな彼らしい、どこかぎこちない声出し練習の時間も起こった)、「声があると僕たちも嬉しい!」と、笑顔でNICOに大きな声援を募った。続く平本もサイコロを振るものの、すでに2回続いている『初めてのMV撮影』の目が出て「MV撮影(のエピソード)もうないですよぉ~」と嘆く。そして、何度か転がして出た『気になってしょうがないこと』として、グループのリーダー・谷口が「いつも楽屋で『スクッ』と謎の奇声を上げている」ことを明かして他メンバーからの共感を集めると、谷口が拗ねてしまう一幕も。ラスト、田中は「そのメンバーに対するスタッフからのタレコミ」を意味する『★』を引き当て、「宿舎の扇風機の羽を、設置されてすぐに田中がぶつかって壊した」エピソードが明らかに。ちなみに壊してしまった羽は、寺尾と一緒に安いものを手に入れられたとのこと。
衣装チェンジタイムを兼ねたサイン入りポラロイドの抽選会を挟むと、デビューシングルより、爽やかでロマンチックな「Come Over」、顔を指でトントンつつくような振り付けがとことんキュートな「Unlimit」を続けて披露。どちらも彼らの“青春感“というコンセプトに沿いながらも、振り幅のある表情とパフォーマンスで、6人の底の見えないほどのポテンシャルの高さを見せつけた。
続いてのトークパート企画は、「“NICO“の質問にニコニコ答えちゃう!」と題した、事前に会場のNICOから募った質問をその場で引いて答えていくというもの。最初の質問「いちばん女装が似合うメンバーは?」では、大久保が「女装」を「助走」と勘違いしパニックになり、メンバーがフォロー。「最近のマイブーム」の質問では、寺尾の「猫カフェによく行くんですけど、カフェの中にドリンクバーやゲームコーナーがあるところがあって。猫を膝に乗せてゲームするのがめちゃくちゃ楽しいです!」との回答に、ステージ上からも驚きの声が上がる。「学生時代好きだった教科」では、「国語。小6の漢字テストで100点取りました!」と福田が得意気に。そして「いつか立ちたいステージ」との質問では、「【KCON JAPAN 2023】で立った幕張メッセに、今度は単独公演で立ちたい」(大久保)、「東阪ドーム! 東京ドームと京セラドーム大阪」(田中)、「韓国をはじめ、海外のステージ」(福田)、「メンバーの地元。僕だと広島グリーンアリーナ」(寺尾)、「甲子園球場」(平本)、「【MAMA】のステージ」(谷口)とそれぞれ目標を語る。そのときの6人それぞれの表情が、希望に満ちてキラキラしていたのが眩しかった。
コーナーを終えると、ステージ上にはふたたび6人だけが残り、ひとりずつ終わりの挨拶へ。「ステージに立てているのはNICOのみんなのおかげ。もっともっと幸せを届けていきたい」(福田)、「いろいろなステージに立たせていただいているけれど、NICO“だけ“っていうこの空間が、僕にとっては特別だなあって。NICOだけとの特別な時間をこれからもっと過ごして、最高の思い出にしていきたい。NICO大好きだよ!」(寺尾)、「NICOのみなさんが喜んでくれる姿を見られて僕たちDXTEENも嬉しいですし、もっと頑張ろうと思えます。もっともっと成長して、NICOのみなさんに誇ってもらえるようなアーティストになりたい」(谷口)、「デビューしてから毎日が楽しくて、この6人でよかったなと思うし、ファンのみなさんがついてくださるのが幸せです。いつもありがとうございます! これからもよろしくお願いします」(田中)、「僕たちがデビューできたのもみなさんNICOのおかげです。もっともっと大きい存在になるので見届けてください!」(平本)、「NICOのみんなに、大きなステージで楽しくパフォーマンスする僕たちを見てほしい。絶対にみんなが知ってるようなグループになるので、そのときまでついてきてくれますか?」(大久保)と、それぞれがデビューできた喜び、そして支えてくれるNICOへの深い感謝をそれぞれの言葉で語った。そして最後は、彼らの先輩であるJO1の川尻蓮が振付を手がけた「Sail Away」をパワフルに披露し、本編を締めくくった。
NICOからの熱い「DXTEEN!」コールに呼ばれてスタートしたアンコールでは、先日5月13日にDXTEENが【KCON JAPAN 2023】のステージにてカバーしていた、NCT DREAM「Candy」を披露。曲名がメンバーの口から告げられた瞬間、会場からは驚きと歓喜の悲鳴が上がった。NCT DREAMも元々は“K-POP第1世代“H.O.T.が1996年に発表していた同名曲のリメイクだということもあり、曲全体にどこかレトロさもありつつ、彼らの可愛らしさが際立っていた。
そしてエンディングでは、リーダー谷口が「これからもNICOのみなさんに幸せになってもらえるように、僕たちもがんばっていきます!」と宣言。その決意を讃えるようなあたたかい拍手とともに、ショーケースの幕を下ろした。
デビューして間もないながら、先の【KCON JAPAN 2023】をはじめ多くのライブに出演し、ステージ経験を着々と積んでいるDXTEEN。今回のショーケースではまだ初々しさも残しつつ、パフォーマンスでは余裕すら感じるほどのはじける笑顔を見せてくれた。彼らの“成長“はきっと、まだまだ止まらない。
Text by Maiko Murata
(C) LAPONE Entertainment
◎公演情報
【DXTEEN DEBUT SINGLE「Brand New Day」SHOWCASE】
2023年5月19日(金) 東京・Zepp Haneda (TOKYO)
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