聖飢魔II、35周年記念ツアー最終公演を完了!“天地逆転唄法”も炸裂したライブのレポートが到着

2023年2月16日 / 12:00

『聖飢魔II期間再延長再集結「35++執念の大黒ミサツアー FINAL」』2023年2月15日 at 国立代々木第一体育館 (okmusic UP's)

 10月16日の松戸・森ノホール21公演を皮切りにスタートした聖飢魔IIの期間再延長再集結「35++執念の大黒ミサツアー」(全15公演)は全国を恐怖のどん底に陥れ、魔暦25(‘23)年2月15日(水)東京・国立代々木第一体育館にて最終公演を完了し6度目の解散をした。

 当日は10,000人を超す信者が集結! 追加公演及び35周年++公演の全会場SOLD OUTとなり参拝券(チケット)が入手出来ない信者(ファン)が続出したために、最終公演はWOWOWでの生中継に加え、全国31館の映画館にてライブ・ビューイングが実施された。

 全国で行われていた「35++執念の大黒ミサツアー」終演後にデーモン閣下が語る説法時に最終日までのカウントダウンをしており、遂にこの日が…という不安な気持ちと、プラチナチケットを獲得し大黒ミサを待ちわびていた信者たちが集結している会場は異様な熱気に包まれていた。そして遂に「35++執念の大黒ミサツアー FINAL」の幕が切って落とされた。

 「創世紀」が始まると棺桶の中からデーモン閣下が登場。大熱狂の中「EL.DORADO」でスタート、この曲は聖飢魔IIが1999年の12月31日の本解散最後の演奏曲となった曲で、これまでの再集結シリーズでも必ず最後に演奏される曲、派手な特効と共にいきなりクライマックスかの様な演出で驚きと大興奮の中で怒涛の3曲を披露。

冒頭のMCでは、「聖飢魔II期間再延長再集結「35++執念の大黒ミサツアーFINAL」へようこそ!! この日が来てほしいような、来て欲しくないような気分だろうお前ら! 我々もそうだ!! まーとりあえず楽しめ! 泣いたり笑ったりしながら帰っていけばいいじゃないか!!」と語り「RUN RUN RUN」へ。

 黒ミサ中盤では、両A面小教典(シングル)として魔暦18年(2016年)6月15日に発布された「呪いのシャ・ナ・ナ・ナ」(映画『貞子vs伽椰子』主題歌)、「STORMY NIGHT」では、聖飢魔IIの初代ベーシスト・ゾット星島親分が登場し会場を恐怖に陥れた!!「蠟人形の館」「DEAD SYMPHONY」では、このツアーで7年ぶりに復活させている、あたかもデーモン閣下が3点倒立をしているかのように我々人間には見えるが、実は地球の天地をひっくり返して歌う、伝説の歌唱法「天地逆転唄法(てんちぎゃくてんしょうほう)」が炸裂した。大黒ミサツアー15会場全てで披露し、否応なしにヒートアップして行く。人間年齢60歳を超えて驚くべき身体能力だ!

「音楽は我々を助けてくれるし、諸君もまた救われているかもしれない。本解散の時に吾輩はこう言った。明日からは聖飢魔IIがライバルだと。聖飢魔IIを超えていかなければ聖飢魔IIに失礼じゃないかと。今回の再集結で思い知った。それはおこがましい発言だったと。今日は今日で最後だ!! 今日の大黒ミサの為にこの最後の曲を地獄より愛を込めて贈りたい」

 第2部、35周年++の最終楽曲に聖飢魔IIが選んだのは、昨年23年ぶりに発布した新譜大教典『BLOODIEST』(オリコン週間アルバムランキング第4位を獲得)からのリード曲「LOVE LETTER FROM A DEAD END」、この曲で最後を締め括る事が3年以上をかけて再集結ツアーを完結させた聖飢魔IIの執念のメッセージでもあった、そして「楽しい時間をありがとう。今日の日はお別れだ。では、また逢えるかな?」と告げると魔界へ続くブラックホールが現れ、構成員達はそれぞれ魔界に姿を消した。

