ケレラ、ケイトラナダらプロデュースのダンス・トラック「On The Run」公開

2022年11月17日 / 09:30

 ケレラが、2023年2月10日に<Warp>より最新アルバム『Raven』をリリースすることを発表した。あわせて新曲「On The Run」を公開した。

 本曲は、カリブ海の影響を受けた型破りなダンス・トラックで、R&Bとクラブ・ミュージックの境界線を曖昧なものにしている。ケレラ自身に加え、ハイチ生まれカナダ育ちのトップ・プロデューサー、ケイトラナダ、ベルリンを拠点に活動するヨー・ヴァン・レンズ、同じくカナダのバンビー がプロデューサーに名を連ね、米LAのプロデューサー、アスマラもアディショナル・プロダクションで参加している。

 『Raven』は、デビュー・アルバム『Take Me Apart』に続く最新作だ。本作ではケレラとアスマラが共同エグゼクティブ・プロデューサーを務め、全曲でケレラが作曲とアレンジを担当している。その他、アンビエント・ユニット、OCAとしても活躍するヨー・ヴァン・レンズとフロリアン・T・M・ザイジグの二人、そしてLSDXOXOがアルバム全体のプロデューサーとして参加し、バンビーもアディショナル・プロダクションを提供している。

 新章を迎えたケレラが完成させた『Raven』は、極めて美しく、艶やかな音楽体験を提供する。先行曲「Washed Away」、「Happy Ending」を含め、本作に収録された15曲を通して、ケレラは自律性、帰属性、自己再生を探求している。

 ケレラは、「ダンス・ミュージックは黒人文化に起源があるにもかかわらず、このプロセスは、私が黒人女性として常に持っていた孤立感や疎外感から始まった。“RAVEN”は、私が暗闇の中でした最初の呼吸であり、社会の中で虐げられた黒人女性としての視点を肯定するものであり、私たちの脆弱性が力に転じたことを象徴するサウンドになってる」と話している。

 R&Bとダンス・ミュージックを横断するケレラは、その作品を通して音楽のみならず、アート、ファッションの世界でも存在感を発揮している。初期作品『Cut 4 Me』(2013)と『Hallucinogen』(2015)は、彼女の特異なスピリットを示しており、彼女の芸術性が、オルタナティブ、アンダーグラウンドR&B、エレクトロニックと異なる領域において重要な意味を持つことを証明している。その後、彼女はソランジュやゴリラズといったビッグネーム、ラッパーのダニー・ブラウン、ビョークやFKAツイッグスなどを手がけた映像作家、アンドリュー・トーマス・ホワンといったアーティストとコラボレーションし、様々なジャンルのクリエイターたちを魅了し続けている。

 『Raven』の国内盤CDには歌詞対訳・解説が封入される。LPは通常盤(ブラック・ヴァイナル)に加え、限定盤(クリア・ヴァイナル)、日本語帯付き仕様盤(クリア・ヴァイナル/歌詞対訳・解説)の3形態でリリースされる。

◎リリース情報
アルバム『Raven』
2023/2/10 RELEASE
BRC731 2,420円(tax incl.)
国内盤特典:歌詞対訳&解説冊子封入


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