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デイヴ・グロールとグレッグ・カースティンが主催するハヌカーを祝うライブ・イベント【ハヌカー・セッションズ】にデイヴの16歳の娘、ヴァイオレットが登場し、ジャニス・イアンのヒット曲「At Seventeen」(1975年)をカバーした。
彼女は、楽曲の主人公のように世界に疲れ切るにはまだ若い歌声を披露した。ヴァイオレットがティーンならではの不安や希望を描く歌詞をアコースティック・ギターを弾きながら歌い、それをデイヴが優しいドラム、グレッグがジャジーなピアノでサポートし、会場に静寂をもたらした。演奏が終わると、デイヴはヴァイオレットに笑顔を見せて拳を掲げた。
動画の説明文には「ジャニス・エディ・フィンクとして生まれたジャニス・イアンは、23歳の時に思春期からの成長を描いた名曲“At Seventeen”を作曲した。こちらがヴァイオレットによる再解釈だ」と書かれている。ヴァイオレットが印象的なパフォーマンスを行うのはこれが初めてではなく、9月に開催された故テイラー・ホーキンスの追悼ライブではレナード・コーエンの「Hallelujah」とジェフ・バックリィの「Last Goodbye」を難なく歌いこなしていた。
今年の【ハヌカー・セッションズ】で二人は、グレッグのザ・バード・アンド・ザ・ビーのバンド・メイトでもあるイナラ・ジョージと共に10ccの「The Things We Do For Love」、ピンクと共に「Get the Party Started」、そして映画監督のジャド・アパトーと共にブラッド・スウェット・アンド・ティアーズの「Spinning Wheel」を披露している。
デイブとグレッグが8日間にかけて、著名なユダヤ人ミュージシャンのカバーを投稿する【ハヌカー・セッションズ】は今年で3度目となる。今回は、全楽曲が12月5日に米ロサンゼルスのLargoで開催されたライブ・イベントで収録されるという初の試みを実施している。
第1弾の【ハヌカー・セッションズ】は、2020年12月のコロナ禍最初の冬に始動し、ハヌカーの各日に新しいカバーが投稿されていった。反ユダヤ主義者による事件やヘイトスピーチの急増を受け、5日に開催されたライブの収益は名誉毀損防止同盟へと寄付された。
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