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来春、ミニアルバムのリリースも決定したことを発表した諏訪ななかの3rdライブは、激しく盛り上がる曲だけでなく、ピアノの生演奏とともにしっとりと歌うコーナーもたっぷり。彼女の新たな一面も見られた3rdライブ<昼の部>の模様をレポート。
12月3日(土)山野ホールにて、諏訪ななか(=すわわ)の3rdライブが行われた。ステージには大きなクリスマスツリーが飾られ、クリスマスムードを感じさせてくれる。クリスマスソング(「We Wish You a Merry Christmas」)に乗せて、白いドレスをまとったすわわがステージに立つと、ミラーボールで反射する白い光が雪のように会場に降り注ぐ。揺れる白いペンライトもまるで雪のようだ。そんな景色にぴったりのウィンターソング「記憶ファンタジック」でライブがスタートすると、ワクワクするビートとキュンとする歌詞が魅力の「Holy holiday」で、会場を温めていく。この曲は、2ndミニアルバム『Winter Cocktail』に収録されている楽曲で、クリスマス感が漂う1曲。ちなみに冬の曲を集めた2ndミニアルバムの5曲はすべて披露されていた。
会場に冬の雰囲気を届けたあとは、「〇〇たい」三部作「溶けるみたい」「揺れていたい」「ふれてみたい」を3曲続けて披露。連続性のある歌詞なので、主人公の女の子の想いを歌に乗せて届けていく。観客も、パープルにしたペンライトを揺らしながら、時にクラップしながら歌の世界に入り込んでいた。
5曲を歌いきったあと、ステージにはピアノが準備される。彼女の楽曲を数多く手掛ける松坂康司がピアニストとして、クリスマス曲とすわわ楽曲をメドレー(のちに「クリスマス諏訪さんメドレー」と命名された)にして演奏すると、赤に緑をあしらったクリスマスカラーの衣装にチェンジしたすわわが登場。椅子に腰掛けながら倉木麻衣の「Winter Bells」をカヴァーする。続く「DATE-ALAMODE」は、もともとジャジーなトラックだったが、ピアノと歌だけで披露。ジャジーさは残しつつ、ぬくもりを感じるアレンジで、歌声も柔らかい。すわわも、サビでタンバリンを叩いて冬のムードを演出していた。
彼女のソロデビューの第一歩の曲である「So Sweet」もピアノとともに歌う。しっとりとしたアレンジながらもウキウキ感やこの曲の持つ甘さはそのまま。すわわも気持ちよさそうに歌っていた。
8曲を歌い終えて初めてのMC。ピアノをバックに歌うのは初めてとのことだったが、歌が引き立つ雰囲気がかなり良く、彼女の新境地のように思えた。松坂氏とのMCでは、すわわが「私の曲のほぼ半分書いてくれていますが、思い入れのある曲はありますか?」と松坂氏に質問。「『Lilac』は初めてコンペではなく書いてほしいとお願いされたので、すごい緊張して、いい曲を書かなければというプレッシャーもある中、三日三晩以上考えて、大事に作った曲です」と話すと、大きな拍手が起こっていた。
ピアノコーナーはまだまだ続き、その「Lilac」も披露。原曲と雰囲気がガラッと変わっているが、メロディが良いのでテンポが変わっても、歌の魅力が損なわれないのが素晴らしい。「ショコラ フレーズ」は彼女の歌声の切なさ、ファルセットの美しさが際立っていたし、「ノスタルジック・キネマ」は原曲の激しさや疾走感をピアノだけでも再現していた。ピアノ伴奏で歌った5曲はすべて松坂氏が作曲した楽曲ということで、あらためて、すわわのソロの世界観には欠かさない存在なのだと実感した。
ライブの終盤はガラッと雰囲気を変え、スタンドマイクでの「Merlot Tears」から。徐々に激しくエモーショナルになっていく楽曲で盛り上げていくと、「My Prologue」「Strawberry Egoist」と激しい曲を連続で歌う。観客も赤いペンライトを振り、最後はクラップをしながら熱くなっていく。
「激アツセクション、いかがでしたか? ここで告知があります。ミニアルバムの制作が決定しました! もうレコーディングも始まっていたりして、どんな曲があるのでしょうか。そして、松坂さんの曲はあるのでしょうか?(笑)。2023年春に発売予定ですので、楽しみにしていてください。今年はシングル1枚のみだったので、来年はもっとたくさんの新しい曲を皆さんにお届けしたいと思います!」と力強く伝える。
本編ラストは、彼女自身もケイト・スターヴェン役で出演中のTVアニメ『新米錬金術師の店舗経営』のEDテーマ「Fine Days」。伸びやかな歌声を響かせ、会場に爽やかな風を吹かせていた。
大きな拍手に応えてのアンコールは、「Wonderland!!」からカラフルにスタート! 彼女のかわいらしさもハジけたパフォーマンスで盛り上がると、「タイトルなのにやっていない曲があるのですが……、これが本当に最後の曲になります。盛り上がっていきましょう!」と伝えて、「Fine Days」のカップリング「Give Me Emotion!!」を披露。ライブでみんなと盛り上がるためにあるようなピアノロックを高らかに、そして笑顔で歌い上げ、みんなでハッピーに3rdライブを締めくくった。
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