ニッキー・シックス、モトリー・クルーの50周年まで活動を続けることを示唆

　モトリー・クルーのニッキー・シックスが、2022年12月にブラジルのラジオ番組『A Rádio Rock』と行ったインタビューの動画が改めて話題になりはじめている。動画内で現在64歳のニッキーは、モトリー・クルーが2031年に50周年を祝う姿が想像できると発言している。

　彼によると、数か月前にメキシコでメンバーやその家族、友人たちと共にトミー・リーの還暦を祝った際に、今後もバンド活動を続けていくことについて話し合う場面があったそうだ。

　「俺とトミーとヴィンスが話し合ったんだ。俺は“二人はこれから8年間なにしてる？”と聞いて、皆笑いながら“分からないよ”と答えた。それに対して俺が“どうせなら50周年まで続けないか？”と返したんだ」とニッキーは振り返った。モトリー・クルーは1981年に結成し、2031年が結成50周年となる。

　ニッキーはさらに「つまり今やっているのは“ラスト・ツアー”なんかじゃないということ。実際のラスト・ツアーがどんなものになるかは分からない。ただ一つ言えるのは、今バンドは活動を最高に楽しんでる。止める必要があるか？ってこと」と付け足した。

　モトリー・クルーは2014年に“ツアー活動停止”の合意書にサインし、2015年12月のロサンゼルス公演が最後のライブになると誓った。ただ、その数年後には判断が時期尚早だったことが明らかになっていった。結局コロナ禍による延期を経て、2022年にモトリー・クルーはデフ・レパード、ポイズン、そしてジョーン・ジェットと共に1.7億ドル（約230億円）以上の興行成績を生んだ【The Stadium Tour】を開催した。バンドは現在デフ・レパードと共に7月までワールド・ツアーを周っていて、その後8月中旬まで北米スタジアム・ツアーを開催する。

　もしバンドが2031年まで活動を続けていたらメンバーは全員70代となる。2022年に長年苦しんできた背骨の難病の症状を理由に勇退したオリジナル・メンバーのギタリスト、ミック・マーズは2031年には80歳となっている。例外なのはミックの後任となるギタリストのジョン5で、彼は61歳となっている。