聖飢魔IIは、魔暦元年(‘99)12月29日〜31日に(当時の東京ベイNKホール)行われた解散大黒ミサで地球征服を完了し解散。その後人類の悪魔化を視察する為に国内外をはじめ約5年おきに[魔暦7(‘05)年、魔暦12(‘10)年、魔暦17(‘15年)]、期間限定で再集結し大黒ミサツアーを行なって来た。だが魔暦22(‘20)年、地球デビュー35周年時は新型コロナウイルス蔓延の煽りを受け、2年連続で、事前に収録したヴィデオを上映し、生トークコーナー[魔暦22(’20)年]やアコースティックを中心にした変異生黒ミサツアー[魔暦23(’21)年]に内容を変更せざるを得なかった。聖飢魔IIは地球デビュー35周年の大黒ミサツアーを本来の形で行うために、再集結期間を2年延長し、魔暦24(’22)〜本年にかけて、真の35周年を執念で実現させた。

ライブ写真撮影:山田晋也

<セットリスト>

『聖飢魔II期間再延長再集結「35++執念の大黒ミサツアー FINAL」』

2023年2月15日 at 国立代々木第一体育館

M- 1 創世紀

M- 2 EL.DORADO

M- 3 RATSBANE

M- 4 Run Run Run!

M- 5 Good Night Melodies(Syuto solo)

M- 6 BAD AGAIN

M- 7 ⻤

M- 8 魔界舞曲

M- 9 RENDEZVOUS 60 MICRON’S

M-10 嵐の予感

M-11 呪いのシャ・ナ・ナ・ナ

M-12 STORMY NIGHT〜蠟⼈形の館~DEAD SYMPHONY

M-13 WHAT’S HAPPENING?

M-14 地獄の皇太⼦

M-15 WINNER!

M-16 永遠の詩 -A Song Of Deceased –

M-17 BRAND NEW SONG

M-18 LOVE LETTER FROM A DEAD END


音楽ニュースMUSIC NEWS

故マック・ミラー、遺作AL『バルーンリズム』が『サークルズ』5周年記念日にリリース決定

洋楽2024年11月22日

 故マック・ミラーの遺族が、2020年にリリースされた最初の遺作アルバム『サークルズ』の5周年を記念して、2枚目の遺作アルバムをリリースする予定だ。『サークルズ』は、2018年に急逝したミラーが生前に制作していたアルバムだった。  米ピッツ … 続きを読む

Eve、TVアニメ『アオのハコ』EDテーマ「ティーンエイジブルー」MV公開

J-POP2024年11月22日

 Eveが、TVアニメ『アオのハコ』エンディングテーマとして書き下ろした「ティーンエイジブルー」のミュージックビデオを公開した。  現在配信中の本楽曲は、11月27日発売のニューアルバム『Under Blue』にも収録される。 ◎映像情報 … 続きを読む

TM NETWORKのツアーに密着、デビュー40周年ドキュメンタリー映画の公開決定

J-POP2024年11月22日

 TM NETWORKのドキュメンタリー映画『TM NETWORK Carry on the Memories -3つの個性と一つの想い-』が、2025年春に劇場公開される。  1984年4月21日に、シングル『金曜日のライオン』でデビュー … 続きを読む

モーニング娘。’24が初登場、「恋愛レボリューション21」を披露<THE FIRST TAKE>

J-POP2024年11月22日

 モーニング娘。’24の一発撮りパフォーマンス映像『モーニング娘。’24 – 恋愛レボリューション21 / THE FIRST TAKE』が、2024年11月22日22時にYouTubeプレミア公開される。  一発撮りのパフォー … 続きを読む

tuki.、「15歳になるまでに作った曲」を集めた1stアルバム『15』リリース決定

J-POP2024年11月22日

 tuki.が、2025年1月8日に1stアルバム『15』を発売する。  同作は、tuki.が15歳を迎えるまでに作ったという楽曲が収録されたアルバム。「晩餐歌」をはじめ、「一輪花」「サクラキミワタシ」「ひゅるりらぱっぱ」といった既発曲のほ … 続きを読む

Willfriends

page top