マドンナ、“ブロック”されインスタでライブ配信できず「言葉が出ない」

　現地時間2022年5月20日、マドンナがインスタグラムでライブ配信を試みた際に、プラットフォーム上で“ライブ動画を共有することをブロック”されているというメッセージが表示されたことをその時の動画とともに明らかにした。

　「どういうこと？」とマドンナが話す動画には、カメラの画面に「コミュニティガイドラインに違反したため、あなたのアカウントから最近投稿が削除されました。このため、ライブ動画を共有することは一時的にブロックされています」というメッセージが表示されている。マドンナは「何が起こっているの？」と問うと、「こんなにたくさん重ね着したのは人生で初めてなのに！」と冗談を言っている。

　そして彼女のスタッフの一人が、ヘルプ・センターのタブをクリックし、措置の対象となる可能性がある投稿に関するルールを読み上げると、「インスタグラムは、人々が創造性を発揮して表現できる、偽りのない安全な場所であり続けることを目指しています」という部分に対して、マドンナは「言葉が出ない」と反応している。

　今回の件に関して、米ビルボードはマドンナやインスタグラムの運営会社メタへコメントを求めたが、記事掲載時までに返答は得られなかった。同社のコミュニティガイドライン改訂版は、“多様なオーディエンスに配慮した”写真や動画を投稿することを促しており、ヌードの投稿を許可していないことを強調している。「これには、性行為や性器、衣服を着けていない臀部のアップの写真、動画、デジタル処理で作成されたコンテンツなどが含まれます」とコミュニティガイドラインには綴られている。

　マドンナが、どの規定に違反したのかは現時点では明らかになっていない。現地時間5月19日、彼女は1998年に発売した『レイ・オブ・ライト』からのシングル「フローズン」のシックキックによる最新リミックスをリリースしていた。今回のリミックスには、新たなバースが追加されている。

　現在63歳のマドンナは、露骨な歌詞やビデオ、挑発的な衣装で、コンスタントに限界を押し広げてきた。ここ数か月間、彼女はシックキックとともに「フローズン」の様々なリミックスを発表しており、中には米ニュージャージー出身のラッパーの070シェイク、ネイジェリア出身の歌手ファイヤーボーイDMLなどが参加したものもあった。