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2022年8月17日公開(集計期間:2022年8月8日~8月14日)のBillboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”で、B’zの『Highway X』が138,359枚を売り上げて首位を獲得した。
『Highway X』はB’zの22ndアルバムで、配信シングルとしてリリースされた2曲を含む全11曲が収録されている。同作は初動3日間で113,056枚、当週138,359枚を売り上げて、2位と約3万枚の差をつけて首位に立った。
本記事では『Highway X』の販売動向を調査する。図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/115793/2)は、『Highway X』と2019年5月にリリースされた前オリジナルアルバム『NEW LOVE』の実店舗での発売初週の地域別販売比率のグラフとなる。また、一般的なアルバムと比較するため、2022年に販売されたアルバムの地域別販売比率を全アルバムとしてグラフに追加している。
B’zの販売動向の特徴としてまず挙げられるのが、西日本での人気の高さだ。メンバー二人とも西日本の出身ということもあってか、B’zの作品は以前から西日本の地域の割合が高く、今作もその傾向は健在のようだ。特に中国地方と四国地方は『NEW LOVE』も『Highway X』も中国が6.9%、四国が3.1%と、全アルバムに比べて高い比率をキープしている。また九州に関しては『NEW LOVE』より比率は下がったものの、それでも全アルバムに比べ高い比率となっている。
さらに『Highway X』の収録曲は、5月よりスタートした全国ツアー【B’z LIVE-GYM 2022 -Highway X】にて先行披露されていた。その影響もあってか、リリース後に全国ツアーが開催された『NEW LOVE』と比べると、関東・九州以外の地方はパーセンテージを維持、または数字を伸ばしている。最も数字を伸ばした地域は近畿(+1.6%)で、同地方では7月に大阪城ホール公演が2日間開催されていた。
ただし、同ツアーで公演が行われなかった甲信越もパーセンテージを伸ばしているため、単純にこの3年間で関東以外の地域での人気が増した可能性も考えられる。2020年にはYouTubeでライブ映像を期間限定で公開したり、2021年には楽曲のストリーミング配信がスタートしたり、さらに11月には【B’z LIVE-GYM 2022 -Highway X】のツアーファイナルが全国47都道府県の映画館でライブビューイングされるなど、地域を問わず、より多くのリスナーがB’zの音楽を楽しめるようになったことが、さらなる人気増に繋がったのかもしれない。
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