デュラン・デュラン、年内リリース予定のニュー・アルバムにアンディ・テイラー参加

　現地時間2023年3月20日、デュラン・デュランが今年中にニュー・アルバムをリリースすることをインスタグラムで認め、元ギタリストのアンディ・テイラーが一部の楽曲でギターを演奏することを発表した。

　この声明でバンドは、「デュラン・デュランは、今年後半にBMGからリリースされる特別な新曲プロジェクトが進行中であることを発表します。新曲には、デュラン・デュランの新旧の拡大家族や友人たちがフィーチャーされ、元バンド・メンバーのアンディ・テイラーも数曲でギターで参加してくれます」とコメントしている。

　デュラン・デュランは、1985年のジェームズ・ボンド映画のテーマ「007/美しき獲物たち」（A View to A Kill）のリリース後に分裂し、アンディとベーシストのジョン・テイラーは故ロバート・パーマー、トニー・トンプソンとパワー・ステーションを結成、ほかのメンバーはアーケイディアを結成した。アンディは1986年のアルバム『ノトーリアス』のセッションに参加し、その後ソロ活動を開始した。そして2004年のアルバム『アストロノート』でデュラン・デュランと再会し、ツアーにも参加した。

　 アンディは2018年にステージ4の前立腺がんと診断された。2022年11月に行われたデュラン・デュランの【ロックの殿堂】入りの際、現メンバーのサイモン・ル・ボン、ジョン・テイラー、ニック・ローズ、ロジャー・テイラーと共に式典に参加予定だったが、病気のため欠席せざるを得なかった。

　ジョンは最近、英The Mirrorとのインタビューでデュラン・デュランのニュー・アルバム、そしてアンディの参加について語った。彼は、「僕たちは今、年末に出る予定のアルバムに取り組んでいて、（アンディ・テイラーが）ギターを弾いています。アルバムにはカバー曲がたくさん入っています。子どもだった頃に僕らにとって意味のあった楽曲です。なので彼がそのプロジェクトに参加してくれたのはよかったです」と述べていた。