MV撮影地としてもお馴染み、新宿末廣亭がクラウドファンディング開始

　新宿末廣亭のクラウドファンディングプロジェクトが始動した。

　新宿末廣亭は第二次世界大戦終戦後の1946年当時、焼け野原であった地に初代席亭の北村銀太郎が建設。以降76年にわたって江戸演芸の灯火を守ってきた。hy4_4yh feat.春風亭一之輔「SMK～サンマは目黒にかぎる（feat.春風亭一之輔）」、米津玄師「死神」のMVや、様々なドラマ映画の撮影などで使用されている。

　2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大に伴う経営悪化により、毎月赤字が続いているとのこと。2021年に落語協会、落語芸術協会の垣根を超えたクラウドファンディングプロジェクト『支援を寄席て』に参加。1億円以上の支援金が寄せられ、新宿末廣亭には2000万円が分配されたが、2022年5月現在も依然苦しい経営状況で、このままでは今夏までに破綻しかねないという。

　『支援を寄席て』は浅草演芸ホール、池袋演芸場、鈴本演芸場、お江戸上野広小路亭の合同プロジェクトだったが、今回は新宿末廣亭単独のクラウドファンディングとなる。支援金の金額に応じて返礼品を用意する。詳細は新宿末廣亭のオフィシャルサイトを参照。

新宿末廣亭
https://suehirotei.com/

新宿末廣亭クラウドファンディングについて
https://suehirotei.com/img/crowdfunding.pdf

（撮影：鈴々舎馬るこ）