高校生のライブ活動を応援! 『Summer of Youth2022』開催

2022年8月30日 / 12:00

『Summer of Youth2022』集合写真 (okmusic UP's)

今後の音楽シーンを引き立てるべく、“高校生の音楽活動の場をライブハウスの現場から!”と掲げた音楽イベント『Summer of Youth2022』が、2022年8月1日渋谷のSpotify O-nestにて開催された。

『Summer of Youth』はかつてO-WESTにて2019年までの間10年に渡り開催されていた『TOKYO HIGH SCHOOL ROCK』の後継イベントとして発足し、今回も高校生の出演者とイベントを盛り上げるゲスト2組が出演。

高校生の出演者は事前の音源審査を通過した「Blue rose paradigm」「Pon’ズ」「UNBALANCE」「子飼いのとなり」「匿名希望」の5組。

※当初出演予定だった 「alba」「Glitter」の2組は出演キャンセル

そして、ゲストバンドには「ルサンチマン」「桃色ドロシー Acoustic set.」を迎えた。

顔合わせから始まった1日は、皆緊張した面持ちながらもどこか楽しみそうな様子がうかがえる。
この日のステージのO.A.を飾ったのは「桃色ドロシー Acoustic set.」。

「桃色ドロシー」は高校時代に出場した軽音楽連盟主催『神奈川県大会』にて3大会連続優勝経験があり、2022年2月には母校に向けた熱い想いとともに母校の生徒たちをコーラスに迎えたデジタルシングル「Re:プロローグ」をリリースした。連日の路上ライブと8月中のツアーに向けて日々忙しく活動している中でも、自身の高校時代に得た経験から“高校生たちの力に”と今回の出演を決めたそう。

この日は急遽の出演だった為、いつものバンドセットではなくアコースティックセットでの出演だったが、フロアの心を掴んで離さないリリックとサウンドで、高校生もお客様もノリノリだ。
高校生出演者トップバッターを務めたのは「Pon’ズ」。

熱い気持ちと拳を込め、フラワーカンパニーズ「深夜高速」、THE BLUE HEARTS「リンダリンダ」をカバー、最後にオリジナル曲「やさしサンライズ」を披露した。「やさしサンライズ」はどこか懐かしく哀愁漂うメロディと独特の歌詞センスが光る1曲であった。
2組目は「UNBALANCE」。

オリジナル曲「蒼天」「あとがき」の2曲を披露。伸び伸びとした歌声、そして5人で楽しく演奏する姿にフロアも引っ張られ、自然と手を挙げ体を動かす人が多く見えた。

何を隠そう彼らは自身で制作したMVでエントリーしてきたのだ。高校生ながらも場の雰囲気を掴むことやMC慣れをしており、経験豊富さが伺えた。
3組目は「Blue rose paradigm」。

カバー曲としてBLUE ENCOUNTの「もっと光を」、そしてオリジナル曲「崩壊前夜」の2曲を披露した。生き生きとした表情と緩急のある歌声、そして崩壊前夜の名のごとく夜明けとともに彼らの将来がみえるような楽曲センスは圧巻であった。
4組目は「匿名希望」。この日出演の中で唯一の女性ボーカルバンドだ。

オリジナル曲「アネモネ」「始まり」の2曲を披露。青い空と草原をイメージさせるような、どこまでものびやかで透明感のある歌声、ボーカルの声を包み込むようなコーラス、やさしい楽曲からは想像が出来なかったまさかのフライングV。そのいい意味のギャップにも見ていて心が躍った。
高校生出演者 トリを飾るのは「子飼いのとなり」。

今回のエントリーの中で唯一のHIP HOPジャンルで応募。披露されたのはオリジナル曲「タンポポ」「RAP DOPENESS」。高校生離れしたライムを刻み、ひたすらに自分の気持ちをぶつける姿はHIP HOPの未来を輝かせる瞬間であった。実は「子飼いのとなり」という名前も韻を踏んで作られたもので、どこまでもHIP HOPが好きなんだという気持ちが感じられた。
高校生の演奏の後、最後に登場したのはゲストアクト「ルサンチマン」。『TOKYO HIGH SCHOOL ROCK 2019』出場者であり、高校時代より早くからプロと肩を並べて活動してきた。

20分間という短い時間の中、立て続けに5曲を演奏。息をする間もないほどの強烈な楽曲の数々、誰もが釘付けになるような魅せ方でフロアをどんどん巻き込んでいく姿は、まるで他を一切気にすることなく気が付くと観終わっていた、そんな一本の映画のようだった。骨太サウンドと繊細な音が入り混じったルサンチマンならではの音楽でフロアを圧倒。それはまさに’’一瞬’’であった。
ルサンチマンの演奏の後、表彰式が行われた。

<受賞者>

最優秀賞:匿名希望

審査員賞:子飼いのとなり

対バン賞:Blue rose paradigm

オーディエンス賞:Pon’ズ
一日を通して感じたことは音楽が好きで集まっている皆の気持ちの熱さだ。この日がこの先の時代をつくりあげていく未来の音であったことは間違いない。

Spotify O-nest Summer of Youth実行委員会


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